続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

京都4人退場と野々村芳和の名解説

 就活が一段落ついたご様子の中坊さんのコラムです。私はこの事件をJリーグアフターゲームショウの中で知りましたが、100%、いや120%野々村さんの言うとおりですね。特に増嶋の2枚目のイエローなんて本当に意味不明。あれでイエローが出るんじゃあ、DFは何もするなって話ですよ。そんな野々村さんの熱弁の中でも最も共感したのがこの部分。

厳密に言えばカードだすかもしれないけど、コミュニケーションがうまくとれていればあそこで「増嶋、ちょっとおいで」「今のダメだよ」って言えば済むシーン。この時点で、この前までの基準も含めて全く選手とコミュニケーション取れていない。
(太字は筆者注)

 日本のレフェリーって、相対的に見て「コミュニケーションを取るのが上手くない」イメージがあります。眉間にしわを寄せて、とにかく厳格に「俺が主審だ、文句あるか!」という態度で選手をコントロールするレフェリングがあまりにも多い気がします。もちろんルールを最優先する必要はあるでしょう。けれど、人間同士がやっているんだから、カードだけではなく言葉でゲームをコントロールする、警告を発することができるんですよね。主審の方からそれを放棄してしまっては、選手と主審の間で信頼関係が構築できずに、こういう壊れたゲームになってしまいますよ、そりゃ。
 今回は野々村さんが、ある意味勇気のある指摘を公的な場で述べました。でも、これが「勇気のある」ことのままでは、いつまでたってもこの状況は変わりません。本当にサッカーを良くしていきたいのなら、サッカー関係者、そしてサッカーに携わるマスコミがこういう問題を自ら取り上げて、とことん議論することが必要なんじゃないかな?と心から思います。野々村さん、本当に素晴らしいっす。スカパー、本当に素晴らしいっす。