20年 Jリーグ採点 其の6 横浜FM-FC東京
昨季、優勝を争った両チーム。凱歌は横浜FMに上がりましたが、横浜が再び勝ち名乗りを上げたのか、東京が雪辱を果たしたのか。
試合結果
J1 第4節 7/12 日産ス | ||||||
横浜FM | 1 | 1 | - | 2 | 3 | FC東京 |
0 | - | 1 | ||||
4' 遠藤 渓太 | 17' ディエゴ オリヴェイラ | |||||
45+1' レアンドロ | ||||||
46' レアンドロ |
横浜FM採点
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 梶川 裕嗣 | 4.5 | 2点目に繋がった場面をはじめに、判断が遅れる場面がしばしば。ビルドアップでもやや詰まるところがあり、この日は役割を全うできなかった。 |
DF | 小池 龍太 | 5.5 | 効果的なボールはあまり来なかったが、横浜FMならではなサイドバックの動きをスムーズにこなし、スタイルへの順応は示した。 |
DF | チアゴ マルチンス | 5.5 | PKを与えた場面で評価マイナスも、ディエゴ オリヴェイラとの1対1は見どころ十分、かつ、しっかりと封じ込めた。 |
DF | 畠中 槙之輔 | 5.5 | 際立って目立つシーンはほぼ無かったが、カバーリングやビルドアップなど、求められたタスクはこなした。 |
DF | ティーラトン | 5.0 | 立ち上がりは悪くないように見えたが、完全に尻すぼみな90分。前方にスペースがなかった面もあったが、役割を果たしたとは言えず。 |
MF | 扇原 貴宏 | 5.0 | 天野との役割分担に齟齬はなかったが、ビルドアップの中でリズムを変える、目線を変えるような機転は見せられず、物足りなさが残った。 |
MF | マルコス ジュニオール | 5.5 | この日も縦横無尽にボールに絡み、何度か東京守備陣を脅かした。退いてから交代が停滞したのも、効果度の裏返しか。 |
MF | 天野 純 | 5.5 | 自陣を扇原に託し、敵陣でのプレーにパワーを使う。ただ、終わってみれば可もなく不可もなく。怖さはあまり出せなかったか。 |
FW | 水沼 宏太 | 5.5 | 立ち上がりは対面の中村に対し主導権を握り、先制点に繋がるクロスも見せたが、徐々に失速。 |
FW | オナイウ 阿道 | 4.5 | ボールタッチそのものも数えるほどだったし、シュートはゼロ。守備でスイッチ役になれていたシーンこそあったが、それを加味しても存在感はかなり希薄だった。 |
FW | 遠藤 渓太 | 5.5 | 先制点はお見事。ただ、トータルで見ればその後2度あった決定機でのシュートミスが印象に残る試合となってしまった。 |
FW | エリキ | 5.0 | 開幕のG大阪戦でも感じたが、どうも途中交代だとリズムを出せない今季の印象あり。 |
FW | 仲川 輝人 | 5.5 | 相変わらず動き出しは巧みで、この日も相手の隙を逃さない動きからクロスに合わせた惜しいシュートシーンあり。 |
FW | エジガル ジュニオ | 5.5 | エリキよりは見せ場あり、仲川ほど脅威ではなかった。自分がプレーしたいスペースを見つけるのに苦慮した印象も。 |
MF | 喜田 拓也 | 5.5 | 難しい時間帯での投入だったが、カウンターケアしながら、相手ゴール前に上がっていってのシュートシーンも作った。 |
MG | アンジェ ポステコグルー | 5.5 | ターンオーバーは予定通りだったと思うが、ストロングと表裏一体のウイークを徹底的に突かれてしまった。 |
FC東京採点
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 林 彰洋 | 5.5 | キャッチング・セービングは安定感あり。一方で、得点につながったシーン以外、キックは終始不安定だった。 |
DF | 室屋 成 | 6.0 | 失点シーンこそ遠藤に出し抜かれたが、その他の場面では安定した守備を披露。攻撃でも、サイドハーフが絞ったことで空いたスペースをうまく活用。 |
DF | 渡辺 剛 | 5.5 | チーム全体の守備意識に助けられた部分はあったが、締めるべきところはきっちり締め、中をあっさり破られる場面はほぼ無かった。 |
DF | 森重 真人 | 5.5 | ビルドアップでややロングボールにこだわった感もあるが、狙い通りの縦一発も何度か。守備でも、最後まで集中を切らさず、全体を統率。 |
DF | 中村 帆高 | 6.0 | 序盤は危うさも見られたが、前半のうちにしっかりアジャスト。後半は、より自分の間合いに相手を引き込んで積極的な守備を見せ、攻撃でも最後まで足が止まらなかった。 |
MF | 東 慶悟 | 5.5 | 先制点の起点となったシーンなど、中も効果的に活用。守備の立ち位置も良く、やはり4-4-2のサイドハーフがしっくりくる。より、コンディションが上がってくれば。 |
MF | 橋本 拳人 | 6.5 | センターハーフでも、インサイドハーフでも、川崎戦とは見違えるパフォーマンス。カバーエリアの広さや球際の強さなど、地力の高さを改めて示した。 |
MF | アルトゥール シルバ | 6.0 | 前節以上に役割が明確となったのか、だいぶシンプルにプレー。この内容を及第点としつつ、よりフィットしていけば、髙萩とのターンオーバーも可能か。 |
FW | ディエゴ オリヴェイラ | 5.5 | 2点目に繋がる抜け出しなど、相手にダメージを与えるプレーもあったが、全体的にはチアゴに上手く抑えられた印象の方が強い。 |
FW | 永井 謙佑 | 7.0 | 久々のゲームで、前半から足を気にするシーンも見られたが、攻守両面でスイッチとなるプレーでチームをけん引。3点目のアシストは、絶妙の一言。 |
FW | 田川 亨介 | - | いいリズムでプレーできていたが、無念の負傷交代。 |
FW | レアンドロ | 7.5 | 急遽の出番となったがスムーズに試合に入り、2ゴール。守備でもカバーリング、プレスバックを怠らず。これなら、4-4-2のサイドハーフでも問題ない。 |
MF | 安部 柊斗 | 5.5 | 短い時間にフルパワーを放出。守備にとどまらず、終盤はカウンター時の二の矢として駆け上がる場面も見せた。 |
FW | アダイウトン | 5.5 | 厳しいボールばかりが飛んできた印象で、さすがに収めきれない場面もあったが、見事に収めてみせる場面もあり。献身差は目を見張る。 |
MF | 髙萩 洋次郎 | 5.5 | 意図的に守勢に回る時間帯での投入だったが、活動的な二人を両側に置きながら、真ん中の危ないスペースをきっちりと消した。 |
DF | ジョアン オマリ | 5.5 | ボールに直接かかわる場面はほぼ無かったが、長谷川監督が「使いたかった」と公言。今後への期待をうかがわせた。 |
MG | 長谷川 健太 | 6.0 | 川崎戦での宿題を、中3日で見事に一発回答。ある意味「手が合う」相手では会ったが、スクランブルな交代も含め、90分間をきっちりマネジメントした。 |