20年 Jリーグ採点 其の7 FC東京-浦和
FC東京にとって「鬼門」の浦和戦。16年ぶりとなる味の素スタジアムでの浦和戦勝利をつかむことはできたのか。
試合結果
J1 第5節 7/18 味スタ | ||||||
FC東京 | 2 | 1 | - | 0 | 0 | 浦和 |
1 | - | 0 | ||||
45 ディエゴ オリヴェイラ | ||||||
66' アダイウトン |
FC東京採点
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 林 彰洋 | 5.5 | 厳しいシュートは飛んでこず。それでも集中を切らさず、ハイボール処理やビルドアップなど、きっちり仕事をこなした。 |
DF | 室屋 成 | 6.5 | 立ち上がりから積極的に敵陣へ。ディエゴとの距離感も良く、パス交換で進む場面もあれば、長い距離を走って受ける場面もあり、相手を常に困らせた。 |
DF | 渡辺 剛 | 5.5 | 相方の好パフォーマンスに隠れる部分もあり、興梠の対応に手を焼く場面もあったが、カバーリングはきっちりこなし、全体的には及第点。 |
DF | 森重 真人 | 6.5 | 守備では1対1の強さを見せ、攻撃では縦パス、持ち上がり、ロングボールでらしさを存分に発揮。特に1点目に繋がるロングボールは最上級だった。 |
DF | 小川 諒也 | 6.0 | 室屋には及ばなかったが、しっかりと敵陣に入っていき、チャンスを演出。90分持たなかったが、今季出場した試合の中ではトップパフォーマンス。 |
MF | 東 慶悟 | 6.0 | 守備では相手CBまで食いつき、攻撃では味方CBを助けるポジショニング。インサイドハーフとして、ようやく満足できるプレーを見せた。 |
MF | 橋本 拳人 | 7.0 | 周りがプレーしやすいようなポジショニングやプレー選択が目立ち、アンカーとして納得のプレー。採点は餞のチョイ増しもあるが、ロシアでも頑張ってこい! |
MF | 安部 柊斗 | 6.0 | 自陣でのプレーもあったが、主戦場は敵陣。レアンドロとの絡みも良く、左サイドでイキイキとプレー。75分のカウンターシーンは見ごたえあった。 |
FW | ディエゴ オリヴェイラ | 7.5 | ゴールも含め、攻撃での貢献も去ることながら、この日は守備での貢献度が特大。中でも、74分の戻りからのスライディングタックルは素晴らしかった。 |
FW | 永井 謙佑 | 5.5 | 前節はあまり気にならなかったが、この日は右肩をかばうような走り方に見え、どこか怖々とプレーしていた印象。焦らず、一歩ずつ復調してほしい。 |
FW | レアンドロ | 6.0 | 攻撃では、足裏を使ったキックフェイントが絶妙。守備でも、プレスバックをサボらず。攻守両面で及第点以上のプレーを見せた。 |
FW | アダイウトン | 7.0 | 交代直後に大仕事。あの突進力は永井やディエゴとはまた違う質感があり、スピードに乗ったらうかつに足も出せない。 |
DF | 中村 帆高 | 5.5 | 勢いあまってのイエローもあったが、短い時間にフルパワーを発揮。前節の好内容を自信に繋げつつあるか。 |
MF | アルトゥール シルバ | 5.5 | これと言って目立つプレーはなかったが、試合を締める役割はこなした。 |
MF | 髙萩 洋次郎 | - | 時間短く、評価なし…だが、最後に見せた一人オールアウトは感動もの。意識の高さを内外に見せつけた。 |
FW | 紺野 和也 | - | 時間短く、評価なし。 |
MG | 長谷川 健太 | 6.0 |
今季目指した4-3-3の理想形を、肝となる橋本の最終戦で披露。橋本の代わりは早々見つからないが、4-4-2との併用に含みを持たせる指揮だった。 |
浦和採点
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 西川 周作 | 5.0 | 好セーブやらしいナイスキックもたびたび見られたが、1失点目は痛恨の目測誤り。試合を難しくしてしまった。 |
DF | 橋岡 大樹 | 5.5 | 自陣に押し込まれる場面が多かったが、それでもひるまず前に前に。悪くないプレーぶりだった。 |
DF | 岩波 拓也 | 5.5 | 長いボールで裏を突くシーンを何度か演出。2失点目のシーンでアダイウトンの突破にひるんだのはマイナスだが、その他は落ち着いた応対を見せた。 |
DF | マウリシオ | 5.5 | アダイウトンとのサイドバイサイドでは完敗を喫したが、どうにもならなかったのはこのシーンくらい。全体的には粘り強さを見せた。 |
DF | 山中 亮輔 | 5.0 | 敵陣へ顔を出すタイミングに間違いはなかったが、そこでのパス精度は今一つ。プレイスキックも味方と合わず、期待されたプレーは見せられなかったか。 |
MF | 長澤 和輝 | 5.5 | 外へ張る場面と中へ絞る場面を的確に使い分け。ただ、そこから先で怖さを出し切れなかった。 |
MF | 青木 拓矢 | 5.0 | 黒子的な仕事をしっかりとこなしていたが、失点シーンでは痛恨のボールロスト。試合をより難しくしてしまった。 |
MF | 柴戸 海 | 5.5 | 自陣でボールを捌いたかと思えば、敵陣にスッと入ってボールを引き出し、前を向いてプレー。走行距離は両チーム通じて最長。ポジティブな内容だった。 |
MF | 汰木 康也 | 5.5 | ディエゴ、室屋、東が上手く絡んでいたサイドで、山中を的確にヘルプする動きは好印象。前半で退いたのは、正直驚いた。 |
FW | 興梠 慎三 | 6.0 | 動き出しのタイミングと行き先が常に正解。ボールを受けた後の判断も常に的確で、質の高いプレーを見せた。 |
FW | 杉本 健勇 | 5.0 | プレーの質は悪くなかったが、興梠とプレービジョンがかぶってしまった印象。シュート2本放ったが、チャンスメイクを興梠に任せ、もっとゴールを狙う姿勢を見せたかった。 |
MF | 関根 貴大 | 5.5 | 後半頭から登場。立ち上がりは目立たなかったが、徐々にエンジンがかかり、後半の後半はキレのあるプレーでチャンスを作っていた。 |
FW | マルティノス | 4.5 | この日は「好プレー<審判や相手へのイライラ」に終始。見ていて気持ちのいいものではなかった。 |
FW | レオナルド | 5.0 | ガツガツゴールを狙うプレーを期待されての投入だったと思うが、シュートゼロ。期待に応えたとは言い難い。 |
MF | エヴェルトン | 5.5 | 他の外国人選手と比べれば、与えられたタスクをこなした印象。ただ、もっと怖さを与えらえる選手だと思うので、物足りなさもあり。 |
MG | 大槻 剛 | 5.0 | 結果論になるが、スタメンの選択、選手交代のタイミングなど、自身の判断がチームのプラスになったかは疑問符。 |