続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第9節 東京1−2鹿島

 快晴のGW、ホームゲーム、今季初の3万人超え、そして待望のワンチョペリーグ初ゴール。この試合は何が何でもモノにしないといけなかったと思います。それだけに今季最も悔しい敗戦でした。昨日のプレビューのときに、今日の試合の注目は「選手交代」と書いたので、そこに絞って愚痴を吐こうかと。
 1−1と言うシチュエーションで残り20分。ヒロミが打った手はチョペさん→ユータ、ナオ→ノリオでした。ヒロミは

1点取った後、間が空いてきている、特にワンチョペも連戦の疲れなどもあって、得点してくれたのは非常にうれしいんですけど、前に居残ってしまい、ボールを拾われていたので馬場を投入しました。また向こうの左サイドが空いていることが多かったので、鈴木規を入れて勝負をかけに行ったんですけど、その辺の選手がいまひとつうまくゲームに入れず、2点目を入れられてしまったという展開だったと思います。
(J's GOALより)

 と試合後のインタビューで言ってましたが、果たしてそうだったのかなぁ?と首を傾げたくなります。
 まずチョペさんの交代。前に居残ってしまうのは頭からそうだった感じですし、ルーとチョペさんが縦の関係になり4−4−1−1のような形になることで、十分に相手の攻撃には対応出来たんではないかと思います。まあ相変わらずプレーのリズムは他の選手と全く違う感じではありましたが、この日は得点もあげ、これまでになく相手守備陣に脅威を与えていた印象で、その怖さを捨ててしまう交代と言うのは、どうにも賛同できません。ユータが入ることで確かに機動力は増しますが*1、ユータの持ち味であるパスを生かす意味でも、ルーとチョペを残しつつユータを入れる(今日で言えば栗澤と代えてみる)術は選択肢の中になかったのかなぁ?と思います。
 続いてナオの交代。左から攻めたいのでノリオ投入。これに異論は全くありませんが、この日のナオは今季のベストパフォーマンスじゃないかと思うほどのプレーぶりで、久々に右サイドから数多くのチャンスを作れていました。やや運動量が落ちてきたなぁ、とは思いましたが、ここでナオにもう一踏ん張りしてもらいつつ(つまりはナオも残しつつ)ノリオを入れて(当然ルーとチョペも残しつつ)、両サイドから仕掛けるという形を取れば、相当相手に怖さを与えることが出来たんじゃないかと思います。
 そして最後に梶山の投入。試合後のインタビューで「結果論だが、3人目の交代で、福西に代えて赤嶺というのは考えなかったか?」と言う質問をしていた記者さんがいましたが、(誰に代えてという点はともかく)私も赤嶺を投入して欲しかったクチです。それは、ここでFWを投入して「絶対点を奪って勝つんだ!」と言うメッセージを選手にも、そしてサポーターにも示して欲しかったから。梶山がいい悪いではなく、同点でどう試合が転ぶか分からないからこそ、3枚目は自分達からもう一つギアを上げるような交代をして欲しかったと思います。
 どんな素晴らしい監督も先の展開を全て読みきることは不可能なわけで、選手交代により毎回、全てのことが劇的に良くなるとは限りません。けれど、この日の交代はちょっと消極的だったというか、何が何でも点を取るという風には、私には映りませんでした。ヒロミ本人は全ては勝利のために自身で考えての交代なんでしょうが、その方法について、自分とヒロミとの考え方、やり方が現状あまりに乖離していて、少しばかり信頼感が揺らいでいるのを隠すことが出来ません。とても残念だけど。

*1:今日は残念ながら、あまりゲームに入れていなかった感じですが。