続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

弥生賞&中京記念振り返り

 なので、重賞の振り返りは一括りにしてやってしまいます。
 まずは弥生賞。勝ったマイネルチャールズは現時点での完成度の差を見せ付けての勝利だったかと。問題なくスッと好位へ取り付くことが出来ますし、1000m通過が61秒8と言うスローペースにも掛かることはないですし、勝負どころでの反応の良さも文句なし。現時点での不安を言えば、皐月賞の時の馬場がここ数年のような高速馬場になっていた場合に対応できるのかという面。何だかんだ言って毎年それまでに1000m通過60秒を切るような競馬で好走してきた馬が浮上してくる事実はありますし、ここまで6戦で一度も前傾ラップだったことがないので、まだ「本番のメンバー・展開次第では…」という評価です。ブラックシェルはこれまでのイメージとは全く違う競馬で、まずまずのスタートから中団前目に取り付き、早めに捲って行ってしぶとく2着に滑り込みました。それでいて上がり最速タイの脚を見せたわけですから、やはり力が無いわけではないなぁと。てっきりここも最後の脚にかけるもんだと思っていたんですが、こういう競馬を出来るのが武豊Jなんだよなぁ。クロフネ産駒はペースが淀みなく速い時に先行して強いタイプが多いので、マイネルチャールズとは逆に本番でペースが速くなって、今日と同じく好位追走できるようなら買い目に入れないといけないのかなぁ?と思ってます。人気でしょうから、手は出しづらいんですけどね。タケミカヅチもこれまでと違う先行策が功を奏しての3着。ただ、切れ味を生かすという意味では、2000mはちと長いのかな?という気がしないではなく、NHKマイルCを目指すべきかと。
 その他では、4着キャプテントゥーレは休み明けとはいえタケミカヅチを交わせなかったのは案外。この馬もマイルの方がいいかな。6着スズジュピターも距離短縮で見直したいかと。5着テラノファントムはスタートでヨレて出るなど若さもまだ見せていますが、2戦目でこれだけ走れれば十分。血統面からはこの馬もマイル、特に広々としたコースでのマイルが向いているのかなぁと。私の見方が下手なのかもしれませんが、ゴスホークケン始め、今回の上位組含めてこの世代上位はマイラーが多い気がしてます。話し戻して、7着アインラクス、9着ベンチャーナインは展開向かずの敗戦なので、着順だけで評価は下げたくないですね。ただ、アインラクスは平坦に替わった方がいいかも。フサイチアソートはスタート後すぐに両隣に挟まれてポジションを下げたことは痛かったですかね。それなりの上がりは使えているので、本番では五分のスタートを切って中団に付けられれば巻き返せるかと。もしかしたら、この馬もマイルのほうが合っているかもしれませんけどね、トワイニングの距離適正を考えても。


 中京記念。後半1000mが全て11秒台という捲り合い、体力のいるレースになりましたが、そんななかで勝ったのがタスカータソルテってのはちょっと驚きました。中京はこれで2勝3着1回(うち重賞2つ)となったのでコースが向いているという面はあるでしょうが、もうちょっと淡白な馬というイメージがあったので、この凌ぎ合いを制したのは今後に向けていいレースだったのかなと思います。センカクは惜しかったなぁ。本命だったコーナーストーンが捲り合いで早々に負けてからは青森県産馬のセンカクにすぐに注目を移して見ていたんですが、本当に惜しかった。ただ、これまでにないハイペースな捲り合いにも最後には食らいつけていたわけですから、まだまだG3なら走れますね。3着ワイルドファイアーはここに来て再度のピークが来たとしか言いようがないです。ローゼンクロイツは7着まで。このぐらいの勝ち時計なら勝ち負けに加わっていいと思うんですが、そこは骨折明けの久々だったせいか、58キロだったせいか。もしかしたら、年齢もあるのかなぁ?ともあれ、次は金鯱賞でお会いしましょう。