続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

17年Jリーグ観た記 其の52 J2 長崎-名古屋

 J1同様佳境を迎えるJ2。自動昇格2枠のうち、首位湘南はほぼ決定。残り1枠を争う3位長崎、4位名古屋の直接対決。12,000人を超えるファン・サポーターを集めたトランスコスモススタジアムで、J1へ近づいたのはどちらか。

 

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短評

 戦前の予想通り、立ち上がりから名古屋は自陣から細かく繋ぎ、長崎は大きな展開でゴール前を目指す展開に。ただ、長崎が非常にコンパクトに布陣を構え、プレスに行くところ、やや待ち構えるところの使い分けができていたことで、名古屋は思うようにボールを前に運べない。シモビッチや玉田にまでボールが届けば押し上げられていたが、それも単発に終始する。

 一方長崎は、澤田の裏狙いとファンマのポストプレーが両輪で名古屋守備陣に負担を強いることができていて、そこにプレスからのカウンターも加わってシュートまで持ち込める展開を作る。そんな展開よろしく、前半のシュート数は長崎7-3名古屋で、枠内は長崎5-1名古屋と、好率の良さは明らかだった。しかし、ネットは揺れず。前半は両チームゴールレスで終えた。

 後半も先にチャンスを掴んだのは長崎だったが、それでも名古屋はじわじわ押し返しにかかる。何か特別な策を講じたわけではなかった。しかし、こういうときこそ基本に立ち返り…ではないが、出し手はダイレクトと止めて蹴るをしっかり使い分け、受け手は相手の間に顔を出して分かりやすい位置を取ることを繰り返す中、徐々に相手陣でボールを回す時間が増えていく。

 ただ、長崎は受けて立つことも想定内と言わんばかりに、守備は安定していた。当然全員が下がる分、奪った後の攻撃の推進力は前半より下がっていたが、攻めが全く無くなったわけではなく、サイド攻撃を中心に相手陣に入れていた。

 こうしてお互い攻め、お互い守り、12,000超のファン・サポーターが盛り上げ、手に汗握る攻防が続くなか、最終盤にようやく試合が動く。88分、名古屋が相手陣左サイドで細かいパス回しを見せ、スルーパスを受けた青木がエリア内に侵入すると、カバーに入った飯尾がファウルを犯してしまい、名古屋にPKが与えられる。これをシモビッチが左隅に沈め、名古屋が先制点を奪った。

 ただ、試合はこれで終わらない。90分、翁長が上げたクロスをファンマが2人に競られながらもドンピシャで合わせると、武田もセーブ及ばず。長崎が見事なリバウンドメンタリティを見せて同点に追いつく。名古屋としては、CKを跳ね返してマイボールだったところからの展開だけに悔やまれるところか。試合はこのまま終了。お互い勝ち点1を積み増す結果となった。

 

MVP:武田 洋平(名古屋)

 長崎の島田、澤田あたりも捨てがたいが、試合をピリッと締め、名古屋に勝ち点1をもたらした好セーブを見せた武田を選出。

 特に前半は、短評でも触れたとおり長崎のシュートが7本中5本枠内に飛んできたが、いずれもしっかりセーブ。特に16分の島田、19分の澤田のシュートを抑えたシーンは見事で、試合を引き締めた。

 ファンマに決められたシーンはさすがにノーチャンスだったが、9/24東京V戦に先発に抜擢されて以降、チームは4勝1分。このままチームの救世主になり続けられるか、注目していきたい。