続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

決戦、迫る

 最近このブログでちょこちょこ紹介しているブラインドサッカーの世界選手権が間もなく開催されます。世界選手権はこれが5回目。日本は2006年の第4回(アルゼンチン)大会が初出場で、その時は8チーム中7位という成績で大会を終えたとのこと。そのリベンジの気持ちもあり、また、参加できなかった2008年北京パラリンピックへの思いもあり、先を見据えれば2012年パラリンピック出場への足掛かりともすべき大事な、大きな大会となります。もちろん勝負に徹する部分はあるでしょうけど、選手たちにとっては、自分が今どのぐらいのレベルにいて、どのぐらい世界に通用するのか、あるいははね返されるのかを「見る」ことができる貴重な場でもあるのかなと。
 ただ、私自身はまだブラインドサッカーと出会って1ヶ月のど素人。世界の何を知るでもなく、歴史の何を知るでもなく、選手の何を知るでもなく、ただ「一目会ったその日から…(マルシー桂三枝)」という程度。しかし、自分なりにブラインドサッカーの魅力をもっと上手く伝えられたら…と思い、岡田仁志さん著の「闇の中の翼たち−ブラインドサッカー日本代表の苦悩」を先週慌てて買って、今日慌てて読み終えました。ここでその全てを紹介するのはもちろん無理なわけですが、大会前に読んでおいてよかったなというのが率直な感想。ここに至るまでに起こった様々な出来事を、時には選手たちに突っ込んで、時には一歩引いて、といったメリハリがしっかりとつけられている構成で、こういう言い方は適切か分かりませんけど、私は「闇つば」を読んで、日本のブラインドサッカー界をある程度分かった気になっていますから(笑) まあそれはともかく、やはりある程度のバックボーンを知った上で携わると、ただ「好きだから」というものとはまた違った面が絶対出てくるはずで(もちろん、とっかかりはただ「好きだから」で問題ないですよー)、ブラインドサッカーに興味はあるけどまだ読んでないとか、これから見てみたい、あるいは今大会の試合を見て興味を持ったという方には、是非とも読んでもらえたら嬉しいです。私も、大会が終わってからもう一度ゆっくり読みたいなぁと。
 で、肝心要の試合については、「選手たちの頑張りを何とか目にしたい…」という声があちらこちらからあったのか、なんとJBFA(日本ブラインドサッカー協会)のスタッフの方が現地からUstream Live配信してくださるとのこと(配信するのは世界で日本だけ!)。また、8/18(木)に行われる日韓戦の際は、池袋某所にてトークセッション&パブリックビューイングが催されます。トークセッション&PVのチケットはまだまだ絶賛発売中らしいので、少しでも興味のある方は(と言っても当日池袋に来られる人限定ですが)是非とも足を運んでいただけたらと思います。それが難しい方は、1試合でも多くUstreamで選手たちの雄姿を(一障害者としてではなく、一アスリート、一サッカー好きとして)見てあげてほしいと思います。私も現地へ行かれる皆様に気持ちを(勝手に)託しつつ、張り切って日本戦全試合見るぞ!を目標として掲げて(あくまでも目標ですw)、1試合でも多く「雑感」という形ではありますが、試合の模様をお伝えしたいなぁと思っとります。
目指すはベスト4!頑張れ、ニッポン!