続々々・メガネのつぶやき

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2025年2月5日 雑感「J1 気になるアイツ パート3」

 今年のJリーグ、2月8日の神戸-広島@富士フィルムスーパーカップでアイドリングし、2月14日G大阪-C大阪@金J大阪ダービーからスタートします。

 というわけで、今週はJ1全20チームを5等分して1日4チーム、各チーム1~3名ずつ、個人的に今季気になるぜ!という選手をつらつら挙げております。順番は、Jリーグ公式サイトにおける地理順(≒北・東日本から始まって西日本でおしまい)で。1、2日目は過去ログをぜひ。

 3日目は横浜FC湘南ベルマーレアルビレックス新潟清水エスパルスでございます~。

 

 

横浜FC

 気になるアイツ:福森 晃斗、小川 慶治朗

 

 20年以降で見ると、三度目のJ1挑戦となる横浜FC。J1定着への足掛かりとなるシーズンにできるのか、三度のJ2降格の憂き目に遭うのか。好転を目指しての気になるアイツは、J1の味を十二分に知る二人の選手。

 福森は札幌でバリバリの、いや、バリンバリンの主力だったにもかかわらず、24年はJ2の横浜FCに期限付きながら電撃移籍。四方田監督を慕っての移籍であることもどこかの記事で読みましたが、札幌と横浜FCがJ1・J2入れ替わる中で、今季も期限付き延長の形で残留となりました。昨季は全38試合出場、出場時間も3,4033,420分とほぼフル出場。チームとしては、このレンタル延長は願ったり叶ったりでしょう。あの、良い意味でちょっと何考えてるか分からない表情とプレーをまたJ1で見られるのは、楽しみです。

 小川も気がつけば32歳。チームの公式HPに載っている写真も、味のある顔になって参りました。21年に横浜FCに加入し、途中韓国への移籍を挟んで今季が横浜FCでは4年目になりますが、昨季は34試合で7ゴール。J1・J2の違いはもちろんありますが、23年(J1)のようにノーゴールに終わってしまわず、求心力や献身性だけではない、ゴールという数字でチームに貢献できるか、気になります。

 

 

 

湘南ベルマーレ

 気になるアイツ:畑 大雅、池田 昌生、鈴木 章斗

 

 昨季も安定(?)の残留力を発揮し、ラスト10戦は5勝1分け4敗と勝ち越し。今季も晴れてJ1で戦うこととなった湘南。毎年主力級を引っこ抜かれながらもしぶとくJ1に残り続けるということは、選手の補強、そして育成がしっかりできている証左。気になるアイツは、23→24でググっと伸びた(と私が思っている)三人。

 畑は目に見えて「敵陣でやってやる!」感が向上。4ゴールという数字もそうですが、機を見て敵陣にダダダッ!ではなく、チームのビルドアップにしっかり呼応して、相手からしたら「あ、もういやなとこにいるわ」というポジションを取れるようになった印象。そこで仕掛ける意識も向上していますし、イヤな選手になりました。

 池田は23年7試合→24年32試合とジャンプアップ。怪我がなければおそらく全試合出場していたはずで、チームからの信頼感バツグン。インサイドハーフとして前後左右、全部に気を配れるタイプで、ゴールも射貫けるタイプ。イヤな選手になりました。

 鈴木は加入3年の昨季、見事二桁の10ゴール。特に、残留力を発揮していたチームにあって、ラスト10試合で5得点。ルキアンとポジションを争ったり、共存したり、しびれる環境下でしたが、見事に結果を残しました。プロフィールによると180cm・76kgだそうですが、この数字以上に大きく見えるというか、強いんですよねぇ。イヤな選手になりました。おのおの、このまま成長曲線を伸ばせるのか、1年きりに終わるのか、気になるところです。

 

 

 

アルビレックス新潟

 気になるアイツ:藤田 和輝、田代 琉我、吉満 大介、内山 翔太

 

 昨季は、クラブ初の主要タイトルにあと一歩まで迫った新潟。J1はギリギリながらも残留。今季は樹森 大介新監督を招聘し、J1での躍進、タイトル奪取を目指してのシーズンインとなりました。で、スカッドを見渡してみたら、いやー驚きました、ゴールキーパー

 昨季の全38試合でゴールを守った小島 亨介(33試合)、阿部 航斗(5試合)が揃って移籍。J1のスカッドを見渡すと、昨季ゴールを守った(一人でも二人でも)選手がまるっといなくなったのは新潟だけ。ん?名古屋のミッチ・ランゲラック?これが35試合出場で、3試合守った武田 洋平は残留しています。

 てなわけで、気になるアイツはゴールキーパー陣になります。藤田、田代は昨季J2でプレー、吉満、内山は出場機会なし。また、4人ともこれまでJ1でのプレー経験なし。だから今季の新潟は弱いとか短絡的なことは一切思いませんが、とは言え、ここまで極端というか、横一線ヨーイドン!のスカッドになるパターンも珍しいはず。開幕戦、誰がゴールマウスの前に立っているのか?シーズンが終わるころ、どのような起用法になり、どのような成績を残しているのか、これは相当気になります。

 

 

 

清水エスパルス

 気になるアイツ:北川 航也

 

 3年ぶりのJ1復帰となる清水。スカッドを見渡すと大きな主力の離脱はなく、昨季は期限付き→今季は完全移籍組も含め、各ポジションでそつのない補強をしたイメージ。ですが、気になるアイツは新加入組ではなく、ストライカー北川 航也でございます。

 もうこれはただ一言、好きなんですよね、彼のプレーぶりが。若いころからオールラウンダーと言いますか、一つの特長に頼ることなく様々なプレーを臨機応変に繰り出せるのが素晴らしいと思っていまして。昨季、何試合かだけ見ましたが、正直J2にこのレベルの選手がいちゃいかんよ、レベル。二桁ゴールもしかるべき結果だったと思います。

 10代のころから名前が知られていただけに、まだ28歳という年齢に驚きも感じますが、成長期から全盛期に向かっていくこの年齢で再びのJ1。FC東京ファンのワタクシですが、FC東京以外の選手では、今季一番気になるアイツと言っても過言ではありません。