続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

2023年 J1第6、7節&ルヴァンカップGL第3節「見えなくなった『核』」

 4月から勤務地が替わり、なかなかに忙しいことになってしまって久々の更新となりました。本来は1試合ずつ振り返りたいところですが、今日はまとめてで失礼します。

 

 

 いきなりですが、私自身大まかに分類されるいくつかのサッカースタイルの中で好き嫌いはあります。ただ、それを当てはめて物事を言うのは他所に対してで、SOCIOになって20年を超えるなかで、もはやFC東京が優勝できるなら、FC東京を優勝させるためのスタイルなのであれば、ぶっちゃけ何をチームに落とし込んでくれても問題ない。そう考える人です。

 一方で、だからこそ(コーチ陣を含めた)監督自身の「核」は常に明確であってほしいし、常にそこはブレずに諦めずに口にし続けてほしい、そうも考える人です。相手があるスポーツなので、場面・状況によってはやり方が変わって見えることはあると思います。それでも「相手のことを考えて」を過度に超えてしまって、「相手に合わせてしまうだけ」の選択(に映ること)があってほしくはないのです。

 

 そう改めて考えると、今季ここまでアルベル監督が内外に示しているコンテクストは、残念ながら周りに納得してもらえるものだと思いません。

 昨季のうちに「リアリスト」だと公言した中で、それでも「ボールを愛する」ことをピュアに発信し続ける。しかし「繋ぐところと素早く攻めるところの使い分けが大事」だとたまにぼやかしてみたり、結局のところ「優勝したい」のか「レガシーを遺したい」のか公言しなかったり、エクスキューズの余白を微妙に残している。怪我人過多の状況は確かに同情しますが、戦術も自分発進が減り、相手次第で無理くりやりくりしてるだけじゃね?と勘繰られることもある。目下そうした状況にあるのは、アルベル監督の言動も確実に一因なわけで、そこに対する批判のそしりは、さすがに免れないでしょう。

 

 となると、個人的に今アルベル監督に期待したいのは、結局自分がFC東京にもたらせるものがなんなのか?を改めて逃げずに、断言することです。リアリストでも夢見がちでも、ボールを愛するでも勤勉に動くでも、優勝したいでもトレンドを作りたいでも、単なる負けず嫌いなんです!でも実は何も持ってません!でも、何でもいいです。こちら側が「もうええわ!」と思わず言いたくなるぐらい、ズバッと自分の核を示してほしいと思っています。

 

 おまけ程度に試合の話も。中村、渡邊、安部が戻ってきて、徳元もしっかり自分を出せている印象がある一方、ビルドアップはグダグダの一言。となると、やっぱりもう中盤逆三角形の4-3-3はこれにて終了でいいのではないでしょうか。それこそ、湘南の永木くらいどっしりしたアンカータイプがいないのであれば、中盤逆三角形は隙間が生まれやすい立ち位置になりかねませんし。

 前にも書いた記憶がありますが、何のためにビルドアップするのか?と問われれば、私は「自陣でボールを回しているうちに、敵陣での攻めの形を整えるため」と答える人。言い換えれば、自陣から丁寧に下だけで繋いでシュートまでいってほしいとは微塵も思っていなくて、自陣にGK+4バック+2センターハーフの7人置いてボール回して、相手がそこに出てきたところでズバッと敵陣にボールを差して、あとは4人でお願いします!で全く問題ないと思うんですよ、東京の個を考えたら。

 と、上で散々言っておきながら、やっぱり思うところはあるわけですが(苦笑)、こちらの喜怒哀楽、毀誉褒貶も、相手がブレブレなら手応えも楽しみもないわけで。何とかまた、アルベル監督が己の立ち位置を明らかにして、チームの核になってくれることを願っています。もし、それができないのであれば・・・白いハンカチ買いに行くことになりますかね。