J1は今週末が3週ぶりの開催。何のためのお休みだったかよく分かりませんが(酷暑対策?海外クラブ呼ぶため?)、何はともあれ、夏休みのJ1が始まりました。今日の注目はFC東京-鹿島です。あいにくの雨模様ですが、気温はかなり控えめ。選手たちの動きはハツラツであれそうです。
FC東京。4バックへの回帰&6月の補強により戦術の再整理&選手層アップがはかられ、目下右肩上がりというべきか、V字回復中というべきか。いずれにせよ、チームには良い雰囲気が漂いまくっています。
週中の天皇杯・C大阪戦も、白井が再び負傷してしまったのは残念ですが、例えば怪我明けのエンリケ トレヴィザンは前半のみで御役御免であったり、東・野澤は60分起用=交代で入った高・俵積田は30分強のみの起用でこの試合に疲れを残さないであったり、この試合を見据えての選手選考も施したうえで、ほぼフルメンバーのC大阪相手に2-1で勝利。自信のつく内容・結果だったと言えるでしょう。
今日の試合も、ショルツのパートナーは森重なのかエンリケなのか?両サイドハーフは(俵積田、遠藤、佐藤、野澤、安斎から)どのチョイスになるのか?長倉&仲川を継続するのか、ヒアンをスタートから起用するのか?など、まずはスタメンのチョイスがどうなるのかすごく楽しみ。また、4-4-2同士のマッチアップで、どこに穴を作らないのか?どこに穴を見つけるのか?という戦術的なぶつかり合いも楽しみです。
鹿島。首位を独走していたものの、直近5試合は1勝1分3敗と減速気味。ただ、前節は首位を争う柏相手に劇的な勝利を掴み、週中の天皇杯・福岡戦も雷中断、延長戦の激戦をモノにしていて、チーム状態は決して悪くない印象です。
その福岡戦で120分プレーしたのがGK早川、DFキム テヒョン、植田、濃野、MF樋口の5人。このうち、早川、キム、植田は今日もスタメン起用が濃厚。まずは、スタートから身体の切れがあるのかないのか、密かに注目です。前線は顔ぶれがやや流動的ですが、いずれも福岡戦のプレーは60~70分。誰が出てもしっかりプレーできるでしょう。
さて、今季が鬼木体制初年度。シーズン当初は「鬼木色」ではなく「鹿島色」が強く出ていた印象ですが、この中断期間中に「鬼木色」がかなり注入されたようで、この試合も硬軟織り交ぜて戦いに挑むことになりそう。そうなった時、注目は舩橋になるでしょうか。
現在のセンターハーフ陣は、どちらかといえばボールハントが得意であったり、ボックス・トゥ・ボックスタイプが多いなか、鬼木色を出すためには、やはりコンダクターが欲しいところ。開幕直後は柴﨑が多く起用されましたが、このところは舩橋が先発するケースが多くなっています。まだ安定感は不足しているかもしれませんが、舩橋がブレイクスルーできれば、鹿島としては新たなステージに入れる可能性が高まります。この試合でも、その一端を見せられるか、注目です。