19年 Jリーグ採点 其の14 G大阪-東京
ここまで対照的なシーズンを送っているG大阪と東京。それでも、お互いに目指すは当然勝ち点3。初夏を思わせる気候の中、フルハウスとなったパナソニックスタジアム吹田で勝ち名乗りを上げたのは。
試合結果
J1 第10節 5/4 パナ吹田 | ||||||
G大阪 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 東京 |
0 | - | 0 |
G大阪
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 東口 順昭 | 6.5 | 林の活躍に目を奪われがちだが、特に後半、東口のセービングも見事の一言。範囲内とは言え、きっちりキャッチしきるところは目を見張った。 |
DF | 菅沼 駿哉 | 6.0 | 集中したプレーで東京攻撃陣を食い止める。三浦に替わっての起用だったが、指揮官の期待に応えた。 |
DF | 米倉 恒貴 | 6.0 | 攻守にアグレッシブで、特に後半、東京守備陣にクロスの雨を降らせた。中の動きとやや合わなかったのが残念だったが。 |
DF | 金 英權 | 7.0 | 高さや強さだけでなく、予測も含めた速さもあるところを見せ付けた90分。トータルでのレベルの高さを改めてファンに知らしめた。 |
MF | オ ジェソク | 5.5 | 久保やナ サンホの対応に手を焼く場面もあったが、破綻はきたさず。持ち味であるしぶとさは見せていた。 |
MF | 遠藤 保仁 | 6.5 | 倉田との役割分担をハッキリさせ、東京の守備ブロックの隙間を突き続けた。やはり遠藤がいると、攻撃の流動性が格段に違う。 |
MF | 小野瀬 康介 | 6.0 | 米倉とのコンビも相性よく、攻守で質の高い動きを披露。特にプレッシングの意識・精度は高かった。敢えて言えば、よりシュートに直結する動きが欲しかったか。 |
MF | 倉田 秋 | 6.5 | ビルドアップ時に最終ラインまで下りたかと思えば、押し込んだ場面ではバイタルエリアに進入するなど縦横無尽。久々に倉田らしい動きを見せたか。 |
MF | 高 宇洋 | 5.5 | カウンター時に久保らを厳しくチェック。イエローをもらい、2枚目をもらいかけていたため前半だけのプレーとなったが、戦う姿勢は買いたい。 |
MF | アデミウソン | 7.0 | 東京の2ライン間、かつハーフスペース。現代サッカーで最も守りづらい位置でボールを受け続け、オンザボールもハイレベル。ゴールだけが足りないゲームだった。 |
FW | ファン ウィジョ | 6.0 | トップの位置にこだわることなく流動的にボールを引き出していた。が、相反してゴールからは遠くなる。本人がどうこうではないが、ジレンマは感じた。 |
MF | 今野 泰幸 | 6.0 | 高と同様のプレープランだったが、イエローをもらうこともなく、攻撃でも貢献。やはり、頼りになる存在。 |
MG | 宮本 恒靖 | 6.5 | 90分間通して、自らの狙いをチームが体現。厳しい状況を打破するきっかけにはなった。それだけに、勝ち点1は無情とも。 |
東京
Pos | 選手名 | 採点 | 短評 |
GK | 林 彰弘 | 7.5 | 今季最も忙しい90分を過ごしたが、枠内シュートをすべて封殺。開幕戦に続いて、自らのセービングでチームに勝ち点1をもたらした。 |
DF | 小川 諒也 | 5.5 | 室屋の再離脱により今節も右SB。守備で奮闘しつつ、攻撃ではサイドにこだわらず中へ入ってプレー。終盤のシュートは惜しかった。 |
DF | チャン ヒョンス | 5.0 | 首の痛みも癒えてスタメンに戻ったが、どうもピリッとせず。特に64分、ファン ウィジョにヘディングを許したシーンの対応は注意力散漫だった。 |
DF | 森重 真人 | 5.5 | ボールを握られる中、中だけは割らせまいとプレー。CBとしては、チャンともども周りに助けられた試合ではあったが。 |
DF | 太田 宏介 | 5.5 | 小野瀬、米倉の果敢なアタックを受け1対1を強いられる場面もあったが、懸命に対応。攻撃も、回数は多くなかったが良いクロスを入れられていた。 |
MF | 久保 建英 | 5.5 | ファウルも辞さない厳しいチェックを受け続けたが、怯まず90分間プレーし、逞しさもあるところを見せた。セカンドトップとしてもクレバーにプレー。 |
MF | 高萩 洋次郎 | 5.0 | 奪った後のボールの受けどころになりきれず。ボールフィーリングも悪くてパスミスが目立ち、後半にはイエローを受け、次節出場停止。 |
MF | 橋本 拳人 | 5.5 | ビルドアップの場面では上手く相手をいなせなかったが、守備ではバイタルエリアをカバー。中を崩される場面を減らした。 |
MF | 東 慶悟 | 5.0 | 守っては狙いどころが定まらず、攻めてはボールタッチがブレ、切り替えもやや鈍く。今季、最もパフォーマンスは低かった。 |
FW | ディエゴ オリヴェイラ | 5.5 | 押し込まれる時間が多い中、チーム最多のシュート4本。前後半1度ずつ決めてほしかった場面はあったが、相手に怖さは与えていた。 |
FW | 永井 謙佑 | 5.5 | これまでと変わらない狙いでプレーするも、後ろからのボールの質がもう一つで、相手DF陣の対応にも苦労。裏を取れたのは1、2度だったか。 |
MF | 大森 晃太郎 | 6.0 | 早めに投入され、サイドの守備に対応。攻撃でも小川との細かいパス交換からチャンスを演出するなど、十分に持ち味を見せた。 |
MF | ナ サンホ | 5.5 | 大森同様サイドの守備をまずは意識しながら、攻撃でも何度か惜しいシーンが。パイセンの肘打ちにも屈しなかった。 |
MG | 長谷川 健太 | 5.5 | なかなか得点への糸口を見つけられない中、早めのケアで守備の網をギリギリ最後まで保たせた。貴重な勝ち点1。 |