続々々・メガネのつぶやき

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07−08 その31 リーガ・エスパニョーラ バルセロナ−レアル・マドリー

 イタリアでのダービーの2時間後、スペインでは伝統の1戦「クラシコ」が行われました。首位にたち後続をじわりと引き離しつつあるレアルをバルセロナカンプ・ノウで止められたのか。こちらも注目のビッグマッチでした。
 当然ホームということで、試合はバルセロナが徐々に主導権を握っていく展開になりましたが、先制したのはレアル・マドリー。36分、DFラインからのフィードをラウル→バチスタ→ニステルローイ→バチスタと見事なワンタッチプレーでつないでゴール前に迫り、最後はバチスタが右足アウトサイドでのテクニカルなシュートをゴール右墨に叩き込み1−0。その後前半は大きなチャンスもなく終了しました。
 後半、リードされているバルセロナが攻勢を強めるも、引き気味に守るレアル守備陣の穴を見つけられず、単独のドリブルでも打開できず時間が過ぎていき、このまま試合終了。レアル・マドリーが久々にカンプ・ノウで勝利を収め、バルセロナとの勝ち点差を7に広げました。
 試合のプチレビューが短いのは、あまりの凡戦ぶりで眠気との格闘に力を注いでしまったからであります(苦笑) まあ、凡戦は言い過ぎかもしれませんが、とにかくバルセロナが何も出来ませんでしたね。選手個々の運動量が足りないためパスのつながりも悪かったですし、じゃあドリブルで仕掛けても、ロナウジーニョセルヒオ・ラモスに、エトーはぺぺに完全に封じられてしまいました。今季はただでさえ個人技が目立つ試合が多く、その主役たるメッシが不在となればこんなもんでしょうか。ロナウジーニョにもキレが戻らないですし、エトーもまだ100%ではない様子で。ドス・サントスやボヤンにはまだ過度な期待は出来ません。この窮状をどう脱するのか、ライカールト監督の真価が問われる場面を迎えたという印象です。
 一方のレアルですが、今日のような4バック+ディアラ(+カシージャス)にあれだけ引いてしっかり守られたら、正直相手は辛いの一言。攻撃陣は水物ですから、今日のようにさしてチャンスもなく1点しか取れない試合もありますが、守備陣がこれだけしっかりしていれば、不安は少ないですね。優勝を勝ち取りながらファンから見離されたカペッロイズムが、ここにきてチームを助けるとは何たる皮肉でしょうね。