続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その18 ハノーファー96−バイエルン・ミュンヘン

 9/27に行なわれた試合をGAORAのバイエルン・ミュンヘンTVにて観戦。今季のバイエルンの試合をフルで見るのは初めてだったので、かなり楽しみにしていたんですが…
ハノーファー96 1−0 バイエルン・ミュンヘン
スコア:23分 S・フスティ(ハノーファー96)


 バイエルンはこの後の水曜日にCL(対リヨン戦)を控えていたこともあってか、ルシオゼ・ロベルトシュヴァインシュタイガーといったあたりを温存しての試合だったようですが、まあ完敗でしたね。
 中でも一番気になったのがクリンスマン監督の采配。14分にレルがハムストリングを傷めてオッドと交代せざるを得なかった点はしょうがないし、後半開始からリベリを入れたのも間違いではないと思いますが、64分に見せたオトゥル→ポドルスキの交代、そしてその後の戦い方はどう見ても違うだろうと。トニ、クローゼ、リベリがいてどこにポドルスキを置くんだ?と思ったら、まさかのセンターハーフ起用。リベリとポドルスキはともに左サイドに流れてプレーするのが好きな選手ですから、中盤の選手として共存させるのは難しいですし、そもそも中盤でプレーさせるべき選手じゃないですし。案の定ゲームの組み立てを任されるでもなく、かといってクローゼもトニもいる前線で起点になれたわけでもなく、完全なる消化不良のまま終わってしまった印象。その交代後の動きを全体で見ても、前線は人ばかりがゴチャゴチャいてスペースがなく、中盤はファンボメルしかいなくて完全にハノーファーに支配され、それによりDFも受けに回るしかなく時間を追うごとに可能性がしぼんでいった試合になってしまいましたね。フルメンバーでやっていればまた結果が違ったのかもしれませんが、はっきり言ってリベリ、シュバインシュタイガーがいなければゲームを作れないという事実は明らかですし、果たしてこのままクローゼとトニのコンビと心中していいのか?中盤と前線の潤滑油足りえるポドルスキをこのまま冷遇していていいのか?このあたりの選手起用を間違うと、クリンスマン監督は首の辺りが冷え冷えしてしまう結果になりかねませんよ。
 ハノーファーのフスティは、大袈裟じゃなく大竹にそっくりだった(笑)。前線はそのフスティ以外にシュラウドラッフ、フォルッセル、シュタイネル、ハンケと揃っているので、守備陣が耐えられる形を作れれば面白いかと。もう見る機会はほぼないでしょうけど(苦笑)