続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

フェブラリーS

 今年中央初のG1です。過去の傾向を探ると…

1:米国血統、特に2000m級のG1で実績のある血統
2:距離短縮有利。距離延長なら上がり2位以内
3:凡走からの巻き返しはほぼ不可能

 1は前年勝ち馬のテスタマッタの父Tapitはクラシック馬をバシバシ出しているエーピーインディ系、11年2、3着の父&10年1着の母父ブライアンズタイムは自身がベルモントS馬で、現在の日本では完全にダート種牡馬、09年の1〜3着馬は全てDeputy Ministerの血を持っていましたが、米国クラシックでもタッチゴールド、ラグズトゥリッチズなどがこの血を持ってベルモントSを制した、といった具合に、近年は米国ダート中距離戦で前向きなレースで押し切れる実績がある血統が台頭するレースとなっています。また、東京マイルは全体的にそうですが、距離短縮組の期待値が高いコース。昨年は根岸S組がワンツーでしたが、その場合も含めて距離延長組は上がり2位以内が必須で、かつ2、3走前どちらかで中距離を使っていればベターというジャッジでいいかなと。そして、前走着順を見ると、過去5年の3着内15頭中で最低着順が08年2着ブルーコンコルドの5着で、それ以外の14頭は全て前走3着以内。今年はメンバーレベルが低いと思うので、これが崩れるなら今年かな?とは思いつつも、少なくとも本命、対抗はここを外さずに取りたいかなと。これらを踏まえて、最終決断は以下のとおり。

◎ 04.ナムラタイタン
○ 02.グレープブランデー
▲ 01.マルカフリート
☆ 12.ダノンカモン
△ 14.テスタマッタ
△ 16.シルクフォーチュン
△ 07.ガンジス
△ 08.イジゲン

 本命はナムラタイタン。東京コース[4104]、東京1600mに限れば[3101]とほぼ崩れていない東京巧者にもかかわらず、なんと今年がフェブラリーS初出走。ここ3走は決して向かないと思っている1800m以上ばかりを使われていて、メンバーが違いますが7、4、2着とじわじわパフォーマンスを上げている点は評価していいですし、前走のように速いペースを前で追いかけて、そのまま脚を持続させるのは父×母父ともにミスプロ系のなせる業でしょう。唯一東京マイルで連を外した4走前の武蔵野Sみたいにゲートをうまく出ずに差しに回ってしまったらノーチャンスだと思いますが、そこさえなければ穴は見当たらないですし、8人気はちょっと見くびられすぎだと思います。対抗グレープブランデーは前走でナムラタイタン以下を完封し、完全復活は間違いないでしょう。中距離ばかり使われていて、マイルのペースについていけるかだけが不安ですが、このメンバーなら再度ちぎっても驚かないかなと。
 3番手マルカフリートは、前走得意の1400mできっちりオープン勝ちを果たし、再度東上。2走前の武蔵野Sはパトロールを見ると一目瞭然、直線どの局面でも前が詰まって全く追えなかっただけの10着なので全く気にする必要はないですし、ここで1回同距離を使っていることは結果的にプラス。根岸Sの上り1位(メイショウマシュウ)、2位(スティールパス)がともにいない今年、1400m組からあっと驚かせるならこの馬でしょう。もう1頭穴で推したいのがダノンカモン。前年のフェブラリーS以降は芝を使われたり、やむなくJCダートを使ったり、前走は差しに回って外を突こうとしたのに詰まったりと全く競馬をしていません。唯一ちゃんと競馬をした武蔵野Sではきっちり上がり3位で3着と走れているので終わってはいませんし、前走着外から巻き返す初のパターンがこの馬だったとしても全く不思議ないかと。あとは前年の1、2着馬テスタマッタシルクフォーチュン、ハマった時の強さはある同枠、同馬主のガンジス、イジゲンまで。カレンブラックヒルはこのオッズではギャンブル的に絶対買ってはいけないと思いますし、来られたら素直にごめんなさいで。前年3着ワンダーアキュートは強行軍のせいか最終追いはバタバタでしたし、1600mではMAX頑張って去年だと思うので今年は消しで。馬券は以下のとおり。バラバラ買っても当たらない気しかしないので、△の馬を馬券的には消して、◎から☆までの馬連、ワイドBOXでシンプルに。

馬連BOX 01,02,04,12 各200円
ワイドBOX 01,02,04,12 各300円