続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

Jリーグディビジョン2 第24節 東京1−0草津

 まぁ、普通に勝ちましたってなもんで。てこずったことは事実ですけど、守備は今野の言うとおりやられる気はまったくしなかったですし、攻撃も最後までだらけることなくやりきっての1−0なので、チーム全体に対してこれといって言うことはございません。まあ、さすがにコンディション面でキツそうだなぁと思うところはありますが、この気候だとそれはやむを得ないことですし、個人的には固定メンバーの弊害が出ているというよりは、(熊本戦を機に)年間でピーキングが落ちるところなんじゃない?と思っています。
 しかし、スタッツ見てビックリしたんですけど、セザー8本もシュート打ってたんですねー。それがPKによる1点にしかならないのはご愛嬌ですが、今東京が磐石の態勢を築きつつあるのは、私はセザーの成長というか、アジャストしてくれたことが一番大きいと思っていて。今まではサイドに流れて、ボール持ったら中へドリブルして無理やりシュートか横パスで終わりという形がほとんどで、相手からすれば読みやすい選手でしたが、今はドリブルのコース取りそのものも判断がまずよくなり、ドリブルそのもののキレ(特にカウンター時。この日も54分に見せた独走は迫力がありました)も増してきて、さらに相手をひきつけてパスというシーンも増えてきました(通らなかったものの、相手を背負って横にドリブルすると見せかけて、オーバーラップして来た北斗へパスを送ったシーンにはビックリした)。これだけプレーの選択肢があって、相手DFがどのプレーでくるか悩んでくれればしめたもの。パスを警戒して寄せが甘いと思えばドリブルすればいいし、ドリブルを警戒して寄せてくれば叩けばいいし、とにかく先手を取れれば常に期待感を持たせてくれるレベルに達したかなと。それでいて、当初に比べれば守備でもしっかりチェイシングしてくれていているわけで、今はホント貢献度が高いと思います。スタミナ面についても、後ろにルーカス、達也、坂田(ナオ、永里)が控えてくれているので、心置きなくフルにプレーできるでしょうしね。
 また、チームとしてもセザーがサイドに流れがちな点をしっかり共通理解して、じゃあ他の選手がどう動いてセザーを活かすか、あるいはセザーが本来持っていたスペースをどう使うかという点でオートマティズムができているように感じます。例えば、セザーがサイドに流れる。そこにSBがオーバーラップで絡む。仮にそこでセザーにボールが出れば、SBとの連携で相手を抜く姿勢に入れますし、ボールが入る前に相手が必要以上に食いついてくれて、真ん中がちと薄いぞとなれば、そこに谷澤、羽生、草民がフリーランで飛び込み、梶山や高橋、あるいはCBから楔のボールが入って、ショートパスなりドリブルなりで最終ラインを崩してシュートを打つ、という流れにスムーズに持っていけるようになりましたから。オフィシャルのテキストライブに書かれている

21分には右の徳永→田邉→中央の羽生がつなぎ、最後はエリア手前・中央に回り込んだロベルト セザーがシュートを放ったが、DFにブロックされてCKに。

 というシーンは、まさにそういう流れだったかなと。今後もセザーがこういったシーンのように、オン・ザ・ボールのみならずオフ・ザ・ボールの動きでも相手の脅威になり続けられれば、攻撃面が停滞するってことは減るんじゃないかと思います。守備はまあ磐石ですから(気がつけば20試合11失点と断トツの数字)、攻撃陣のコンビネーションがますます熟成してくれば、もはやホントに何も言うことがなくなりそうです。いや、いろいろ言うけど(笑)


P.S しかし、怪我人全員戻ってきたらどえらいことになるね。だって、

1st
――――――ゼザー―――――
田邉-――――羽生――――谷澤
――――高橋―-―梶山――――
北斗――今野―-―森重――徳永
――――――-塩田――――――


2nd
――――――平山――――――
鈴木―――ルーカス―――石川
――――上里――米本――――
阿部―-ノース―-柳楽-――椋原
――――――権田――――――


3rd
――――――高松――――――
永里――――橋本――――坂田
―――ホベルト−下田――――
村松――平松――吉本――吉田
――――――常澤――――――
        (廣永)

 ですよ。3rdのサイドバックをユースから引っ張ってきちゃうと3チームできちゃうって、どうなのよ。