続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

FC東京

思い寄せる 思い馳せる

多摩川クラシコの敗戦がとどめとなり、城福監督の解任及び池田フィジカルコーチの退任。そして、昨日篠田コーチの監督就任が発表されました。 城福前監督なりに最後まで抗って、何とかしようとしていたことは伝わってきました。しかし、これがまさしく「流れ…

シーズン当初の連戦のツケ、で済ませていいのか?

Q:今、FC東京が勝ち星を重ねられない原因をどこに見ているでしょうか?次の4択から答えなさい。 1 攻撃回数(シーズン2位)やシュート数(シーズン7位)ほど結果が出ていないオフェンス 2 被シュート数(シーズンワースト3位)が多く、大事なとこ…

このままでいいのか?このまま進むのか?

きら星のごとく、Jリーグにその姿を現したのは、2009年。その姿をこのように評したライターもいました。 number.bunshun.jp U-17日本代表で指揮官と選手として同じ時を過ごした縁もあってか、米本拓司は地元・ヴィッセル神戸との競合の末、城福浩が…

続かなかった「成功体験」 続けられなかった「センチメンタリズム」

クタクタながら、最低限の格好をつけて終えた1stステージ。そこから間髪を入れずに始まった2ndステージ第1節。「間が1週間も空かないのは、2ステージ制っぽくないね(苦笑)」とは思いながら、チャンピオンシップ出場へ向けた仕切り直しの1戦とな…

大人の自由研究~ぼくがえふしーとうきょうのかんとくになったら~

ファーストステージが終わりました。喜びがあれば悲しみもあり、納得があれば不満もあり、でも全体的には厳しいのぉ…と言わざるを得ない17試合だったかと思います。 個人的に何が厳しいと感じているか?それは「ベースが見えない」こと。ACLやJ3との…

いいとこ取って見たらいいじゃない~はじめてのJ3~

磐田の地で勝ち点3を取り損ねた翌日、味の素フィールド西が丘で行われたJ3、東京U-23対藤枝の試合を見に行ってきました。第12節にして初のJ3観戦とだいぶ出遅れた感はありますが、これまで何となく思っていたことも踏まえて何やら書いてみようか…

場つなぎな妄想~3-1-4-2編~

先日アップしましたこちらのエントリ。 re-donald.hatenablog.com そのまとめで、こんなことを書きました。 4-1-4-1が上手く機能しているが故に「当てはめづらい選手」が明確に浮かび上がってきているとも思っていまして。その象徴が、外国人トリオ。…

「リ」スタートライン

2月9日、Jのどのチームよりも先に公式戦を行ってから約3ヶ月。過ぎてしまえばあっという間でしたが、ここまでJリーグ12試合+ACL9試合、計21試合を戦い抜いてきました。すでに内容を忘れかけている試合もありますが(苦笑)、星取りはJリーグ…

悔しさをこらえながら

徳俵いっぱいいっぱいで上海の猛攻を耐え続けた東京の選手たち。時計は90分に近づき、残すはアディショナルタイムのみ。クラブの歴史を塗り替える瞬間は、目前に迫っていました。しかしその数分後、試合終了を告げるホイッスルと同時に歓喜に沸いたのは、…

分水嶺

4年ぶりとなるACLの戦い。Jリーグを「日常」と称するならば、「非日常」とも言えるこのコンペティションで――いつの日か、ACLも「日常」と言えるぐらいに、常に参加できるようになるのが夢ではありますが――クラブは様々な経験をし、ファン・サポータ…

できないことはできない。ならば、できることをできる限り

走行距離 117.515km(6位) スプリント数 180.3回(3位) パス成功率 73.3%(11位) ボール支配率 45.7%(14位) 攻撃回数 136.7回(2位) シュート数 14.1回(4位) シュート成功率 8.6%(18位) 被攻撃回数 134.4回(13位) 被シュート数 10.3…

何も変わっていないじゃないか by安西先生-データから見るここまで-

一歩進んでは一歩下がり、二歩進んでは二歩下がる。そんな歩みを見せている今季のFC東京。先日、開幕からの7連戦を踏まえた戦術面からの感想をアップしました。 re-donald.hatenablog.com そこでは、拙いながら戦術面で思ったことを中心に書きましたが、…

できると思うからこそ-戦術面から見るこれまでとこれから-

7連戦が終わりました。見ている側としては次々と試合を堪能できる喜びがありましたが、選手たちはまあ、大変にご苦労様でした。この先も厳しいスケジュールが待っていますがひとまず2週間、心身を癒し、体制を整え、また厳しい戦いに臨んでほしいと思いま…

「Coach」ではなく、「Manager」として

いきなりですが、「サッカーの監督に必要な資質とは?」と問われた時、皆さんはどのようなことが思いつくでしょうか?様々な回答が出るかと思いますが、私は以下の3つを総合的に備えていること、と答えます。 1:日々の練習で自身の戦術・哲学をチームに落…

ターンオーバー

富士ゼロックススーパーカップは広島が3-1でG大阪を撃破。広島の安定感とG大阪前線の豪華さ(と後ろの心もとなさ)が透けて見えた1戦だったかなと思います。ただ、両チームともミッドウィークのACL、そして週末のJリーグを見据えて、いろいろ考え…

「追い風参考記録」から見る収穫

本題に入る前に1つ。今回のエントリの書き出しを、城福監督の試合後コメント引用から始めようと思い、オフィシャルサイトの試合結果ページへ飛んでみたらなんと、 ※選手・監督の試合後コメントにつきましては、FC東京公式ケータイサイトよりご覧ください…

ニューイヤーカップを整理してみる。おまけで…

今季初タイトルが決まった直後に書き始めました今回のエントリー。ワタクシなりにニューイヤーカップ3試合を見まして、前回アップした妄想をもう少し現実に近づけながら、感じたことを短く。 前回のエントリーでは「今季のシステム、ベースは4−2−3−1、…

今だからできる、第2次城福東京への妄想

明けましておめでとうございます。本年も、当ブログはゆるゆる不定期に、書きたいことが浮かんできた時にだけ更新していきたいと思いますので、何卒ゆるく御拝読いただけたら、至極感謝にござりまする。 というわけで、年が明けました。マッシモトーキョーは…

身についた勝負強さ。足りなかった・・・

2015年のJリーグは間もなくクライマックス。いまだに2ステージ制&チャンピオンシップシステムには納得も肯定もしていないわけですが、それでも繰り広げられている白熱した試合を見てしまうと、東京がこの場に出られていたら…という無念さがどうしても湧い…

うねうねし続ける、わが妄想

ナビスコカップを挟んだ連戦が終わり、世間はただいま代表モード。そんな今だからこそ、こっそり東京のことを考えてみようと思い立ち。テーマはズバリ、「マッシモ式4−4−2の『仮説』」。 先日、大変に、大変に長ったらしい文章を書きまして、野澤英之をフ…

新たな「レジスタ」とともに

ついに発表された、武藤嘉紀のマインツ完全移籍。文字通り右肩上がりで、瞬く間にJリーグのトップスターへと駆け上がったこの俊英が、欧州でどれだけのプレーを見せてくれるのか。今はただ、期待して待っていたいと思っています。 と同時に、FC東京からす…

アッレグリ先生から学ぶ、マッシモトーキョーへの「処方箋」

お久しぶりでございます。拙いサッカー観を見直すべく、しばらーくブログをプライベートモードにして研鑽おりましたが(意訳:ただ忙しさに負けただけ)、ここらで再開したいと思います。と言っても、更新頻度はスズメの涙程度だけどね! 2015年Jリーグ…

変化に見る思惑

なにやら、FC東京関連ではお久しぶりの更新。別に倒れるほど忙しい!というわけではなく、平々凡々と暮らしておりました。 そんなFC東京。14戦負けなしを経て、ここ5試合は1勝1分け3敗とまた厳しいターンに入り、優勝はともかく、ACL圏内も非常…

変わったのか?変わらないのか?

ワールドカップの中断期間が明けて、J1の各チームは5試合(ACL組は6試合)を戦い終えました。リスタートダッシュを決めたチーム、決められなかったチーム、継続を選んだチーム、変化を求めたチーム、さまざま見られているところです。 さて、東京はこ…

思い出そう、あの頃の自分を

ワールドカップが終わって早5日。地球の裏側で行われた究極の非日常を約1か月間堪能し、明日からは、J1各チームのファンにとっては日常とも言えるリーグ戦がいよいよリスタートされます。 日本代表は、残念ながら世界に、そして自分という幻影に叩き潰さ…

「Fiesta」に染まる前に

J1クラブは、6月1日に行われたナビスコカップ予選リーグ第7節を持って中断に突入。J2以下はモリモリ試合が行われますが、世の中はワールドカップモードに突入しております。そんな4年に1度の祝祭を前に、自分なりに大テーマ2つに分けて書いてみた…

「可変型」の持つ可能性

悶々とした、鬱々とした日々がようやく終わりを告げた「サタデーナイト・フィーバー」。皆さんが仰るとおり、ゴールってのは入るときはスコーンと入るもので。もちろんそれは偶然ではなく、これまでと同様に相手の狙いを見極め、自身の狙いを定めて試合に入…

久々の採点業務

3月1日に開幕してからここまで、リーグ戦8試合、ナビスコカップ3試合、計11試合の公式戦が行われました。星取り的にはなかなかに厳しいスタートとなってしまいましたが、内容は1試合ごとに確かな向上が見られ、去る土曜日のC大阪戦は、まだ序盤戦な…

趣の異なる「理想と現実の狭間」で

サッカージャーナリズムの世界において、「理想と現実の狭間で…」という表現がしばしば用いられます。そのチームが、監督が、選手たちが追い求める「理想」はありながら、その理想になかなか辿りつけず、あるいは、理想への道程は間違ってなくとも結果が出ず…

センチメンタル・ジャーニー

ついに開幕した2014年Jリーグ。東京はアウェイ、日立台に乗り込んで柏と戦い、結果は1−1のドロー。内容については、インフルエンザに罹り、絶不調の中でボーっとテレビ観戦していたので(TBSチャンネルのスイッチングがど下手だったこともあって)…