続々々・メガネのつぶやき

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2025年1月29日 雑感「ポイ捨て」

 日本は観光立国を謳い、インバウンド需要によって様々な恩恵を得ようとしていますが、どんな出来事も表と裏、光と影はあるもので。いわゆるオーバーツーリズムなど、インバウンドにおける弊害に関しては事あるごとにいろんな記事が出ていますが、今日もこんな記事が出ていました。

 

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 記事では京都・伏見稲荷神社のケースを取り扱い、外国人観光客のマナー意識について批判的に評しています。まあ、必ずしも観光客だけが散らかしたとは言い切れませんし、「日本人=マナーが良い・綺麗好き 外国人=マナーに疎い・周りを気にしない」という図式は当てはならないのかなと、個人的には。

 話が身の回りに変わりますが、この記事を読んで、改めて家から最寄り駅までの帰り道を、いつも以上に道路を気にしながら歩いてみると、やっぱり落ちてますねぇ、あいつのポイ捨てが。そう、タバコです。

 

 先に書いておきますが、私もタバコを吸う人です。タバコ吸いたての頃、恥ずかしながらポイ捨てを何度かしたことがあります。陳謝。

 ただ、ある日ポイ捨てをしたら、近所の方なのか通りすがりの方なのかは忘れましたが、しこたま怒られたんですよね。ハッキリと「お前、なっとらん!拾え!」って言われました。あれから20年以上経ってますが、多分この時以上に怒られたことありません、と言い切れるほど、しっかりと叱責していただきました。あの時以来、天に誓ってポイ捨てしてません。

 

 そんなやつが言うことなので説得力はありませんが(苦笑)、ポイ捨てはやっぱダメです。

 ぶっちゃけ、タバコって健康面だったり公衆衛生だったりを考えたら、いらないものです。いや、なくてもいいもの、か。公共の場(≒屋内)全面禁煙の国や地域は多岐にわたっていますし、ニュージーランドは2009年生まれ以降の子どもに対し、タバコの購入を生涯にわたって禁止する法案が審議されていると聞きます。日本でも国が制定した健康増進法や、各自治体が制定した条例による受動喫煙対策が進んでいます。

 ただ、善悪や価値観をひとまず置けば、現状の日本、法的には割とおおらかにタバコが認められています。個人的には「嗜好品」という建付でもって「免罪符」を頂戴している、そんな感覚でしょうか。仮に日本が、たばこ税の減収だったり、タバコに関わる産業の減縮を受け入れてでも、健康を真に考えて、ニュージーランドのようにタバコを全く認めない!という方向に進むなら、私はそれを受け入れます。

 でも、今この瞬間はそうじゃない。であるならば、少なくとも私は「マナー」でもって、出来うる限り今のまま免罪符を持たせてもらいたいのです。周りに気を遣う、歩きタバコを控える、ポイ捨ては絶対にしない。それぐらい、大の大人ならできるでしょう。

 別にタバコを吸う=悪とか、卑下して吸わせていただいてますとか、そんなことは思っていませんが、嗜好品を嗜みたいのであれば、それ相応のことはわきまえましょう、そんなお話しでした。