続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ターンオーバー

 富士ゼロックススーパーカップは広島が3-1でG大阪を撃破。広島の安定感とG大阪前線の豪華さ(と後ろの心もとなさ)が透けて見えた1戦だったかなと思います。ただ、両チームともミッドウィークのACL、そして週末のJリーグを見据えて、いろいろ考えることがあったはず。特にG大阪は、長谷川監督がCBに本職である金正也ではなく今野を起用したあたりは、まさに今後の連戦を見据えた起用だったと思います。

 

 

 さて、われらが東京も、火曜日のACL全北戦からまずは7連戦が始まります。城福監督が比重をJリーグに置いていることを就任後いくつかの媒体で匂わせていたと記憶していますが、一方で、昨季の浦和のようにACLを蔑ろにした(と周りから思われるような)采配を振るうとも思いません。そのバランスをどこに定めているのか?この7連戦で、もっと言えば火曜日の全北戦スタメン(遠征帯同メンバー)である程度汲み取れるのではないでしょうか。ただ、それを指をくわえてみているのもつまらないので、今日は自分の妄想もふんだんにまぶされた、この7連戦の起用法などを書いてみようと思います。

 まず見たのは日程。改めてピックアップすると、

2/23 A全北

2/27 H大宮

3/01 Hビン・ズオン

3/06 A仙台

3/11 H神戸

3/15 H江蘇蘇寧

3/19 A鹿島

 となります。私は「厳しいながらに恵まれた」という印象。それは、単純にアウェイが少なく、中でもACLアウェイが連戦初戦の全北戦のみ。かつ、Jのアウェイも仙台、鹿島とそこまで遠方ではなく、移動による心身へのストレスがそこまでは悩みの種にならないと思ったから。となると、「あまりターンオーバーしなくてもいいんじゃない?」ってなりがちですけど、私は逆で。むしろ「(J3も踏まえて)疲労がまだ溜まっていない今から積極的にターンオーバーしてみてもいいんじゃない?」と考えています。

 前回東京がACLに出場した12年、当時のポポヴィッチ監督の起用を振り返ると、思ったほどターンオーバーしていませんでした。しかし、よくよく日程を見てみると、3/3のゼロックス柏戦から5/30のACLR16広州戦まで「3連戦→1週間空く→3連戦→1週間空く…」というほぼ均一なローテーションになっていて、今年の「7連戦→2週間空く→3連戦→1週間空く→(ACL勝ち上がれば)8連戦」というような変則的な長期連戦はチームとして、もちろん城福監督自身初体験となるわけです。

 1年間、解説者として欧州サッカーを見てきた城福監督が、メガクラブのターンオーバーをどう見てきたかは想像の域を出ません。ただ、普通に考えて3連戦以上起用することは、疲労の蓄積と怪我をするリスクを考えればできれば避けたいところ。それが、いくら主力中の主力だったとしても、です。

 前線と中盤は、それが十分にかなうメンバーが揃っています。2トップはプレシーズンから「前田・阿部コンビ」と「サンダサ・バーンズ」コンビに切り分けてプレーさせていて、サイドハーフも東・水沼が中心ながら、羽生、河野、中島、幸野、田邉などがプレー可能。センターハーフはハ・デソン、米本の後ろにデンと構えていてほしい梶山、高橋がコンディション不良などで不安を残しますが、ここは野澤も含めて頭数は揃っています。

 かたや、最終ラインは室屋が怪我で離脱し、J3の陣容も考慮に入れると、森重、丸山、吉本、徳永、駒野、小川…ではなく橋本の6枚で上手くターンオーバーさせていくのでは、いや、させていくしかないと思っています。そういう意味では、チョンブリ戦のスタメン4バックを吉本と橋本がいかにカバーできるか、城福監督がいかに組み込んでいくかが、7連戦の大きな見所になるでしょう。

 

 

 では、実際全北戦、そして大宮戦のスタメンがどうなるか?ここは完全に妄想込みで、以下のように予想しています。

f:id:re-donald:20160221161237j:plain

 こちらは、完全ターンオーバー予想。全北が196cmのキム・シヌクを補強し、全体的にもフィジカルが強いメンバーが揃っていることを踏まえ、センターバックに吉本を起用し、丸山を左サイドバックにスライド。さらに橋本をサイドハーフで起用し、セットプレー時の高さを確保しておく狙いがあります。高橋が使えればセンターハーフに起用したかったところですが、どうやら今回は国内に残っているのでその案はボツ。で、攻撃はサンダサ、バーンズ、河野に単騎でやってもらうカウンタースタイル。ハ・デソンが長いボールを出せるので、有効性はあると思っています。

 

f:id:re-donald:20160221161713j:plain

 こちらはもう少しターンオーバー加減を抑えた予想。丸山を温存し、サイドバックは右に橋本、左に徳永。前線はサイドハーフに東を起用して流動性を高めつつ、2トップが前田とサンダサの高さ重視。サンダサと河野が疲れてきたところで、バーンズ、阿部、水沼、羽生あたりから展開を考えて交代…というイメージ。いずれにしても、全北戦は引き分けで十分だと思っているので、しっかり守る戦い方になると考えます。

 

 

f:id:re-donald:20160221162124j:plain

 かたや、大宮戦はこちら。全北戦でよほどアクシデントがなければ、チョンブリ戦と同じメンバーをそのまま使うでしょう。その上で、ホームで連戦となるビン・ズオン戦は、3連戦苦しいか?というメンバーをターンオーバーして挑む、ってな具合になるのかなと。

 

 

 いよいよ、久々のACL、そしてJリーグが始まります。スタートダッシュを決めたい中で、城福監督がどう舵を取っていくのか?選手がそれにどう応え、躍動してくれるのか?ワクワク感がグンと高まってきましたね。

 

 

P.S ちなみに、先週金曜日にワイワイ楽しく飲んだ時に予想した、今季のJ1順位予想&J2プレーオフ圏内予想を晒しておきます(J1予想は、金曜日よりちょっとだけ修正)。あくまでも酔いどれ予想なので、笑って許して~。

J1

 1位 G大阪(2ndステージ優勝)

 2位 広島

 3位 鹿島(1stステージ優勝)

 4位 東京

 5位 浦和

 6位 新潟

 7位 川崎

 8位 鳥栖

 9位 湘南

10位 横浜FM

11位 大宮

12位 磐田

13位 神戸

14位 仙台

15位 福岡

16位 柏

17位 名古屋 

18位 甲府

 

J2

 1位 C大阪

 2位 千葉

 3位 松本

 4位 清水

 5位 北九州

 6位 長崎