先日、行きつけの飲み屋に行った際、店長さんから「これ、他のお客さんからのお土産なんで、よかったらどうぞ」と、あるものを頂戴しました。
みなさん、この「あんずのしそ巻き」ってご存じですか?サイト内も書いてあるとおり青森県津軽地方に昔からある食べ物でして。ワタクシ、津軽地方の生まれなんですが、小学校の給食にこのあんずのしそ巻きがちょいちょい登場してたんです。
ただ、小さい頃は、これがまぁ苦手で(苦笑) 割と好き嫌いがハッキリしていた方ではありましたが、このあんずのしそ巻きは、トップ3に入るくらい苦手でした。ちなみにトップ3に入る残り2つは「イチゴジャム」「セロリ」です。
そんなわけで、店長さんから出されたときに「あぁぁぁ!!!」と思わず大声が出てしまいまして。合わせて、一瞬で給食時間の「おい、俺はこいつにどう立ち向かえばいいんだ・・・」という絶望感もフラッシュバックしました(笑)。
とはいえ、頂き物を無下に断るのもたしなみがないなぁ、と思ったので、およそ30年ぶりに恐る恐る口にしましたところ・・・
バカ美味い!!!は!?バカ美味いやん!!!
いやー、驚きました。あんずの甘さとしそのしそ感(語彙力不足)が絶妙にマッチしていて、おっかなびっくり口にしたひと口目とはうって変わって、ふた口目であっさり食べ切りました。
よく、小さい頃に食べられなかったものが食べられるようになるのは、舌にある「味蕾」の数が減少し、感覚が鈍化することによって、味覚が極端に反応しなくなるから、なんて言説もありますが、この時はそれでは説明できないくらい、180度印象が変わった瞬間でしたね。
皆様も、時を経て食べられるようになった、あるいは、よりおいしく感じるようになった食材・食事はあるかと思いますが、久々に、ダイレクトにその感覚を味わったお話しでした。
ちなみに、いちごジャムとセロリは、未だに苦手です(苦笑) 私の感覚をひっくり返してくれる商品、お待ちしております!(誰かに向けて)