続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

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 久々のFC東京ネタです。

 リーグ戦は、誠に残念ながら、ACL出場権を勝ち取るのも厳しくなってきました。忌憚なく書けば、シーズン通して「対処療法」に注力せざるを得なかった部分があり、チームの出力がなかなか安定しなかった印象。

 一方で、最大出力が発揮されれば、どのチームが相手でも「どんなもんじゃい!」という試合ができているところもあり。となれば、最大瞬間風速が求められるルヴァンカップを連続で戴冠するチャンスは、十分にあると見ています。

 そんな、ルヴァンカップ。10/6、10で名古屋とホーム&アウェイ。個人的な偏見たっぷりに、少しだけ書いてみたいと思います。

 

 

 1stレグのテーマ、というか、勝ちあがるための最大のテーマはズバリ「ゲット・ザ・アウェイゴール」。そう考える理由は大きく2つあります。

 

 1つ目は「限られたサイドバックの人選」。シーズン通して対処療法に注力せざるを得なかった理由もここにありますが、ここにきて小川、カシーフも負傷し、長友も代表選出。この2試合で起用できる本職サイドバックは、ともに右を主戦場とする中村拓海、鈴木のみ。特別指定の岡庭は、10/9に大学リーグの公式戦があり、2ndレグは起用不可能。仮に1stレグを岡庭起用で乗り切れたとしても、2ndレグは中村拓、鈴木のどちらかを左で使うか、蓮川を左サイドバックとして使うかしてしのぐしかありません。

 で、ここが本題ですが、個人的に「中村拓の3連闘は厳しいのでは?」と感じていて。去る土曜日の川崎戦、中村拓のパフォーマンスは今季最高でした。センターハーフのボールさばきが-シーズン通して-おぼつかないなか、本人も言っていたとおりボールの逃げどころとしてよく受け、その後も安易に横や後ろに出すのではなく、斜め前や1つ奥を狙ったパスを繰り出し、攻撃の起点として存在感たっぷりでした。

 ただ、過去の出場記録を見ても、中2~3日での3試合連続スタメン起用は経験なく。もちろん、この先連戦をこなせる選手になってほしいとは思いますが、まだまだフィジカルは発展途上。初の短時間3連闘をこの大事な場面でいきなりやるのはリスクが高いと感じていて、ならば、中村拓の攻撃力をどちらの試合で活かすか?と考えたら、1stレグでアウェーゴールをもぎとることに使い切る方が得策だと私は考えています。

 

 2つ目は「品田の輝きに期待している」こと。1つ目と違ってこれは完全に妄想です。

 今季のセンターハーフ陣、各々は頑張っていると思います。ただ、チーム戦術のなかで、特にビルドアップやカウンターの一手目など攻撃の部分において、監督の要求、ファンの期待に応えられているかと言えば、残念ながら答えはNO。十分とは言えません。

 安部は、直近の川崎戦を見ていても、ボールを受ける位置は悪くないものの、どうしてもトラップが乱れがちで一発で良い方向を向けない。青木は、この部分では安部よりパフォーマンスが安定していて、最終ラインを助ける動きはみられるものの、ズバッとした縦パスを打つことが少ない印象。三田は、阿部と青木の中間と言うか、使われ方が安定しないなかで、やや器用貧乏なところも。

 そうしたなか、守備組織がリーグ随一の名古屋と対峙するわけで。もちろん、普通に考えれば安部・青木の先発が濃厚ですけど、アウェイゴールをもぎ取るために、私は安部・品田のコンビで一発仕掛けてみても面白いと思っています。もちろん、得点の可能性が一番高いのはショートカウンターになるんでしょうけど、フルパワーでのプレー精度が高まり切っていない現状を鑑みると、2試合ともカウンターと一蓮托生するのは怖い。ならば、森重、中村拓、品田を同時起用し、自陣で組み立てる、ボールを落ち着かせる時間を作る「手」も相手に見せることも必要なのでは?と私は考えています。

 

 まあ、もっとシンプルに言えば、1stがアウェイ、2ndがホームの並びで、アウェイゴールを奪って勝つ、少なくとも引き分けてホームに帰ることの優位性は高い。これは間違いないでしょう。というわけで、1stレグのスタメン希望は以下のとおり。

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 左サイドバックは、仮に岡庭が使えれば岡庭、使えないなら蓮川。前線は、川崎戦の後半で良いバランスをとれていたディエゴ右、永井トップの形でスタートし、展開や選手のスタミナを見て手を打つ形がいいかなと。

 

 長谷川監督が今日の試合に向けて積極的にアウェイゴールを狙っていくことは、某サイトのインタビュー記事を見ても明らか。そのために、短い時間のなかでどういう手をチームに落とし込み、チームがどう体現できるのか。私はまず…ネットでどうやって見るか見つけるところからスタートです!