続々々・メガネのつぶやき

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ヤマザキナビスコカップ 準々決勝2ndレグ 名古屋2(3−6)1東京 レビュー

 約3年ぶりに開かれた、仕事の同期との飲み会から帰ってきたのが0時間際。で、ほろ酔い加減のまま夜中に見たので、ホントに簡単に。
 理想を言えば、前半2、3あったチャンスを赤嶺がしっかりと決めてれば、そして、後半2つあったチャンスをカボレがものにしていれば…という試合で、それに加えてちょっとへたり気味のピッチや大幅な選手の入れ替えによる機能低下によってちょっとヒヤッとする内容にはなってしまいましたが、守備陣がなんとこさパワープレーに耐えてくれて、ナオ&平山できっちりとどめはさしてくれたのでよしとしましょう。この試合は、次へ勝ち抜けること(+可能な限り選手を休ませること)が目的でしたから。


 試合全体についてはあまり覚えてないので(笑)今日は個人について。まずカボレについてですが、城福監督が試合後のインタビューでうっすら自嘲気味の笑みを浮かべながら、そして試合後の会見でも「決定機を外し続けることによって、相手の息を吹き返させるということを思い知らされる試合になりました」とお灸を据えていますし(これは赤嶺に対しても、だけど)、比較的腰の重い城福監督があのタイミングで引っ込めた、ということが全てを物語っているということで。難儀な奴や(苦笑) 赤嶺も3度のチャンスを全てフイにしたのはいただけませんが、赤嶺らしい小さいフリースペースを見つける動きが随所に見られたのは収穫。特に、前半の椋原のクロスからのヘディングに至るまでの動き(椋原が上げやすいタイミングで、しっかりプルアウェイして相手を引き剥がした)は久々に興奮したなぁ。だって、今の東京のFWにはこの動きが足りなさすぎるから。現状ショートパスや裏への抜け出しで点取れてるからまだいいけど、それこそ広島戦のようにベタっと引かれた時なんかは、こういう動きが絶対に必要、絶対に。イコール、赤嶺は必要、絶対に。
 塩田はまずはお帰り!で、足元のプレーが権田に比べればややおぼつかなく、クロスに対する(躊躇も含めた)反応・判断がやや鈍かったようには見えましたが、ミドルシュートや、パワープレーのこぼれに対する飛び出しといった面はほぼパーフェクト。「リーグ戦は権田、ナビスコ天皇杯は塩田」みたいな使い分けをしても面白いかなぁと思ったりしてます。今野・ブルーノはホントにお疲れ様でした。長友は裏狙われてましたねぇ。まあ、長友だけが悪いという話ではないですけど、やはり虫垂炎の影響なのかここ2、3試合のパフォーマンスはやや低調な気も。SB休ませるなら、こっちだったか?椋原は…並でしたかね。ただ、クロスの種類の豊富さと質の高さは、もっともっと見たいなぁ。
 羽生、梶山はいつもに比べると周りのフォローやもらいに来る動きが少なかったせいか、厳しいチェックにさらされる機会が多かったかなと。この2人も休ませたい方でしたが、いつもより疲れさせてしまった(苦笑) 田邉はボールを受けてドリブルに入るまでの動きに結構いいスムーズさを感じたところ。この試合に関して言えばもっと仕掛けてもいいかな?と思いましたが、まあ悪くはなかったですね。達也は右SH→FW→左SHと1試合で3つのポジションをこなしながらよく走ってくれました。決定的な仕事はせずとも、こういう試合でほしかった献身性を体現してくれて、感謝です。徳永はボランチに入り、バイタルを埋めつつパワープレーのこぼれを拾う役割をしっかり全う。これだったら佐原を入れて今野をボランチに上げて…という手もあったように思いますけどね(徳永を休ませる意味も込めて)。平山、ナオは「前掛かりかつ疲労度の高い最終ラインの裏を狙う」という試合を見極めた動きでダメ押し点をゲット。やっぱり、今の東京にはこの2人が欠かせないなぁ。

 次の相手は…ま た 清 水 か !もう飽きた(笑) それはともかく、向こう様は「今季まだ1回も勝ってねぇから!」「去年国立で取りそこなったものを取りに行くんだよ」というモチベーションがおありでしょうが、こちらも「このサッカーでタイトルを!」「ナビスコAgain!」というモチベーションもありまして、当然決勝の座を譲るつもりはサラッサラないので、そこんとこ覚悟しておいてくんなまし!
 でも、その前に、J。川崎も鹿島と劇的過ぎる激闘(トータルスコアで同点に追いついたのが、95分って)を演じ勝利して、意気揚々な感じですしね。でも、JOWSが海豚を食っちまうから、クビをお洗いになって待っててくんなまし!