続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

勝て、勝て、勝て、勝て・・・

 2018年のJ1リーグも、残すところ2試合。2月24日の開幕戦が昨日のように思い起こされ・・・はしませんが(苦笑)、ワールドカップイヤー特有のスケジュールなどもあって、「また試合してるわ!」という時期と「もうそろそろ、Jリーグ見たいよ~」という時期が交錯しながら、なんだかあっという間にここまで来た印象を受けています。

 今年、当ブログでFC東京に触れたエントリは11。そのうち1つはJ1全チームを取り上げたネタ(ローテーション的なお話)だったので、実質10。決して多くはないですけど、月1本と換算すれば、まあ自分なりにはしっかり追いかけられたのかなと。

 そんな今年の1本目。

re-donald.hatenablog.com

 内容も去ることながら、「勝つ」ことで得られる喜び、「勝つ」ことで積み重ねられる経験が、低空飛行を続けていた昨今のFC東京に必要なのではないか?そう考えて、1つエントリを仕立てました。

 

 32試合が終わり、ここまで14勝8分10敗。勝ち点50で5位につけ、ACL出場圏内となる3位も、他力ながら可能性を十分残しています。が、今季のホーム&アウェイ別成績を見てみると・・・

ホーム 7勝4分5敗 19得点15失点

アウェイ 7勝4分5敗 18得点14失点

 そう、全く同じ星取り、ほぼ全く同じ得失点となっています。「別に、上位に位置できるなら(優勝できるなら)ホームで4勝、アウェイで10勝でも構わないわ」という考えの人もいるでしょうけど、やはり、ファンが多く集まるホームゲームでより、勝利を積み重ねて欲しい!と思っている人のほうが多いはず。私も、そう考えているクチです。

 そんなホームゲームを改めて振り返ると、いろいろなことが思い出されます。開幕戦、第2節と連続ホームゲームでしたが、結果は1分1敗。内容も不安を覚えた部分があり、思わず私は「勝て、勝て、勝て、勝て・・・どうやって?」なんていうエントリを書いたほどでした。

 しかし、第4節湘南戦では相手も見たチームの戦術性を見せることができ、ディエゴのスーパーミドルで勝利。続く第6節G大阪戦も、結果的に3-2と打ち合いになってしまいましたが、内容では十分見る側を納得させられる攻守のリンクぶりを披露。思えば、ディエゴ&永井の始まりはこのG大阪戦でした。

 第7節鹿島戦は今季数少ない逆転勝ち。今季のマイベストホームゲーム、実はこの鹿島戦なんですが、この頃にはシステムも4-4-2で落ち着き、「少ない走行距離と幾多のスプリントでハードワーク&ファストブレイク」がチームカラーとして内外に認知され始めたように思います。

 第10節では、当時驚異的なスタートダッシュで首位をひた走っていた広島を、開始15分からのスタートラッシュで華麗に撃破。続く第11節名古屋戦も余勢を駆って3-2で勝利。この2試合ではディエゴが4ゴール、永井が2ゴール。チームバランスが最も取れていた時期・・・だったかもしれません。

 このまま首位をめがけて突っ走りたかったところですが、5月に一気に停滞。第14節札幌戦の0-0は、ゴールレスドローの中では非常に見ごたえのある、締まった90分ではありましたが、5月は4試合でわずか2得点。いささか不安を残して、ワールドカップの中断に入りました。

 中断明け、チームは文字通り勝ったり負けたりのターンに。第17節横浜FM戦では相手のやり方とこちらのやり方が良い方に噛み合い5-2と圧勝。しかし、第18節長崎戦では相手のやり方とハードワークに屈して0-1と敗戦。イニエスタ不在ながら4万人超えを果たした第20節神戸戦は、夏に加入したリンスが見事に勝ち点3を仕上げてくれたものの、第22節柏戦では、現在降格圏内にあえぐ柏に勝ち点3を献上。

 そうして勝ち負けを繰り返す中、再度シーズン当初の勢いを取り戻せるかか、このままズルズルと右肩下がりになるか、チームの進化と真価が問われる局面に入りました。が、答え(結果)は残念ながら後者となります。

 アウェイも含めて、第22節柏戦以降リーグ戦8試合勝ち無し。ホームゲームも第25節鳥栖戦は見所乏しいゴールレスドロー。第28節清水戦は相手のフレッシュさと幅を取った攻撃に対処しきれず0-2で敗戦。第30節C大阪戦は俗に言う「いい試合をしながら一発に泣く」展開で0-1の敗戦。なにより、それぞれ異なる展開ながら、ついぞ1つもゴールを奪うことができず。いつしか、味スタからワッショイ、ワッショイ!が消えました。

 アウェイの第31節横浜戦でようやく待望の勝ち点3を手にしましたが、第32節磐田戦は前半のいい時間帯にゴールを奪えず、再びのゴールレス。ホームでの勝ち無しは5試合にまで伸びました。

 

 こうして振り返ると、勝ち星は前半戦に固まっていて、全体的な印象は「あれ、7試合も勝ってたっけ?」とさえ感じられます。

 そんな中、いよいよ明日、今季最後のホームゲームを迎えます。相手は、連破を成し遂げた川崎、多摩川クラシコです。相手にとって不足がないどころか、胸を借りるゲームになることは間違いありません。それでも、今願うのは・・・G大阪ファンの元ネタをそのまま拝借しての

 

勝て、勝て、勝て、勝て、ホームやぞ!

 

 でしょう。

 明日は、チケット完売。そして、東京が生んだ稀代の「HENTAI」梶山陽平の引退セレモニーも予定されています。また、次の浦和戦を含め、最終的に順位がどうなろうと、その結果ACLの切符が手に入ろうと入るかは分かりません。

 しかし、ごくごく単純に今季ラストの味スタで、みんなでゴールを祝うワッショイ、ワッショイ!かまして、眠らない街を歌って、誰かとシャー!をして、東京ファン全員が笑顔で終えられる。それに勝る幸せは・・・多分ありません。勝って、勝って終わりたいんや!