続々々・メガネのつぶやき

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2025年3月13日 雑感「脳震とう」

 東京ヴェルディの福田 湧矢選手に関するこちらの記事、興味深く読みました。

 

www.nikkansports.com

 

 3月2日の古巣・G大阪戦で相手のシュートが側頭部に当たり、そこで脳震とうを起こしてしまいました。G大阪時代も脳震とうで苦しんでいたことは知らなかったので、シンプルに心配になるところもあります。本人からも、

「やりすぎて、脳振とうをやると感情をコントロールできずに泣いてしまう。気づいたらボロボロ泣いている。怖さがあるんだと思う」。努めて明るく話した上で「治療はなくて、目まいとかと闘ってやっていくしかない。(視点の)ピントが合わなくなったりズレたりする。慣れていくしかない」

 という言葉も吐き出されていて、苦悩の一端がうかがえました。

 ワタクシが応援しているFC東京に関しても、アカデミー出身で世代別代表に顔を並べ、トップチームでも活躍した(のちに岐阜、愛媛、甲府へ移籍)野沢 英之さんが、28歳という若さで引退を決断した裏に、脳震とうの影響が多分にあったことをYouTubeで語っていました。

 


www.youtube.com

 

 今から1年近く前のインタビュー動画ではありますが、久々にヒデらしい優しい笑顔も見られて、少しうれしくなりました。一方で、福田選手と同じく「常に頭が重い」であったり、「なんだか泣いてしまう」だったり、症状の苦しさも吐露しています。是非、FC東京ファンに限らず、ご覧いただきたい動画です。

 

 

 さて、JFAのサイトには「脳震とうに対応する指針」が掲載されています。

 

www.jfa.jp

 

 日本代表及びJリーグの試合に適用されるものですが、先週のFC東京-湘南でも、後半アディショナルタイムに安斎が相手DFのクリーンかつ激しいタックルを受け、背中から落ちて後頭部をしたたかに打ち付けるシーンがありました。

 池内主審はそのプレー直後に試合終了の笛を吹いていたため、この指針どおりのことを行わなかった(ように映った)かもしれませんが、頭頸部のアクシデントに関しては、慎重に慎重を重ねて対応してほしいと願うばかりです。