続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

PSM FC東京 0−0 セレッソ大阪

 情報を遮断して、仕事終えて帰宅してからテレビ観戦。まだまだやらなきゃいけないことは一杯あるなぁとは思いつつも、この姿勢をぶれることなく貫き通せれば、かなり面白いチームになる可能性はあるな、という印象の試合でした。以下、感想です。

藤山、浅利のプレーぶりにただただ感服。藤山は昨年のような「奪った後はとりあえずクリア」が減って、しっかり足下へつなごうとしていますし、浅利もこんなに積極的な攻撃参加とパスのちらしが出来る選手だったのか!と驚くばかり。年々上手くなってますよ、本当に。開幕スタメン、あるよ。
・開幕スタメンといえば、大竹も(私の)予想以上のプレーぶり。その体格以上に懐が深くてボールをもてますし、ドリブルもなかなか。セットプレーでも惜しいシーンを演出する精度あるボールを蹴っていましたし、とりあえずは90分やりきるスタミナもありそう。まだどういう布陣を取るのか不確定な部分はありますが、4−2−3−1のトップ下、あるいは4−3−2−1の2シャドーの1角であれば、開幕から大きな戦力としていけそう。
・ナオも前半はかなりキレキレでした。シャドーのような役割を与えられていたこともあってか、外へ張るだけではなく、積極的に中へ入ってきてボールに絡むシーンが多かったのが印象的。このプレーを突き詰められれば、「香車みたい」と揶揄されるようなことはなくなるかと。…そんなこといってる人って私だけか?(笑)
・ブルーノの使いどころをどこにするか、これ結構嬉しい悩みかも。昨日の試合を見ると、ボランチの方がいい気もしてきましたが、城福さんがどういう判断をするのか。しかし、1月下旬に脱臼したのに、もう普通にプレーできていることが、にわかには信じがたい。鉄人か。
・後半40分すぎに見せた4、5人の動きが完全にシンクロして崩しきったシーン。あれを90分のうちに何回できるかが今後一番の見どころ。1試合に3回ああいうラヴリーなプレーができて、そのうち1回をゴールに結び付けられるようになれば、かなり試合運びを計算できることにもなるはずなので、あのラブリーな崩しをもっと見せられるよう突き詰めて欲しい限りです。
・後半にいくつかピンチを招いた後、DFラインで落ち着いてゆっくりとボールを回しながらリズムを変えようとしていたシーンがありました。私たち見る側にとってはここが大事な点で、今季そのようなDFラインでのボール回しや、リズムを掴みたいor変えたい際の横パスがきっと多くなるでしょう。ただ、そこでブーイングなんかしちゃいけません。ガーロ時代はDFラインで回していると、四方八方から「前出せよ!」とか「チンタラやってんじゃねぇよ!」という声が聞こえてきたわけですが、かのガーロ時代もこれからの城福さんのサッカーも、あれは「リズムを変えたい」あるいは「前に出せないのならば、無理せずにマイボールにして機を伺いたい」という意図があってのもの(なはず)。昨日は、そこで縦に急いだところを狙われて悪いボールの失い方をしてしまいピンチになったわけです。もちろん見ていてじれったい、ノッキング感が無いわけではないですが、もう一度言います。そういうシーンでブーイングや野次は飛ばさないでください。もちろん、シチュエーションによって(例えば残り10分切って負けているとか)は前への意識を促す声があっても悪いことではないですが。

 さあ、今日からは代表勢も合流して最後の準備期間です。開幕のピッチにはどの11人が立ち、どういう布陣を取って、どういうサッカーを見せてくれるのか。過度な期待は禁物ですが、ワクワクしながら待ちたいと思います。あ、あくまでも今年の目標は「残留すること」ですけどね。