続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第1節 東京1−1神戸

 あらかじめ断っておきますが、試合から時間をおいて書いているからといって、大した内容になっているわけではないので悪しからず(苦笑)

メンバー
 GK 塩田
 DF 徳永、茂庭、藤山、長友
 MF 今野、梶山、羽生、エメルソン、石川
 FW 平山
 交代 '55 エメルソン→カボレ '76 石川→大竹 '83 近藤→梶山
 サブ 荻、ブルーノ、金沢、浅利


主要スタッツ
 得点 '39 今野(アシスト:羽生)
 警告 '86 羽生
 退場 なし

 結論から言えば、お互いのいいところと改善すべきところとがはっきりと見て取れた引き分けで、至極妥当な内容だったかと思います(最後のレアンドロのシュートは肝を冷やしましたが)。
 攻撃・守備とざっくり分けての感想。まずは攻撃面。スタートのフォーメーションは4−3−2−1、いわゆる「クリスマスツリー型」。羽生のプレースタイル・個性を考えれば2シャドーのどちらかに置いて、トレスボランチは今野、梶山、浅利orブルーノという選択もあったかと思いますが、恐らく石川とエメルソンの調子が良く、練習でもフィットしていたから崩したくなかったけれど、羽生が持つ経験値を活かさない手は無く、導き出された結論が羽生のトレスボランチ起用だったと思います。
 ただ立ち上がりから動きが非常に固く、どこか所在なさげに各選手がプレーしていたような感じで、パスが複数繋げるシーンを作れませんでした。中でも梶山のボールロスト、ショートパスの精度の無さが目立ち、中盤で一度ボールを収めることができていなかったのがリズムをつかめなかった要因だったのではないかと思います。しかし、15分を過ぎたあたりから徐々に選手間の距離が縮まり、パスを繋げるようになってボールを保持できるようになってからはペースを掴みました。中でも羽生、石川が上手くフリーになってボールを受けられていた印象で、羽生は元々そういうプレースタイルの選手であることは分かっていたので「さすがだなぁ」と言うありきたりな感想が漏れてくるんですが、石川については驚きの一言。セレッソとのPSMでもその片鱗は見せていましたが、昨シーズンまでのように「ベースポジションはライン沿い、機を見てインサイドカット」と言う形ではなく、中央・サイド問わず広範囲のスペースを使う(カバーする)ことを許されたことで、自分のもらいたいところへ動いていってパスを呼び込むというプレーが多く見られました。言うなれば「狭い檻から解放された」といったところでしょうか。かといって持ち味のドリブル突破が無かったわけではなく、むしろ昨年までの「空回り感」がいい感じにガス抜きされていて、相手にとっては非常に厄介な存在になれていたんではないかと思います。
 そんな前半で最も印象的なシーンだったのが得点シーン、ではなく35分に見せたパスワーク。流れとしては「徳永のパスを平山がくさびで受け、平山が相手をひきつけつつ梶山へダウンのパス。これを梶山がダイレクトで逆サイドの羽生へパスし、羽生もダイレクトでよってきたエメルソンへパス。エメルソンが若干のためを入れつつサイドへ開いた羽生へリターンのパスを送り、これを受けた羽生が中につめていた石川へクロス」というもので、最後は惜しくも石川がボール1個分届かずにゴールにはならなかったんですが、パスが5、6本繋がったことも去ることながら、全てのシーンで絡んだ選手の特性が生かされた素晴らしい形でした。これを1試合に何度できるかがこれからの課題ですね。もちろん、得点シーンも素晴らしく、してやったりのサインプレーでした。ヒロミの時はセットプレーに関しては正直工夫が全く感じられなかった面があったので、何だかニヤけてしまいますね(笑)
 後半も前半の流れを継続していい入り方をしたように見えましたが、旗色が変わったのは失点してすぐにカボレを入れたあたりから。この交代でカボレと平山の2トップが縦の関係になる4−4−1−1のような形に変わったんですが、平山が1枚下がってきてくさびのパスをもらう、しかも中盤でのボール回しをやや放棄してパスを入れるようなシーンが増えたことで、相手(主に北本)に狙いどころを絞らせてしまった印象を受けました。これにより前半のようにしっかりとポストプレーをすることが出来なくなり、ボールロストの回数が増えてしまった、また臨機応変に動けていた石川や羽生の動けるスペースが限定されてしまったことや、梶山が全く攻撃に参加できなくなり中盤センターでの攻撃を上手く構築できなかったことも相まって攻めのリズムを失った感じを受けました。だた、この辺の課題はこれからの練習で十分に解消できるものだと思うので、それほど悲観はしていません。
 まとめ。試合トータルで見れば、パスワークで崩したシーンは1、2度にとどまりましたが、全く作れなかったわけではないので、見通しは悪くないかと。また、セットプレーでは複数のキッカーを使う(この試合ではエメルソン、羽生、石川、大竹と4人蹴った)ことで幾つものパターンを用意できている様子。昨年のセットプレーでの得点の匂いが限りなく薄かったことを考えれば、今季は期待していいかと思います。


 続いて守備面。非常にラインの設定が高く、コンパクトに守ろうという意図は伝わってきましたが、中盤でのプレスのかけ方に今ひとつ統一性と安定感がなく、また神戸がかなりDFラインの裏を狙う攻撃を見せ、また東京の中盤がかなり絞った形を取っていたわけですが、その裏(サイド)のオープンスペースめがけて蹴りこんできたこともあって、数的優位を作っての守備が出来ていなかった印象です。特に後半は、神戸の選手交代からのポジションチェンジ、特にサイドに張り出した栗原に対するに応対がしばらく上手く行かず、また前半は少なかったサイドバックのオーバーラップが増えたことにも対処できずに、東京から見て左サイドをかなり崩されました。長友は裏へのボールに対するカバーや走り合いでは負けていませんでしたが、かなり厳しい役回りになってしまいましたね。失点シーンについてはしょうがないとしか言いようがありません。あれは塩田もああするのが精一杯でしょう。ただキャンプの情報など見ると、大方の時間を攻撃の構築に割いていたようで、守備面についてはこれから。それを考えれば、1失点で終えることが出来たのは、評価すべきかもしれません。
 今は良かった点、悪かった点含めて全てのことが次への肥やしになるわけで、この日の内容を受けて、次の試合どう変わってくるのか。昨シーズンとは違って、次の試合が本当に待ち遠しいです。


 試合についてはここまで。ここからはスタジアムの様子について。今年はいろんな面で変更が施されていました(3/5のエントリに諸々書きましたが)。まず、アウェイチームへの取り組み変更ですが、予想どおり「ヴィッセル神戸サポーターの皆様、ようこそ味の素スタジアムへお越し下さいました(拍手)」というくだりが登場。また、選手紹介も、今までのような「画面1枚に名前列記」というものではなく、「ユニフォーム型に背番号を乗せ、下に名前を書いて一人ひとり紹介」(分かりづらくてすいません)という形に変わってました。随分と優しくなった感じで、私はいいんじゃないかと思います。
続いて入場曲。私の記憶が正しければ、

1:開門後の待ち時間の際の音楽(これは既存の曲を使っている様子)
2:「スタジアムへ行こう@スカパラ」の流れる時間帯の繰上げ
3:GKウォームアップの際の入場曲(オリジナル)
4:フィールドプレーヤーウォームアップの際の入場曲(オリジナル)
5:ウォームアップ終盤に流れた新曲(おそらくオリジナル。タイトル失念)
6:フェアプレイフラッグ・ハンドウィズハンド参加者紹介の際の曲(オリジナル?)
7:スタメン紹介時の曲(オリジナル)
8:両チーム選手入場曲(オリジナル)
9:ハーフタイム明けの選手入場時の曲(オリジナル

 というような変更があったかと。もちろんみんな初見(初聞?)なので、例えばGKが入ってくる時に曲が流れても、「ん?これ何?ん?…あ、GKウォームアップか!塩田〜!!!」と「…」のところで妙な間が発生。その後も全部が全部そうだったので、何とも乗り切れなかったのは確か。また、ほとんどがサイバーテクノというか何というか、ともかくやや暗めのテンションを醸し出している曲調ばかりで、それもまたなにか乗り切れなかった要因かと。これから慣れてくれば印象が変わるのかもしれませんが、ファーストインプレッションとしては「ちょっと…ねぇ」という感じです。
 ゲータレードステーション(メイン側)は、SOCIOやファンクラブ会員が選手カードをもらいに行くテントの並びにありましたが、開門1時間後ぐらいに行ったらもう売り切れ。帰り際そのフラッグを返しに行く人をチラッと見ましたが、結構大きいサイズのフラッグでした。
 10周年記念「10」のクイズですが、その日に答えが出るような問題ばかりでなくてビックリ。「10勝目を挙げるのは何月?」なんて問題もありましたが、その答えが出るときには、きっとほとんどの人が「このクイズの存在を忘れているor自分の解答を忘れている」というオチになるんじゃないかと、いらん心配をしています(苦笑) 
 そして、ここまで秘密に秘密を重ねてきた開幕戦ゲスト。行きの電車の中に中吊り広告があって、そこに「いよいよ開幕戦来たー!あの人が来たー!」みたいなことが書かれていたので、「今『来たー!』で有名なのは、(織田裕二さんのモノマネでおなじみ?の)山本高広かしょこたんだから、そのどちらかか?」と思っていたら、山本さんが正解でした。ちょっと尺を取りすぎて最後グダグダ感が生まれてはしまいましたが、「開幕戦の緊張を解きほぐすゲスト」(by 倉敷保雄さん@スカパー)という意味では良かったかも。「地球に生まれてよかったー!!!」って言った時のカメラワークがツボでした。