続々々・メガネのつぶやき

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2025年1月24日 雑感「DNA」

 ちょっと前の話ですが、昨年末フジテレビで、いわゆる「世田谷一家殺害事件」に関する番組が放映された際、私は初耳だった「ゲノムモンタージュ」という単語を聞きました。

 

www.fnn.jp

 

 記事内にありますが、技術の進化によって、その人のDNAから年齢、身長、体格、表情など、犯人の身体的な特徴がある程度割り出せるということがわかってきているそうです。

 すでに米国内ではこの技術を用いた民間企業と警察がタッグを組み、ゲノムモンタージュによる似顔絵を作成して、殺人事件の容疑者を逮捕した事例が複数あるとのこと。日本でも東海大学医学部の今西教授がこの技術に関して研究を進めていて、現行80%程度、その人に近いモンタージュ画像を作成することができるようになっている、と番組内では伝えられていました。

 ただ、日本では犯罪捜査に関するDNAの活用がごくごく限られた一部の取り扱いに限られており(究極の個人情報でもあるため)、このゲノムモンタージュは現行の法制度上、認められていない手法とのこと。まあ確かに、髪の毛一本あれば、血液1滴あれば、自分の顔がおおむね再現されてしまうと考えると、いささか恐ろしい感じもします。それでも、厳格な運用のもと、重大な犯罪の解決に繋がる可能性が増えるのであれば・・・という犯罪被害者の方々の思いも、十分理解できます。

 

 しかし、DNAってなんなんでしょうね。

 その人のあらゆることを司っているものだと頭では分かっていますが、こんな複雑な生命体が、突き詰めればアデニン、チミン、グアニン、シトシン、たったこの4つの塩基がそれぞれ対をなして、特定の配列を組み、それによって生まれる遺伝子情報にある意味支配されている。いやー、やっぱり意味が分かりません(苦笑)

 まあ、日々平々凡々と過ごしている私のような人間が、遺伝子情報のことを気にして生活するなんてことはありませんが、生まれながらにして与えられるものと失われるのもがある程度決まっていると考えると、1回だけ自分で書き替えたい気がしないでもありません(笑)