続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

有馬記念

◎ 05.デスペラード
○ 10.アドマイヤラクティ
▲ 03.カレンミロティック
△ 04.ウインバリアシオン
△ 02.ヴェルデグリーン
△ 16.トーセンジョーダン
× 06.オルフェーヴル
× 14.ゴールドシップ
× 15.ナカヤマナイト


 エイシンフラッシュの出走取り消しによりG1馬はわずかに3頭。しかも、今年G1タイトルを取った馬がゴールドシップ1頭だけとかなり、かなり寂しいメンバーとなりましたが、馬券的にはかなり面白い1戦になった…と前向きに。
 中山2500mは言わずもがなスタミナを問われるコースですが、今冬は輪をかけてスタミナを要求される馬場で、かつ今週は週中の冷たい雨のせいでパワーも多分に問われる馬場ともなっています。また、中山2500mと言えばステイゴールド産駒の庭であり、文字通り目をつぶって黙って買っていても儲かるレベル。今年もステイゴールド産駒は3頭出走しており(オッズ的に2強となっているオルフェーヴルゴールドシップナカヤマナイト)、素直にここから本命を選んでもよかったのですが、新鮮味(ステイゴールド産駒だから来た!という要素)はすでになく、わざわざ本命にするまでもないかなと。となれば、別のスタミナ・パワー要素を併せ持つ血統を狙おうと。で、結論は(これもベタかと思いますが)「トニービン」になりました。
 今回9頭に印を回しましたが、×の3頭がステイゴールド産駒で、それ以外の6頭は父・母父・父母父にトニービンの血を持つ馬をすべて拾ったという形です。その中で本命はデスペラード。母父トニービンももちろんさることながら、父ネオユニヴァース、母母父ブライアンズタイムとスタミナ・パワーの鬼が揃っている血統構成。自身もダートを使われていた時代があり、芝に戻ってからも初戦の八坂S以外は全て2400m以上で、3000m超のレースに滅法強いスタミナ馬。同じ有馬記念でももう少しスピードを問われる年もありましたが、今年の馬場はこのぐらいスタミナのある馬の方がいいと見ており、「無気力騎乗」を取りざたされることもある横山典Jですが、逆にやる時はやるジョッキー。前走で手応えをつかめていれば気持ちが後者に出て、この馬の力を100%出してくれるかなと。
 対抗アドマイヤラクティ、3番手カレンミロティック、4番手ウインバリアシオンは全てハーツクライ産駒(ハーツの母父がトニービン)。アドマイヤを一番上に取ったのは、古馬になってから2500m以上の重賞で連対経験があり、3頭の中で母父が一番重い(それぞれエリシオ、エーピーインディ、ストームバード)ことが今年の有馬記念では活かされると見たため。ただ、ハーツクライの特徴である「人気がないところでの一発」が一番あるとすればカレンミロティック。同じ母からはヒカルアマランサス、スターノエルといったマイラーが出ているスピード型タイプで、距離が持たずに失速する可能性は否定できないどころか大いにあると思いますが、それでも父ハーツクライは母系がスピード型の方が走る馬を出すことが多いですし、母父エーピーインディ、母母父カーリアンの持つパワーは2度急坂を登るこのコース形態に合っている部分はあります。前で残るならこの馬かと。ウインバリアシオンは前走一叩きで戻っているとは思いませんが、G1で内枠の岩田は買っておきたいところです。残る△の2頭は父ジャングルポケットトニービン産駒)ですが、より面白いのはやはりヴェルデグリーン。ここ4走は「中山で○→新潟で×→中山で○→東京で×」というリズムで来ての中山戻り。こちらも母系はむしろスピードタイプに見えますが、消耗戦には強いところを見せているので、前がバタバタになったところを差し込むイメージは湧かなくもありません。

馬連 05−印(金額は強弱あり)
3連複1頭軸 05−02,03,04,10,16トニービンだけの決着)
3連複F 05−06,14−02,03,04,06,10,14,15,16(それでもやっぱりオルフェ、ゴルシは来るパターン)
3連単2頭軸マルチ 05⇔10⇔02,03,04,06,14,15,16(最もスタミナのある2頭が一緒に来るパターン)
3連単F 03,06,14→05⇔02,03,04,06,10,14,15,16(勝つのは2強+1発あるカレンで、デスペラード2、3着)