続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

Jリーグディビジョン1 第34節 新潟1−1東京

 梶山と平山が戻ってきて、かつ、向こう様がマルシオ・リシャルデス、本間を欠いた状況そのままの試合が、90分間は繰り広げられていたのかなと。東京は序盤こそ新潟の前からのプレスに引っ掛かる場面があったものの、時間を追うごとに「新」ボックスボランチが落ち着いてボールを回せるようになり、慌てず騒がず攻撃を展開。思わず目を見張るようなパスワークからのシュートもあれば、得点に繋がるような縦一発というシンプルさもあり、「梶山と平山(とナオと今ちゃん)は代えが利かないなぁ」と改めて感じた次第。来季に向けては、W杯本番もあるので、バックアッパーの奮起が期待されます。といっても、誰が残って、誰が加わるのか分からないと何とも言えないですが。
 守備では、年間として懸案だったセットプレイの(大きく見て、サイドからのクロスに対する)守備でやられてしまいましたねぇ(苦笑) まあ、原因は「出て触れなかった権田」の一言に尽きるわけですが、しかし、シーズン当初はそんなシーンばっかりだった権田が日々課題を修正し、ナビスコ決勝では「影のMVP」とまで呼ばれるようになるとは、そして、もしこの試合ゼロのまま終わってれば、新記録となる年間15完封を成し遂げられた(DFの協力もあって始めて成立する記録ですけどね)、そんなレベルにまで到達するとは、正直全くイメージできていませんでした。塩田のアクシデントという、あってほしくはなかった事実を受けての守護神指名。簡単ではなかったシーズンだったと思いますが、素晴らしい1年になったと思います。来季、青赤の守護神としてたっているのは権田か、塩田か。切磋琢磨を期待してます。


 長かった今シーズンも、終わっちゃいましたね。開幕でフルボッコされた記憶がそう遠くない過去のものに感じるかと思えば、たった1ヶ月前のナビスコ決勝がはるか昔のように感じられたり、ベスト11人が揃った時の破壊力に心躍らせる時もあれば、次々と倒れていった後のチームの苦しさにもんどりうつ時もあり。新たな世代の台頭に若さの可能性を感じる一方、一つの時代の終焉がこれ以上ない形で訪れ、「NEXT STAGE」に何が待っているのか、期待と不安が入り混じっているのが本音。しかし、それをリアルタイムで感じられることが、長くチームを見ている幸せでもあるわけで。来季どのような陣容で、どのような決意で、どのような結果を残してくれるのか、それをあれこれ妄想しながらオフシーズンは過ごしたいと思います。諸々皆様、大変お疲れ様でした!!!