続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その13 エバートン−リバプール

 マージーサイドダービーです。
エバートン 0−2 リバプール
スコア:59、62分 F・トーレス(リバプール


 何だか両チームとも収穫がないというか、良くない部分ばかりが目に付いたような試合だったという印象です。
 リバプールは、結果的にトーレスが2点取りましたが、そのトーレスも前半はジャッジにイライラ感を見せたり自分からリズムを崩していた感じで、キーンとのコンビは徐々に良くなっていますがまだまだ時間がかかりそう。そのキーンもこの日は左に流れることが多かったですが、リエラやドッセーナとスペースをつぶしあってスムーズさを欠くなどいいテンポでの攻撃が多くは見られなかったかなぁと。献身的に動くカイトのおかげで何とか攻撃が「線」にはなっていますが、カイトだって休みが必要なわけで、不在の時に攻撃が「点」になってしまうと辛いところ。とどのつまり、去年からの懸案事項だった「最後どう崩すか」という点の答えは出せておらず、しばらくは耐えて耐えてカウンターという形になるんですかね?
 エバートンも攻撃面での不安が露呈した形。アルテタ、ケイヒル、フェライニなどタレント豊富な中盤の選手はいるんですが、彼らがフィニッシュの部分に絡むためには1トップのヤクブが何とかしてタメを作るなり、時間を作るなりして後ろからの上がりを促さなければいけないところ。ただ、さすがにカラガー、シュクルテル相手だとそうそう簡単に事が運ぶわけはなく、じゃあそこを潰された時に次の一手があるかと言うと、個人技からのミドルシュートぐらいしかないのが現状。相手次第ではそれでも勝ててしまうとは思いますが、昨シーズンの順位を維持したいのならば、これでは厳しいでしょう。まあ、モイーズ監督は理想どおりの補強をしてもらえず大変でしょうけどね。