続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

私が予想を書いている理由(わけ)

2008-02-26 - 桃色馬実験

 原宿さんが、また秀逸なエントリを書かれていました。それを若干引用させていただきつつ、メガネのつぶやきを。
 中でも一番感銘を受けたのが、以下の部分。

イデアを自分で理解しているなら、他人にも理解できるように説明できるはずだ

ウォーレンは馬券を買う前に、自分が買う馬のことを本当に理解しているかどうかを、独自の手法を用いてテストする。それは、他人に説明してみるというものだ。他人にうまく説明できない場合は、自分で理解していないという意味だから不合格。彼は理解していない馬には決して投資を行わない。あなたもこの姿勢を見習うべきである。馬券に対するアイデアをどう表現しようかと悪戦苦闘すればするほど、対象についての深い理解が必要となる。この傾向は投資家自身にプラスの影響をもたらすだろう。なぜなら、馬券のアイデアを説明する際に、詳しい事前調査を迫られるからだ。説明できないなら手を出すな、ウォーレンのルールは単純極まりない。

 ネットが既に生活の一部となった昨今、自らの予想を(有料・無料問わず)自分のサイトやブログに公開している人が、本当に増えました。私もその一人。じゃあ、なぜ各人がweb上に予想を公開しているのかを考えた際、有料の人は「自分の予想を飯の種にしている」という点がすぐに思いつきますが、無料の人(主にブログ)は一概にどうとは言えません。
 で、私が予想を公開している理由は、物好きなのもありますが(苦笑)、「自分の予想に自信と確信を得るため」という点があります。上でも引用しましたが、「自分が買う馬のことを本当に理解しているかどうかを他人に説明してみる。他人にうまく説明できない場合は、自分で理解していないという意味だから不合格。」というのは、まさに言い得て妙。予想をエントリにあげるということは、「不特定多数の人の目に自分の予想が明らかにされる=(遠回しながら)他人に説明をすること」といっていいと思うんです*1。自分の組み立ててきた予想が文章に起こしたら不自然だったとか、タイピングがなかなか進まないということは、他人に上手く説明できていないということ。その予想はここで言う「不合格」なんですよね。実際、一旦はある予想で落ち着いたのに、その理由を文章に起こせないがために、一から考え直したこともあります。逆もまた然り。タイピングがスラスラと進んだ=他人に矛盾なく説明できた時には自信と確信が自分の中でさらに大きくなり、自分の中でそのレースの予想が気持ちよく完結するんですよね。そういう気持ちを持たせてくれることがある限りは、公開をやめることはないかと思ってます。
 もう一つ大きな点は「競馬力向上」。いきなりですが、私は友達がほとんどいません。競馬場やウインズに一緒に行ってくれる友達なんてもってのほか*2。なもんで、これまではどうしても自分の世界に閉じこもりがちというか、自分の中での競馬観、それに付随する先入観に凝り固まって、予想をする際に視野が狭くなる不安というのが常にありました。けれど、ブログを始めて自分の予想をエントリとして公開し、それに対して様々な反応を頂く。かつ、いろんな方の予想をアンテナに登録しつつ拝見させていただいていくうちに視野は広がったと思いますし、毎週いろんなことを学ばせてもらっていますし、相当な刺激を受けさせてもらっています。本当は生身の人間と顔を付き合わせて、ああでもないこうでもないと言い合いながら競馬を楽しみたいとは思っています。けれど、根がインドアな人間なもので、そういう知り合いを積極的に作れそうにはありません、これまでもこれからも(苦笑)。ならばせめて、自分の予想をエントリとして公開することで、webの世界でいろんな方とつながりを持って、自分の競馬力を高めていきたいと思う次第です。あ、だからと言って現実世界での出会いを否定しているわけではありませんので。むしろ、出会いは求めてる方なんですけどね(苦笑)。
 まあ、最後は結局何が言いたいんだ!と言う結論になってしまいましたが、これからもできる限り予想は公開していくつもりなので、忌憚のないご意見をいただければと思います。

*1:何人の人が目にしているかは、ここでは触れません。私のところもゼロかもしれませんし(苦笑)

*2:相方と一緒に行くことはあっても、相方は競馬はほとんど分からないので、結局「ギャンブルとしての競馬」は一人で楽しんでいるのに等しい。