続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その67 リバプール−チェルシー

 これで5年連続の顔合わせとなるこのカード。果たして、今年勝つのは赤か、青か。
リバプール 1−3 チェルシー
スコア: 6分 F・トーレス(リバプール
     39、62分 B・イバノビッチチェルシー
     67分 D・ドログバチェルシー


 まだ、2ndレグの90分が残っています。しかし、アウェーゴールの価値を考えれば、実質1−6という結果。リバプールは、文字通り「崖っぷち」に追い込まれました。
 とはいえ、試合の入りが良かったのはリバプールの方。開始1分でコーナーを奪い、6分で先制点を奪いましたからね。ただ、チェルシーはそこで慌てず騒がず。直後にドログバに決定機が訪れ、15分過ぎからはすっかり五分の展開に持ち込婿むことに成功しました。その大きな要因は、やはりドログバ。多少ズレたボールも無理がきく動きで収めてしまったり、空中戦を制圧することで徐々にDFラインを下げさせ、リバプールの中盤が下がったDFラインとうまく連動できずに2ラインの間にそれなりのスペースが生まれたことで、ランパードバラックが比較的フリーでプレーができるシーンが多かったように思います。3点目は中盤でフリーで受けたバラックが悠々とマルダヘスルーパスを出し、折り返しのクロスをドログバが決める、まさに理想の形。結果的にこの得点がリバプールの息の根を止めた格好になりましたしね。
 そして、もう一人の殊勲はやはりイバノビッチ。そもそもスタメンで出てきたこと自体驚きだったんです(恐らくリエラ対策でベレッチより守備力のあるイバノビッチだった、と思います)が、まさか2得点あげるとは…。そのセットプレーですが、放送内の解説だった粕谷秀樹さんが「今のリバプールは万マークとゾーンを併用する守り方で、なかなか崩せない」と言っていました。なるほど、ペナルティライン上に4人ほどが狭い間隔で並び、その他の4〜5人がマンマークする格好でした。ただ、キャラガー、シュクルテルの両CBはゾーンの方を受け持っているため、どうしてもマンマークを受け持つ選手は競り合いに強い順で言うと5番手ぐらいの人になっちゃうんですよね。で、1点目の際にイバノビッチについていたのはシャビ・アロンソ。そうなるとあたりの強さはイバノビッチに一日の長があり、実際この場面ではアロンソを完全に振り切ってましたし、かつゾーンで守る選手の隙間にうまく入り込むという素晴らしい動きでした。もちろんキックの制度も完璧でしたけどね。さらにセットプレーでもう1点取れたことは、リバプールに相当のダメージを与えました。もちろん、まだ勝負が決まったわけではありません。2ndレグではテリーが出場停止ですし。ただ、0−2でも勝ち上がれることを考えれば、ほぼ決まりと言っていいでしょうね。
 リバプールは…よく分かりません。詳しい人の分析を待ちます(苦笑)