続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

U−14深川&U−18

 今年から、U−18、U−15深川&むさしに関する事は、(正確に言えばまとめてはいけないんでしょうけど)「FC東京ユース」というカテゴリにて書いていきたいと思います。というご挨拶からスタート。
 まずはU−14から。土曜日に深川グランドへ行って見てきた、深川U−14対AZ’86東京青梅について短く。もちろんこの世代の試合を見るのは初めてで、前日ツイッターで何人か注目選手を教えていただいたぐらいの知識で見に行きましたが、いろいろと見どころのある試合でした。
 一番目を引いたのが、今の潮流から考えれば異質と言っていい「3−5−2」同士の戦いだったという点。しかも、開始10程度見ただけで深川は21岸君と12山口君がやや抜きん出ている事が分かりましたが、2トップの一角である26大村君のマークも含めてAZがマンマークできたのが、さらに面白さを増す要因になったかなと。ゾーン、マンマークともに一長一短があって、どちらが正解なのかという点については、自軍の戦力や対戦相手との相性、あるいは、その試合が置かれた状況などによってコロコロ変わるので何とも言えない部分はありますけど、ことこの試合に関して言えば、長身揃いでエアバトルに勝り、かつ「抜かれてなるものか!」という意気込みがひしひしと伝わってきたAZのマンマークは、最後まで深川を苦しめていました。また、中盤のプレスもなかなかの頑張りよう。時間を追うごとに深川がGKや最終ラインからのロングボールが増えてしまったぐらいでしたから。
 ただ、その厳しいプレッシャーの中でも、21岸君のポストプレー、とまでは言いませんが、背負ってキープできる力とそこからターンや、12山口君のドリブルにおけるキープ力なんかはこの年代においては目を見張るものと言っていいと思いますし、31加藤君が時折見せてくれた味方を助けるフリーランや、2点目を奪った19川上君の迫力あるオーバーラップなんかは、すぐ近くで見ていた父母会の方々同様に声を上げてしまったくらい。こと19川上君に関しては、本職はサイドハーフやウイングといったサイドのプレーヤーであるとのことですが、何かしらの意図を持って(持たされて)現在は3バックの一角としてプレーしています。案の定、試合の端々で人に行くのかスペースを消すのかという部分の判断で苦しみ、2失点目に絡む判断ミスもしてしまったところはありました。ただ、(同じくミスコミュニーケションから1失点目を与えてしまった24高田君、27鈴木君含め)今はミスから次への課題を探し、それを克服して成長していく過程にあると思うので、その部分の改善能力に期待するとしましょう。その制約された中で、同点ゴールのときの様にどう持ち味を見せられるのかも勉強ですしね。
 で、試合は2−2のまま延長でも決着がつかずPK戦に入り、4人全員が決めた深川に対し、AZは背番号どおりの活躍を見せていた10番と9番の子が失敗して決着。ベスト8ではFC東京ダービーとなるそうです。ただ、その試合は非公開の某所で行われるとのことで、残念ながら見ることができませんが、どちらが勝ち上がるにしても、1つでも上にいけるよう頑張ってほしいと思います。
 最後にどうでもいい話。試合中、大半の選手が下の名前で呼ばれる(ex:21岸君→カンタ、19川上君→ショーヘイ)のに、GKの20笈田君だけそのまま「オイダ!」と呼ばれていたのが、妙にツボでしたw


 続いてU−18について。1/21から行っていたメキシコ遠征(コパ・チーバス2010にも参加)も、昨日をもって全日程が終了したのこと。コパ・チーバスの大会サイトやJFAによるリポートでは知る由もなかった様々な出来事を、國保コーチが毎日綴ってくれた遠征レポートにより知ることができて、まずは國保コーチには本当に「ありがとうございます!」と言わせていただきたます。そして、皆様お疲れ様でした。
 その國保コーチが書いていたとおり、結果は満足いくものではなかったかもしれません。ただ、アメリカ大陸の様々なタイプのチームと肌を合わせる事で受けた刺激、衝撃、感触、新しい価値観との遭遇といったものは、きっと選手たちの肥やしになるはず。もちろん、それを実際に血肉に出来るかも、選手次第。今後のU−18の取り組みに注目していきましょう。