続々々・メガネのつぶやき

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08−09 その36 ゼニト−ユベントス

 決勝T進出のためには勝ち点3を取るしかないゼニト。ユベントスが相手ですが、極寒のホーム&第1節でやれた手応えをもって高い壁を越えられたかどうか。
ゼニト 0−0 ユベントス
スコア:No GOAL


 お互い決定機が3度はあった試合でしたが、あまりの寒さに(キックオフ時でマイナス1度!)ゴールマウスまでもが縮こまってしまったかのようにポストに当たる当たる。ユベントスメルベリイアクインタ、ゼニトはダニーとポグレブニャク、計4人のシュートがポストに嫌われましたからね。
 ただ、第1節と同じくお互いのゴールまでのプロセスは180度真逆のものでした。ゼニトがショートパスを主体にしてジワジワ敵陣に入っていくのに対し、ユベントスはボールを奪ったらとにかく前へ手数をかけずに早く攻める形。もちろん、攻め方(それに対する守り方)はそのチームの哲学に基づいてのものなのでどちらが正解ということはなく、どちらが好きかということで評価(見方)は変わってくると思いますが、私はどうしてもユベントスの攻め方、ではなく守り方を評価したい人間。高い位置からプレスに行くことはなく、ともすれば下がり過ぎになりそうな局面でも、最終ラインがしっかりとペナルティエリアの前にあるために、非常にコンパクトに守れているんですよね。それでいて中央に絞りすぎることなく、かつ開きすぎることのない絶妙なポジションバランスを保てていて、強かった頃のユベントスのやり方に近づいてきている気はしました。先の土曜日のインテル戦ではイブラヒモビッチアドリアーノの肉弾2トップに力で押し切られた格好ではありましたが、そのくらいのレベルでなければ今のユベントスから点を奪うのは難しいと思いますね。
 しかし、アドフォカート監督はなんでアルシャヴィンをあんなに早く下げたんでしょうねぇ?その後のダニーの動きの良さを見るにつけ、その近くにアルシャヴィンがいたら面白かったのにと思ってしまうのは私だけではないかと。