東アジアE-1サッカー選手権が開催される関係で、J1は土曜日一斉開催。ようやくほぼ全チームが試合数同一になり、順位も明確になってきました。今日の気になるJは優勝争いの柏と、残留争いのFC東京です。
柏。ここまで3敗はリーグ最少。引き分け8はやや多い印象ですが、首位鹿島と勝ち点41で並んでおり、2011年以来のJ1優勝を目指して歩を進める日々が続きます。その新劇ぶりを受け、E-1選手権には4人が選出。いやー、素晴らしゅうございます。
センターハーフに怪我人が出ていて、開幕直後の原川&熊坂から、現在は中川、山田、戸嶋がそのポジションを任されています。ただ、各選手が穴を埋める以上のインパクトを残していて、チームモデルがしっかりしている証左になっていると言えるでしょうか。
国立競技場で行われた前回の対戦では、ボールを握って押し込むもなかなかゴールが割れず。後半アディショナルタイムに木下のゴールでようやく追いついた、という展開でしたが、あの時よりチーム力は洗練されていて、地力の違いを見せつけて、上位をキープしたい1戦となります。
FC東京。先週の横浜FM、横浜FC、ダブル6ポイントマッチで見事連勝。移籍特例期間に獲得したショルツ、室屋、長倉がいきなりフィットして、チーム力アップに成功しましたし、優勝を争うチームに対しても伍して戦えれば、この先の自信につながるはず。
注目は両サイドハーフ。スタメン候補は遠藤、俵積田、佐藤、野澤になりますが、正直調子が良いというか、パフォーマンスを出せていると感じるのは佐藤と野澤。ただ、いくつかのメディアを見ると、予想は遠藤と俵積田。まずは、スタメンのチョイスに注目です。
そのうえで。システム上のミスマッチが生じる戦いになるであろうなか、柏の両ウイングバックに対して、サイドハーフがついていくのか、サイドバックで対応するのか。特に、東京の左サイドに対する柏の右サイドは、代表にも選ばれ目下キレッキレの久保。サイドハーフが引きずられすぎると攻守のバランスがおかしくなってしまうため、立ち位置をどうとるのかは、試合直後から注目して見たいと思っています。