続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

青葉賞 予想

 ◎ 14.モンテクリスエス
 ○ 15.ニシノエモーション
 ▲ 05.アドマイヤコマンド
 ☆ 04.ドリームキューブ
 △ 08.マゼラン 10.クリスタルウイング 11.フジヤマラムセス

 ここ5年の血統傾向を探ってみると、

03〜07年まで4年連続制覇するなど、当然の如くサンデー系が8連対(母父サンデーも入れれば9連対)と圧倒的だが、意外にもサンデー系種牡馬産駒の勝ちはない。非サンデー系の6頭を見ると、キングヘイローカーネギー、スウェイン、シャーディーペンタイアとスタミナ型種牡馬が居並び、その傾向はサンデー系の母父にも言えそう(ブレイヴェストローマンキャロルハウスサッカーボーイ、ローソサエティなど)。また、非サンデー系はノーザンダンサーのクロスを持っているとより良いか。

 という感じ。
 それを踏まえつつ本命はモンテクリスエス。ここまで6戦して1度も掲示板を外したことがなく、また、全てのレースで上がりの脚がメンバー中3番手以内という確実に計算できる末脚の持ち主。クラスや展開の違いはあれど、内回りの競馬で詰めきれず敗れている一方、外回りのコースでは確実に前を捕らえることができているレースぶりはいかにもこのレース向き。ゲート面の不安こそ残しますが、五分に出て4、5番手から競馬が出来れば、ここも確かな末脚を見せてくれると思います。血統面では非サンデー系でノーザンダンサーのクロスこそ無いものの、父シンボリクリスエス×母父ノーザンダンサー系ならば、距離面や雨による馬場の渋りも全く気にすることは無いでしょう。兄にマチカネキララピサノシェンロンがいて常に過剰人気気味でしたが、ここは意外にも6番人気止まり。中間も板路で51秒台を2回叩き出すなど動きも上々で、ここが絶好の買い時と見ます。
 2番手は同じシンボリクリスエス産駒のニシノエモーション。父と同じく山吹賞快勝からの直行ということで人気になっていますが、3走前に東京で2歳レコードを叩き出しているようにコース面での不安は無いですし、母父サドラーズウェルズで距離面の不安も全く無し。こちらはすんなり先行できる気の良さもあって、人気を鑑みて2番手にはしましたが、本命馬とほぼ変わらない評価です。3番手はアドマイヤコマンド。まだキャリア2戦ですがメンバー中唯一の重賞連対経験馬で、その2戦とも阪神外回りでそれなりの上がりを使って好走している点はプラス材料。父アグネスタキオンだけを見ると距離面の不安が無いわけではありませんが、母父カーネギーでさらにリヴァーマン、ダマスカスなんて名前もあって、距離延長、馬場悪化がマイナスになることはないかと。最終追いで坂路51秒台も出ていますし、無様な競馬にはならないと見ます。
 そして、4番手というか大穴として推したいのがドリームキューブ。外回りだった2走前に惨敗を喫しており、逆に内回りで35秒前後の上がりを使って逃げ切っているレースぶりからすればこのレース向きとは言えませんが、魅力なのは単騎逃げが見込める点。マイペースで行ければしぶといところは前走で見せていて、先週の馬場傾向のままならラチ沿いをスイスイ行けるのは願ってもない形ですからね。地味に5走前ではトールポピーにコンマ4秒差という惜しい競馬もしてますし。血統面でも父メジロブライトは現在の種牡馬界屈指のスタミナ血統で、自身でノーザンダンサーのクロスを内包していますし、リボー系グロースタークのクロスがあるのも穴の臭いプンプン。このまま雨が降って馬場が渋り、時計がかかるようならさらに期待が高まります。もちろんどこにもいない可能性が9割5分だと思いますが、これだけ条件が揃っているのなら押さえて置いて損はないかと思いますね。あとはクロフネ産駒が東京2400mの重賞で来るイメージが全く湧かないものの、前走の走りは重賞級だったマゼラン、中山向きという疑念は拭えないものの、良血馬で「前走条件戦1着からの重賞挑戦」というアドマイヤベガ産駒激走の条件整ったクリスタルウィング、前走は出遅れが響いて追い込みきれなかっただけで、母父リアルシャダイノーザンダンサーのクロスもあり、(どのような事情かは分かりませんが)ファビラスボーイを蹴って後藤Jがこちらを選んだのも不気味と言えば不気味なフジヤマラムセスまで押さえます。
 最後に人気どころの消し馬について。ファビラスボーイの前走はしぶとく長いいい末脚で差し切り勝ちで、父ジャングルポケット×母ファビラスラフインとなるといかにも東京2400m向きじゃないか!と思わなくも無いですが、青葉賞は東京コースでは珍しく(出走頭数こそ少ないですが)グレイソヴリン系が力を出せない重賞で、ジャングルポケット産駒も東京では「芝<ダート」かつ「2400mの勝ち星がまだ無し」と実は条件はかなり悪いんですよね。後藤Jが何故この馬を蹴ってフジヤマラムセスを選んだのかも不明ですし、細かいケチがついた人気馬をわざわざ押さえる必要はないかな?ということで消しです。アルカザンは京都の内回りで好走して外回りのきさらぎ賞で吹っ飛んだのを見て、オーシャンエイプスをすぐに思い出してしまいました。そのオーシャンエイプスは去年このレース1番人気で7着と惨敗。ここ2走と比べて比較的荒れていない馬場で走れるのはプラスでしょうが、ここも一瞬だけいい脚を使うも相対的に見れば伸び切れないレースになるんではないかと見て消します。

 買い目 馬連 14−15 1,000円  14−05 800円  14−04,08,10,11 各300円
       3連複2頭軸 14−15−04,05,08,10,11 各300円
       複勝 04 1,000円  ワイド 04−05,14,15 各500円