いよいよ組み分けも決定して、本番が待ち遠しいわけですが、軽く各リーグの展望をしてみようかと。勝ち抜ける可能性の高い順に「◎>○>▲>△」という風に、簡易予想もしてみましょうかね。
グループA
◎ リヴァプール(イングランド)
○ ポルト(ポルトガル)
▲ ベシクタシュ(トルコ)
△ マルセイユ(フランス)
戦力充実のリヴァプールが断然。層が薄いCBに怪我人が続出しない限りは大丈夫でしょう。残り3チームは大混戦も、昨年の戦力を維持できたポルトが完成度で一歩リードかな?と。ベシクタシュとマルセイユの差は、リーグ戦での現状を鑑みてのものです。リベリが残っていれば…と言われないように頑張って欲しいところなんですが。
グループB
◎ チェルシー(イングランド)
○ バレンシア(スペイン)
▲ シャルケ(ドイツ)
△ ローゼンボリ(ノルウェー)
総合力に勝るチェルシーが一歩リード。残る1枠を争うのはバレンシアとシャルケになりそうですが、元来より「アウェーに強い」バレンシアが、上手くアウェーでも勝ち点を拾って抜けきりそう。ローゼンボリ相手に勝ち点を落としたほうが脱落でしょうか。そのローゼンボリですが、このグループでは苦しいと言わざるを得ませんね。
グループC
◎ レアル・マドリー(スペイン)
○ ラツィオ(イタリア)
▲ ブレーメン(ドイツ)
△ オリンピアコス(ギリシャ)
コンビネーションには不安が残りますが、戦力を大きく積み増したレアル・マドリーが最上位なのは動かないでしょう。2番手にはラツィオを。と言うよりは、ブレーメンにネガティブな要素が多すぎるため*1に、消去法的というか繰り上がりでラツィオを2番手にしました。
グループD
◎ ミラン(イタリア)
○ セルティック(スコットランド)
▲ シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
△ ベンフィカ(ポルトガル)
今年も熟成路線をとったミラン。しかも今年はロナウドを使えるとあって、さらに戦力を増した印象で、ここで躓くことは無いでしょう。2番手には贔屓目も込めてセルティックを挙げましたが、イウシーニョ、カスティージョ、スルナ、レヴァンドフスキー、ルカレッリと各ポジションに隠れた実力者を配しているシャフタールも相当やるでしょうね。セルティックはアウェーで勝ち点を1でも拾えれば。ベンフィカは攻撃陣に迫力を欠く印象で、やや苦しいと見ます。
グループE
◎ バルセロナ(スペイン)
○ リヨン(フランス)
▲ シュトゥットガルト(ドイツ)
△ レンジャーズ(スコットランド)
ピンポイントかつ的確な補強をしたバルセロナが落ちるのは考えづらいですね。2番手もすんなりリヨン、と言いたいところですが、今年は旗色悪し。なんせすでにリーグで2敗。クペ、クリスを怪我で欠く守備陣は今一つなようですし、フレッジを怪我で欠きマルダを放出した攻撃陣も、ベンゼマの頑張りで何とか持っている様子。そうなると、ヒルデブランドの放出のみにダメージをとどめたシュトゥットガルトが交わしてもなんら不思議ないですね。レンジャーズもいい補強をしたようですが、このグループに入ったのはツイてない。
グループF
◎ マンチェスター・U(イングランド)
○ ローマ(イタリア)
▲ スポルティング(ポルトガル)
△ ディナモ・キエフ(ウクライナ)
ここははっきりと2強2弱に分かれると言っていいグループかと。ただ、マン・Uの怪我人の多さは不安と言えば不安。まあ3、4節辺りまでにはルーニー、ネビルなどは戻ってこれるでしょうし、ナニ、ハーグリーブス辺りはすでにフィットしているので大丈夫でしょうけど。ローマは抜群の補強に成功*2し、充実度ではマン・Uをも上回る勢い。ここで躓くことは無いでしょう。
グループG
◎ インテル(イタリア)
○ CSKAモスクワ(ロシア)
▲ PSV(オランダ)
△ フェネルバフチェ(トルコ)
この顔ぶれならば、インテルは大丈夫でしょう。セリエAでは開幕戦引き分けに終わりましたが、内容は悲観するものではなく、しかもこの顔ぶれならば大きく勝ち点を落とすことはないかと。CSKAは2年前にUEFAカップを制したメンバーが揃っており、得意のホームで勝ち点7取れれば。それはPSVも同じですが、アレックス(チェルシーへ移籍)、コクー(カタールだっけ?)の2枚看板を失ったのは相当痛手かと。跳ね返せるかは注目。それならば、ロベカル、カジム・リチャーズ、アッピアー、ケジュマンなど地味にいい面子が揃っているフェネルバフチェも面白いかも。
グループH(セビージャが勝ち抜けの体で予想)
◎ セビージャ(スペイン)
○ アーセナル(イングランド)
▲ ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)
△ スラヴィア・プラハ(チェコ)