続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

21/12/5 本日の二鞍

 今季のJ1リーグが終わりました。J2・J3も今日がクライマックス。天皇杯はまだ残っていますが、オフシーズンの気配です。どっしり競馬を楽しむ季節となりました。今日は2レース!

 

 

中山10R 市川S(ダ1800m

1スペロデア

11ノーブルシルエット

15グラスブルース

 

馬券:馬連 ◎-○  3連複 ◎-○-▲

   3連単 ◎○→◎○→◎○▲

 

 土曜の中山ダートは内枠、もしくは先行馬優勢の馬場。というよりは、外の砂が深いのか、風の影響だったのか、外から末脚を使えない馬場、が正しいでしょうか。

 

 本命はスペロデア。とにかく小回りが向く馬。前走も悪くないレース運びだったが、最後バッタリ。中山替わりは絶好でしょう。また、近2走逃げの手を打っていますが、逃げにこだわるタイプではなく、砂を被っても問題なし。スタートで大きな不利がなければ巻き返し必至と見ます。

 相手はノーブルシルエットで仕方ないでしょう。2走前は強烈な差し決着の中、唯一先行して粘りこみ。前走はそこから中2週で、さすがに反動がありました。今回は中8週開けられて、態勢十分。このメンバーなら地力一枚上でしょう。馬券は馬連に全集中。

 ボーナス狙いの3連系3頭目はグラスブルース。サンデーサイレンス系の血を持たない大型馬で、冬のタフなダート合いそうですし、一叩きされての上積みも期待。先行激化した時に差してくるならこの馬かと。

 

 

 

中京11R チャンピオンズC(ダ1800m

14ダノンファラオ

6テーオーケインズ

4インティ

7サンライズホープ

9オーヴェルニュ

 

馬券:単勝 ◎  馬連、ワイド ◎-○▲△

 

 ソダシの参戦で注目ががぜん増しているレースですが、ソダシから評価すれば、消しです。クロフネキングカメハメハシラユキヒメ一族と個体を取り上げればダートも走れると思いますが、総合的に見れば、スプリント適性が高く出るクロフネ牝馬というイメージ。フェブラリーSならば買ってもいいですけど、ややタフなこの条件では、ちょっと手が出しづらいです。

 

 本命はダノンファラオ。父アメリカンファラオで母系も米国ダートの血が固まるザ・米国型。こうしたタイプは得てして反動出やすく、連続好走できないのが特徴の一つですが、戦績を見るとまさにそういうタイプ。前走は、まさに反動でしょう。また、左回りの方が走りがいい印象。内枠を数頭行かせた3、4番手から砂を被らずにスムーズなレースができれば、この人気ほど弱くないと見ています。

 相手筆頭はテーオーケインズ。狙いはダノンファラオと同じ。前走を反動と見れば、今回は狙い目だし、父エーピーインディ系らしく、左回りは歓迎の戦績。インティは時間をかけて砂を被っても問題ないタイプに変容。もちろん行ければ問題ないが、この枠は妙味ある。サンライズホープ、オーヴェルニュは流れての先行決着なら。

21/11/28 今日の二鞍

 久々の競馬予想ネタ。本日は一鞍・・・ではなく、二鞍で勝負です。

 

 

阪神2R 2歳未勝利(ダ1400m

12.ハルキファイト

7リュッカクローナ

11タイセイホリデー

2,15,16

 

馬券:馬連、ワイドボックス ◎○▲

    3連複フォーメーション ◎○▲-◎○▲-◎○▲△

 

 ここは3.コウエイキズナ5.メイショウキッド、9.トーホウデュランが上位人気を形成しそうですが、この3頭を揃って疑ってみたいレース。

 コウエイキズナは父キンシャサノキセキ。前走は距離短縮&先行策で好走しましたが、キンシャサノキセキ産駒はこうした「短縮ローテで先行した」後の1戦で引っかかってしまいやすい特徴あり。乗り替わりもやや不安。

 メイショウキッドはデビューからすべて3着。ホッコータルマエ産駒なので使われて良くなっていく面はあるものの、今回は距離短縮で好走した直後の距離延長。馬が苦しく感じて走れない可能性は低くないかと。

 トーホウデュランは父ドレフォン。この2歳世代が初年度産駒で、いきなりバンバン走っています。もちろんダートも配合次第では全く苦にせず、という種牡馬ですが、いくななんでもこの馬は母系、近親が芝指向すぎて、ダート替わりがプラスにはならない印象。

 

 で、印の差はつけましたが、買いたいのは3頭。

 ハルキファイトは父バンブーエール。現役時代は12001400mのダートでトップクラスだった時代があり、交流GⅠ勝ちもあり。産駒はとにかく距離短縮で激走していて、前走から距離延長が[0-1-0-18]に対し、距離短縮は[4-1-0-10]と成績に雲泥の差。前走は距離延長で全く力を出せなかったが、2走前は1400m戦でいい末脚を見せていて、この距離短縮は絶好の狙い目に映ります。

 リュッカクローナは父シニスターミニスター新馬戦で好走後、前走は間隔詰まったローテで再び東京遠征して凡走。いかにも父米国型という負け方。今回は地元競馬で、距離延長も歓迎材料。巻き返しを期待できます。

 タイセイホリデーは父ヘニーヒューズで母系も米国型。間隔が空いていたり、まだキャリアが浅いフレッシュな時期に力を出すタイプ。デビュー戦はゲート内がうるさく、スタート直後に挟まれてポジションを悪くしたところでやる気をなくして終了。逆に言えば全然力を出していなくて、今回スタートが五分で気分良く走れれば普通に巻き返しがあっても驚きません。

 

 

 

東京12R ジャパンカップ(GⅠ)

5.キセキ

9.アリストテレス

4.シャフリヤール

 

馬券:馬連、ワイド、3連単ボックス ◎○▲

 

 本命はキセキ。JC参戦はこれが3度目となりますが、過去はいずれも秋3戦目。今回は京都大賞典から間隔を開けての秋2戦目。キセキ自身は、相対的に使い減りしないタイプと言っていいですが、それでもフレッシュな方が良いことは明らかです。で、問題はゲートの出になりますが、東京でのレース時は、これまで全て五分以上のスタート。昨年はヨシオに競られてマイペースではない大逃げになってしまいましたが、今年は他馬にそうしたタイプ不在で、レースの展開を握ることは十分可能。どういうレースにするかは和田J次第ですが、とにかく道中リズムよく走らせて、ラスト3ハロンではなく4ハロン、5ハロンの持続力レースに持ち込めれば、このメンバーなら一発あっても驚きません。

 

 対抗はアリストテレスエピファネイアディープインパクトトニービンと東京2400mに強い父が居並ぶ血統で、例年より若干タフな馬場にあって、サドラーズウェルズのクロスがあるのもプラス。近4走はいずれも阪神コースで、おそらくJRAの中では最も苦手なコース。今回はベスト・・・かどうかは言い切れませんが、阪神よりは数倍走りやすい条件。好位からしっかり最後まで脚を伸ばせる横山武Jとも手が合いそうですし、見知らぬおじさんから10万渡されて「単勝どれか1頭だけ買いなさい」と言われたら、私はこの馬の単勝を買いたいです。

 

 今年はダービー馬が4頭出走しているのが話題になっています。人気は、これが引退レースとなるコントレイルが集めていますが、私は軽視してみます。やはり、この馬のベストは軽い芝の18002000m。つまりは、前走の天皇賞・秋が、衝撃を与えた東京スポーツ杯2歳S以来ドンピシャの舞台だったと見ていますが、そこでエフフォーリアに完敗。弱いとか衰えただなんて全く思っていませんが、近年の「ディープインパクト×母系米国型のダービー馬」と同じく、古馬になって瞬発力勝負で分が悪くなる道を辿っていて、ここで有終の美を飾るイメージが、私には湧きません。それならば、3歳馬で斤量軽く、前走のダメージがなければ川田Jが昨年のグローリーヴェイズと似た乗り方をしてそのまま好走、が期待できるシャフリヤールの方を評価しますね。

 

 馬券はいさぎよく、印3頭のボックス。もし、先に書いた阪神2Rが当たって資金に余裕があれば、△に牝馬3頭(6.グランドグローリー、11.シャドウディーヴァ、14.ユーバーレーベン)を置いた3連複も買ってみようかと。まあ、なんにせよ「コントレイル軽視」が吉と出るか凶と出るか、ですね。

某雑誌風

 先日、こんなエントリを書きました。

 

re-donald.hatenablog.com

 

 この時は、総人数がどうとかA契約がどうとか、そっちの方面中心に考えてみたわけですが、今日はその補足ともなりえる視点で。それが「年齢別」。各ポジションごとに、現状を見ながら私的考察を。

 

 

  GK
37歳 阿部
36歳  
35歳  
34歳 林、児玉
33歳  
32歳  
31歳  
30歳  
29歳  
28歳  
27歳  
26歳  
25歳  
24歳  
23歳 波多野
22歳  
21歳  
20歳  
19歳 野澤ブ
18歳  

 GK。息の長いポジションとはいえ、34歳以上か23歳以下しかいない、かなりいびつな年齢構成に。林が大怪我からカムバックできるか分からない状況を鑑みれば、何気に最重要補強ポイントな気もしてきます。狙いはもちろん「林、波多野と競争できる30歳前後(できれば30歳以下)のJ1経験者」。その視点で他クラブの選手を見渡して目につくのは、ヤクブ・スウォヴィク(仙台 31歳)スベンド ブローダーセン(横浜FC 25歳)の2人でしょうか。

 両チームとも前節でJ2への降格が決まり、クラブの金銭事情も潤沢ではないなか、来季もそれぞれを確保しておけるかは微妙なところ。で、スウォヴィクは1年半、ブローダーセン半年間、各チームで守護神としてプレーし、個人的な見立てですが、実力はJ1でも上位レベル。年俸3~4000万円で獲得可能であれば…というところでしょうか。

 

 

  CB 右SB 左SB
37歳      
36歳      
35歳     長友
34歳 森重    
33歳 オマリ    
32歳      
31歳      
30歳 ウヴィニ    
29歳      
28歳      
27歳 山田    
26歳      
25歳   鈴木準 小川
24歳 渡辺 中村帆  
23歳 岡崎、蓮川    
22歳   岡庭  
21歳      
20歳 木村 中村拓 カシーフ
19歳 大森    
18歳      

 DF。SBは…もう十分でしょう(苦笑)。問題はCB。まだまだJ1でもトップレベルとはいえ、森重は30代半ば。渡辺は今季に限れば伸び悩み、オマリ・ウヴィニも一長一短。来季、岡崎、蓮川、木村、大森の誰かが大化けしてくれれば…という願いはあるものの、これは希望的観測。となると、少なくともオマリや渡辺を、出来れば森重すらもうかうかしていられないレベルの選手が獲得できれば万歳。

 先日のエントリでは荒木 隼人(広島 25歳)大崎 玲央(神戸 30歳)エドゥアルド(鳥栖 28歳)エンリケ トレヴィザン(大分 25歳)といった名前を挙げました。荒木やエドゥアルドは主力オブ主力なので難しいかもしれませんが、大崎は高さのみならず足元の上手さもあり、年齢も働き盛り。今季は完全にポジションを奪われていて、獲得の目はあるかと。ドレヴィザンはコロナの影響で合流が遅れたものの、6月からは不動のスタメンに。こちらも大崎と似たタイプで、年齢もまだ25歳。大分がJ2降格となり、本人がJ1を望むのであれば声をかける価値はある印象。

 強いてもう一人挙げるなら、キム ミンテ(札幌 27歳)。シーズン後半は丸山を怪我で失った名古屋にレンタル移籍。札幌に戻って再度競争するか、名古屋が層の厚さを増すためにそのまま買い取るか、この二択のどちらかになると思いますが、どちらにもならないのであれば…というところ。

 

 

  CH(IH) 右SH(WG) 左SH(WG) トップ下
37歳        
36歳        
35歳       高萩
34歳        
33歳        
32歳 青木      
31歳 三田 ディエゴ、東 アダイウトン  
30歳        
29歳        
28歳       レアンドロ
27歳        
26歳 アルトゥール      
25歳     渡邊  
24歳 安部 紺野    
23歳 鈴木喜 内田 宮崎  
22歳 品田      
21歳 平川      
20歳        
19歳        
18歳 梶浦、松木   安田  

 MF。CH(IH)は、正直思い切って若手全振りでもいいぐらいの様相。品田or鈴木喜(水戸にレンタル移籍中)がアンカー、安部と松木インサイドハーフ、夢あります。SHも、今季のプレーぶりを評価すれば、ディエゴ、アダイウトン+渡邊、内田で十二分に戦えそう。トップ下は一部報道で香川真司なんて名前も出ていましたが、レアンドロがメンタルを保ち、高萩がフィジカルを保てるのであれば問題なし。

 先日のエントリでは、CHに関して選手層アップもにらんで前 寛之(福岡 26歳)田中 聡(湘南 19歳)鈴木 徳真(徳島 24歳)といった名前を出しました。個人的には、三田、アルトゥール(東、宮崎)とお別れし、浮いた人件費でこうした日本人の中堅どころを狙ってみても面白いと思いますが、U-25の選手たちに期待する!と決めて、多少の人員整理に終わるのであれば、それならそれで。

 

 

  FW
37歳  
36歳  
35歳  
34歳  
33歳  
32歳 永井
31歳  
30歳  
29歳  
28歳  
27歳  
26歳  
25歳  
24歳  
23歳  
22歳 田川
21歳  
20歳  
19歳  
18歳 野澤零

 FW。永井に関して、私は「ようやく肩の怪我の影響が薄れつつあるか?」と見ていて、来季も断然ファーストチョイス。徳島戦を見ても、ディエゴは今のチームバランスなら――来季は新監督次第だが――SHが適位置。

 で、セカンドチョイスが田川でいいか?…物足りないですね、正直。先日のエントリでは藤本 憲明(神戸 32歳)西村 拓真(仙台 25歳)佐藤 亮(北九州 24歳)という名前を挙げましたが、今東京にいないタイプ――前線でポストプレーレイオフ時に身体を張れて、かつ、プレッシングにも貢献できる――で、経験十分な選手という目線で、山﨑 凌吾(名古屋 30歳)山岸 祐也(福岡 29歳)なんかも面白い気がしています。

 

 

 いずれにせよ、各ポジションとも25~30歳のカテゴリが手薄な状況はお分かりいただけたかと。ここの年齢層の(即)戦力を獲得するのか。中間層には手を付けず、O-30に別れを告げて、全体的にU-25に賭けるのか。それとも、別の目線で動くのか。報道によれば、新監督はほぼあの人で確定。フロントも含めた新体制の判断、決断に一喜一憂する日が近づいていますね。

ワクワクをボクに、キミに

 J1第36節、徳島戦。前半に生まれた徳島の先制点は、どこか既視感がありました。

 

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 答えはほどなくして見つかります。そう、J1優勝を目指して戦った19年の最終節、横浜FM戦の1失点目でした。

 

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 どちらも、相手のシュートに食らいついたのは東慶悟。そして、どちらも東の思いとは裏腹に、その足をかすめたシュートは無情なほど綺麗な弧を描き、東京側のゴールネットを揺らすこととなります。

 この2試合とも現地で見ていましたが、ゴールネットが揺れたのを確認した後、東は数秒立ち上がれずにいました。横浜FM戦は、4点差以上で勝たなければ優勝できない特異なシチュエーションにあったなか、その1失点目が何を意味するかは誰の目にも明らか。このシーズン大きな成長を遂げ、大いなる称賛を受けた東が、終戦を告げる失点に直接絡むこととなったこのシーンを見て、「なんか、つれないなぁ」と思った一方、「今季の東でそうなってしまったんなら、諦めがつくわ」とも思った記憶が残っています。

 あれから2年。20年は中足骨骨折によりリーグ戦は出場わずか7試合に終わり、今季も出場試合数は積み重ねているものの、19年と比べれば、プレー精度、強度ともに見劣ると言わざるを得ないなど、東が置かれた現状は、19年のそれと比べて雲泥の差があります。そして、長谷川監督が辞任という形でチームを去り、もはや「チームがチームたらしめるために必要な『繋ぎ止めるモノ』がこれっぽっちもない」ことがあらわとなった試合で、再び東があの時と同じ形で失点に絡んだ姿を見て、私は「本当に一つの時代が終わったんだな…」と改めてスタジアムで唇を嚙み締めたところです。

 

 

 と、象徴的な存在として東の名を挙げましたが、徳島戦はほぼ全員がひどかった。戦術面が中途半端だったとか、この試合でやりたいサッカーに合うスタメンだったのか?とか、いろいろ考えるところはありますが、それ以前にほぼ誰からも「期待感」「ワクワク感」を感じることができなかったのがツラくて。

 人がサッカースタジアムに行く理由。それは、勝ち負けにこだわる人、雰囲気を楽しみたい人、チームを応援したい人、推しの個人を見たい人、一人でしっかりと見たい人、大勢でわいわい見たい人、まさに十人十色でしょう。

 じゃあ、あんたは?と問われれば、私は「常にワクワクして、グッドゲームだった!と言える試合を一つでも多く見たい人」。もちろん、東京に勝ってほしいのは前提にありますが、例え勝っても負けても引き分けても、それこそ敵も味方も関係なくワクワクするプレーを一つでも多く見られて、「いやー、今日はスタジアムに来てよかったわ~」と思って帰れる、それを期待してスタジアムに足を運ぶ人です。

 その点で言えば、徳島のプレーにはワクワク感が多数ありました。東京の守備が場当たり的だった点を差し引いても、一人ひとりが自分のポジショニングを常に意識して、トライアングルをピッチに作り続け、テンポよくボールを回す。そうして役割がハッキリしているからこそ個はハツラツとしていて、敵ながら思わず「おぉ!」と声が出るシーンもありました。

 で、繰り返しになりますが、東京はドモナラズ。先ほどは東の名を挙げましたが、渡辺剛も19年と比較すれば、成長が止まってしまったと言われても仕方ないパフォーマンスにとどまり、オマリと長友は後半終始、お互いのポジショニングなどで言い合う始末。いや、言い合うことはいいことですけど、言い合い続けていたのは、さすがにどうなんだと(苦笑)。ディエゴ、レアンドロは後半早々に交替。この日のチーム戦術のなさの犠牲者だったと思う一方、前半早々からプレーに波があり、イライラも感じられ、らしさを感じられたのはほんの数回。その他、ほぼ全員が及第点を付け難いプレーで、スタジアムには東京ファンのため息が、それこそ声を出してはいけないからこそ、より強く聞こえたのは、私だけではないはずです。ん?ブーイング?なんか、どっかから聞こえましたねぇ。

 それでも、何も希望がなかったとは思いません。

 安部は、チーム全体が無為となるなかでも、自分ができることを折れずに、切れずにやり続けていました。渡邊凌磨は今季初のスタメンフル出場。総走行距離は両チーム最多の12.4kmを数えながら最後まで足がヘタることはなく、「テクニックも脚力もあるサイドプレーヤー」として、今後に大きな期待を抱かせるプレーを見せてくれました。波多野は前節の結果も相まってスタメンを児玉に譲りましたが、ベンチから常に選手を鼓舞し続け、0-2になってチームが崩れてしまった後も、前向きな姿勢を見ることができました。

 安易にベテラン選手を切れ、だなんて言いません。しかし、現時点で働き盛りと言える26~30歳の区分に当たる選手が3人(レアンドロ、渡邊凌、鈴木準)しかいない選手構成のなか、ミクシィが本格的に経営権を取得し、来季の監督も報道を信じればほぼ固った、そんな来季を、それでもベテランの経験値に賭けるのか、若手~中堅選手の飛躍に賭けるのか。あえて極端なこの二択で考えるならば、私は絶対に後者を選びます。

 

 

 誠に残念ながら、この日の味の素スタジアムでは来季が1から…ではなく、ゼロからのスタートとなりそうな雰囲気を感じました。何年ぶり何回目だよ!と強くツッコみたくなる気持ちもあります。それでも、一部の若手・中堅から感じられた「このまま終わってたまるかよ」って気持ちも、しっかりと受けとめておきたい試合でした。こうした選手が一人でも多く増え--こうした気持ちを東京では持てない選手とはお別れして--、ワクワクした試合を一つでも多く見られるように…と願って、本日はおしまい。

ネバーエンディングストーリー

 先週末は、新型コロナウイルス感染対策をしっかりしながら、ユニバーサルスタジオ・ジャパンへ遊びに行っていました。今年でオープン20周年とのことですが、訪れたのは今回が初めて。終始キョロキョロしながら、妻はハリーポッターエリア、私はスーパーマリオエリアを中心に、楽しい二日間を過ごしました。

 そんなさなかに飛び込んできた、衝撃の0-8と長谷川監督の辞任。横浜FM戦については、当然リアルタイムで見ていませんし、追っかけで見るつもりもないのでここで触れることはしませんが、長谷川監督の辞任について、今思うことを書き留めておきたいと思います。



 4年前、長谷川監督が就任後、このブログで最初に長谷川体制に向けて書いたエントリを、改めて自分で読み返してみました。

 

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 16、17年は大げさではなく先が見えない日々を過ごしていただけあって、「私が今季FC東京に求めたいもの、それはズバリ「勝利」です」なんて表現もしていましたが、今思うのは、このエントリ内で書いたこの部分について。

 記事内で、オリンピックを4度制した女子レスリング・伊調馨選手が「負けないとわからないことがある。この負けはチャンス。成長のキッカケにします。ドーンと落ちて、また上がっていくほうが突き抜けられる」という言葉を敗戦の度に口にしたことが紹介されています。

 もちろん、この言葉は真意をついています。けれど、その前提には「勝っていくなかで」がなければいけません。負け続けている選手が、いつまでたっても上昇しないチームがこの言葉を吐いたところで、そこに説得力は生まれないでしょう。

 いみじくもこの冬、サッカー界で似たような2つの優勝がありました。それが、高円宮杯U-18チャンピオンシップで初優勝を果たしたFC東京U-18と、全国高校サッカー選手権大会で悲願の初優勝をつかんだ前橋育英高校。

 前者は、16年冬に「勝てばチャンピオンシップ進出」というゲームで青森山田高校に敗れ、悔し涙を流しました。しかし17年冬、同じく最終戦で対峙した青森山田高校を下し、歩を進めたチャンピオンシップでヴィッセル神戸U-18を延長戦の末に破って、タイトルを手にしました。後者は、長く指揮を執ってきた山田耕介監督のもとでなかなかタイトルに手が届かず、17年の決勝では青森山田高校に0-5という衝撃的な敗戦を喫しましたが、その悔しさをバネに18年冬、ついに頂点までたどり着きました。

 両チームとも、近年はある程度の勝ちを積み重ね、サッカーファンの中で価値のあるチームとして認識されながら、16-17年の冬に痛恨の敗北を味わいました。それでも、その敗北を無駄にすることなく再び勝利を積み重ね、敗北によって得た経験値をもとに一回り成長した結果、優勝の二文字を手にしました。これもまた「勝ちの中にある負け」だったからこそ、その負けが次のステップになったと理解しています。

 この視点で振り返れば、18、19年は、しぶとく勝利をもぎ取りながら、「勝ちの中にある負け」をしっかりと血肉にして個も組織も成長を遂げられていたのかなと。中でも印象に残っているのは、19年 J1第24節 対札幌戦。

 1つ前、第23節 広島戦ではあと一歩及ばず0-1の敗戦。そして、この第24節から、Jリーグ史上初のアウェイ8連戦がスタート。この時点で首位に立っていましたが、もしこの試合で内容、結果が伴わなければガタガタっと崩れかねない、そんなシチュエーションのなか、結果は1-1の引き分けに終わりましたが、お互いがバチバチぶつかり、ガチガチにやりあい、非常にドキドキしたゲームを見せてくれたと記憶しています。

 さらに、試合後に公開されたyoutube FC東京オフィシャルチャンネルのコンテンツ。

 

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 この「INSIDE F.C.TOKYO」シリーズ。全てを見ているわけではないので間違っているかもしれませんが、試合後のロッカールーム内の映像を流していたのは、恐らくこの試合だけ。そして、流れてきたのは、選手に向けて熱く言葉をぶつける長谷川監督の姿。当時この映像を初めて見たとき、嘘じゃなく泣きそうになってしまいましたし、今年こそは本当にやってくれるんじゃないかと高揚したことを覚えています。

 結果的に、オーラスで大きな、悔しい敗戦を喫してしまったわけですが、その負けすらも必ず次へ活かされる、活かしてくれると、あの時日産スタジアムのスタンドで心に刻んで帰宅の途に就いたことを思い出します。

 20年はコロナウイルスの影響によって勝ち負け以前の難局がチームに訪れ、リーグ戦、ACL、カップ戦、いずれもいつ、どこで、どうやって行われるのか全く先が見えない中で、外からは窺い知れない苦しさ、厳しさ、もどかしさがあったことは想像に難くありません。それでも、苛烈な連戦を何とか乗りきって、厳しい敗戦も乗り越えて、ルヴァンカップ制覇という結果を残すシーズンとしました。

 

 そして、今年。苦難の20年シーズンで心身に刻まれた「疲労」が、チーム運営に大きな悪影響を及ぼしたことは確か。予期せぬ事態が次々と降りかかってきたことも確か。けれど、そんな状況から逃げることなく、やれることをある意味淡々とやり続けたことも確か。長谷川監督にだけフォーカスを当てれば、及第点は十分につけられるシーズンだと言えるでしょう。

 ただ、FC東京というクラブ全体で見れば、話は別。少し前のエントリでも書いたとおり、今季長谷川監督は数名のスタッフを――おそらく本人の意向とは別の形で――失いました。20年に橋本、室屋と働き盛りの主力を海外へと手放した補填も十分とは言えず、シーズン途中の補強もマイナスをなんとか埋めるにとどまり、プラスをもたらすまでには至らず。こうした中でもチャンスを掴み、成長を遂げた選手はいましたが、シーズン通じてチーム力アップに貢献できたかと言われれば、YESと言いきれず。つまるところ、18~20年までの流れとは異なり、今年はシーズンの一切合切を一つの「線」として繋げることができなかった。今日の取り組みを、今日の想いを、今日の勝ちを、今日の負けを、正しく明日に活かせなかった。まだ終わっていませんが、そう総括せざるを得ないシーズンでした。

 ここまでを踏まえたうえで、じゃあこの流れを変えるためにできることは何か?私は、監督・スタッフ陣を替えるか、選手を大幅に替えるか、の二択しか思いつきません。そして、幸せな別れの道をこしらえ、この4年間を前向きな思い出としつつ、海外から監督を招聘し、全くゼロからの選手選考を始めることで否が応でも選手たちの競争心を焚きつける。そうしたドラスティックさを含めた前者の決断を、フロントが早々に行うべきだったのでは?と考えています。この点も含め、今季の尻すぼみの責を負うべきは長谷川監督・・・だけではないと思いますけどね。



 今季は、大方の予想通り森下GKコーチを暫定監督として乗り切ることが発表されました。一方、来季については、いくつか名前が出始めていますが未定のまま。どのような決断が下されるか、ファンは行く末を見守るしかありませんが、私は来季、1試合でも多く、ある種勝ち負けに関わらず「あぁ、今日はスタジアムに来てよかった」「あぁ、今日はグッドゲームだった」と感じたいし、浮き沈み含めてストーリーとして見守れる、語れる、振り返られるシーズンになってほしいと願うばかりです。



 結びに。長谷川監督、4年間本当にありがとうございました。次の場でのご活躍を、心から祈念いたします。