これまでも（特に昨シーズン）芝生の管理状態にはちくちくクレームをつけてきた東京側が、いよいよ大きく出ようとしているみたいで。まあ、現時点で言えることは「さまざまな方向性を探ることは、悪い話ではない」というくらいでしょうか。
以前にもチラッと書きましたが、
１：スタジアム管理そのものが自治体ではなくひとつの株式会社によるもので、「多目的スタジアム」であること。
２：現実問題として「確実に集客が見込めるアーティストのコンサートをやらないと黒字になりえない状況」であること。
３：東京（やヴェルディ）であれど、あくまで「借りている側のひとつ」であるということ。
は事実として認識しておかなければいけない点です。けれど、（恐らくですが）「もっとも大事な顧客」である東京側の意見に対し、「試合の２日前にコンサートをやって何がいけないのか」とのたまう社長の姿勢には疑問を感じますし、そんな事が続いてFC東京に出て行かれてしまえば、それこそ「会社は立ち行くんですか？」という話にもつながってくると思うんですよね。さらに言えば、サッカーの試合が収益の大部分を担っているのもまた事実（なはず）で、その点では芝生の管理を怠ることはあってはならないかと。
で、話しは最初に戻りますが、こういう意見のぶつけ合いの結果、味スタ側の善処が図られればそれが最高ですし、別に同規模のスタジアムのあてがあって（国立は無理でしょうけど）、その上でどうしても味スタ側と折り合いがつかず、移転に目処が立つならそちらに移るのもありだし、とにかくいろいろな可能性を探る契機として捉えるべきかと思います。個人的に言わせてもらえば、全体ではないにせよ屋根もあって、家から３０分とかからず行ける味スタでこれからも東京の試合が見たいんですけどね。アジパンダも見たいし。
