続々々・メガネのつぶやき

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07−08 その26 CLグループリーグ リヨン−バルセロナ

 久々の欧州サッカーです。結婚式をはさんで、土日は何かと忙しかったもので。そろそろ、また数多く見ていければと思います。で、今週はCL。今日はグループリーグ突破へ向けてもう負けられないリヨンと、負けても2点差以内なら勝ち抜けが決まるバルセロナとの1戦をライヴで見ました。
 試合はいきなり動きました。3分、中盤でボールを奪ったシャビからメッシ→クルキッチ→イニエスタと綺麗にパスがつながり、最後はイニエスタが冷静にゴール右隅へ流し込んでバルセロナが先制。しかし直後の7分、ジュニーニョの蹴ったFKが誰にも当たらず(誰も触らず)そのまま抜けていき、不意を疲れたV・バルデスも反応しきれずそのままゴールイン。ややラッキーな形ながらリヨンがすぐに追いつきます。その後も両チームとも激しいプレスをかいくぐりながら決定機をいくつか作りましたがゴールを割ることは出来ず、前半は1−1で終了。後半も立ち上がりから一進一退の攻防が続いていましたが、58分にクルキッチのパスを受けたメッシがエリア内に侵入。これに対しアンデルソンがファウルを犯してしまいバルセロナがPK獲得*1。これをメッシが確実に決めてバルセロナが2−1と勝ち越します。しかし、負けは許されないリヨンはシェルストレーム、ケイタ、レミと攻撃的な選手を次々と投入。これで勢いが増して向かえた80分、エリア内にドリブルで入っていったケイタをミリートが倒してしまい、今度はリヨンにPKのチャンス。これをジュニーニョが豪快に叩き込んで2−2の同点。その後はバルセロナが「負けなければOK」というサッカーをし、リヨンもそれを崩せずタイムアップ。バルサは勝ち抜けが決定しました。
 リヨンとしては勝つために先手を奪って主導権を握りたかったんでしょうが、逆に常に先手を奪われる形となってしまいました。それでもバルセロナ相手に同点に持ち込むことが出来たと言う点では、シーズン序盤の悲劇的なほどの不調からは完全に脱したと言っていいと思います。けれど、シュトゥットガルト−レンジャーズの結果がまだ分からないため(この後19時30分からの初回放送まで完全ネタバレ防止中)勝ち抜けの可能性がまだ残っているかは定かではありませんが、最終節がアイブロックスでのレンジャーズ戦という事を考えれば、この引き分けは悲観すべきことなのかもしれません。絶好調のベンゼマ不在は痛かったですね。代役のフレッジのパフォーマンスが今一つどころか今三つぐらいだったこともあって。
 一方のバルセロナは負けても条件次第では通過という状況と、早い時間に先制したことで(まあ、すぐ追いつかれたわけですが)かなり余裕の試合運びだったなぁという印象をうけました。しかも、アンリは帯同せず、ロナウジーニョはベンチという中ですからね。やはり力はあります。で、アンリ、ロナウジーニョの代わりに先発したクルキッチですが、「90分通してはあまり仕事が出来なかったものの、ここぞと言うところでのプレーは光るものがあった」という感じでしょうか。CL初先発で実質2アシストってのは、なかなかできたものではないですよ。あと、イニエスタ最高!!!

*1:ただ、「えっ、これでPK!?」という微妙な(厳しい)ジャッジだったと思います。