続々々・メガネのつぶやき

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スポーツナビ|試合速報/詳報|日本 対 パラグアイ−キリンチャレンジカップ2010−

 リマッチとはいえあくまでも親善試合であり、また、お互いがお互いの事情の中で2014年へのリスタートを切る試合ということもあって、ジリジリする、ヒリヒリする守り合いだった2ヵ月半前とは違い、比較的オープンな試合になったのかなと。しかし、結果として勝つか、引き分けるか、負けるかでは当然気分が違うわけで、勝って終われたことはエルゴラの見出しではないですけど、「幸福な夜」だったと形容していいと思いますし、原監督代行、関塚コーチ以下スタッフ陣は相当いい仕事をしたのかなと。
 チーム全体の戦い方の評価は専門家にお任せ。2日しか合宿ができず、原監督代行の指揮だったので。気になるのは、この日のチームとしての戦い方、個々のパフォーマンスを見て、どこまでザッケローニ監督が踏襲するというか、参考にするというか、自分の理念とリンクしていたか?のただ1点。もう少し具体的に書くと、例えば3バックにしろ4バックにしろ、3トップにして「ウインガータイプを置く」となった場合誰をチョイスするのか。それこそこの日の香川は出色のパフォーマンスでしたが、それは前線4枚の流動的な動きがそうさせたわけで、果たしてウインガーとしてタッチラインに張り付かせることがいいのか悪いのか、それで機能するのかしないのか(松井に関しても同じことが言える)、そのあたりをこの試合を見てどう判断するのかという点は見ものだなぁと。その判断によっては香川トップ下で本田が弾かれるという登用だってあるわけですから。その他、ドイスボランチでいくのか3センターハーフでいくのか、闘莉王、中澤に次ぐ次世代CBメインキャストの白羽の矢を誰に立てるのか、センターフォワードを岡田監督時代には冷遇された(は言いすぎかもしれませんが)ポストワーカータイプにするのか、森本や岡崎のようなスピード・タイミング勝負タイプにするのか、この試合、次のグアテマラ戦、そしてJリーグでの視察の結果、10月にどのようなメンバーを召集し、どのような戦い方を見せるのか、楽しみがすごく増しました。そういった「興味」を、この日の試合を見た多くのファンに与えてくれたことは、重ねてになりますけどこの日ベンチに入ったスタッフGJ!と言いたいです。