続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ターコイズS(G3)

◎ 02.ワンブレスアウェイ

○ 11.エテルナミノル

▲ 10.バンゴール

△ 12.ラビットラン

△ 03.オートクレール

△ 07.フロンテアクイーン

△ 14.デンコウアンジュ

 

 本命はワンブレスアウェイ。ステイゴールド産駒は「特別戦のマイル」に滅法強い種牡馬で、距離短縮でマイルに変わるのは絶好のローテ。前走府中牝馬SはいきなりのG2挑戦でやや消極的なレースになってしまいましたが、摩擦が減りそうなメンバー構成、逃げ馬不在で内枠から3、4番手につけられればあっさり勝利、ではないかと。

 ○エテルナミノルは昨年7着。しかし、今年よりメンバーが揃っていて、かつ差し決着となった中で3歳、4番手追走からであれば上々の内容。こちらも前走エリザベス女王杯からの摩擦減が見込まれますし、スイスイ先行できるようであれば普通に走ってくれそう。

 ▲バンゴールは距離延長で5走して3着が1度しかないのに対し、距離短縮は4走して3勝2着1回とほぼパーフェクト。もっと言えば、これまで重賞で3走していずれも掲示板外ですが、いずれも距離延長で臨んだ一戦。今回距離短縮で臨むなか、これを書いている時点でなんと10番人気。ここは絶好のねらい目かと。

 △ではオートクレール。東京が[1.2.2.6]に対し、中山は[1.2.2.1]。安定感では中山の方が断然で、今回は東京から中山替わり。ワンブレスアウェイ同様、内枠先行が恵まれそうな印象もありますし、3着ならあっても。

 馬券は以外にオッズつくのでワイドボックスと3連単で。

ワイドボックス ◎○▲

3連単 ◎→○▲→○▲△ 

 

ウイニング・スクエア

 勝利を告げるホイッスルが鳴った数分後。清水ユースが柏U-18に敗れたとの一報が届き、小平グランドは歓喜に包まれました。

 FC東京U-18、プレミアリーグEAST初制覇。その瞬間、選手でもないのに実感が湧かないというか、「イェェェェェェェイ!!!!」とはならず、静かに優勝をかみ締めていました。

 その後、複数のメディアから賞賛の声を含ませた記事が出てきました。そのいずれもグッと来る、読む価値のある内容だったと思いますが、その一方で不満も感じていました。それは、あまりにも試合内容・戦術面に触れた記事がなかったから。

 育成部門は勝ち負けが全てではない部分もあり、机上の空論にもなりがちな戦術面にフォーカスが当たりすぎることが望ましいとは思いません。ただ、迎えた青森山田戦は勝たなければいけない試合。かつ、夏のクラブユース選手権のような短期決戦とは違い、次の相手が決まっていて、1週間しっかりと用意する時間がありました。ならば、その用意を深掘りする記事があってもいいのでは?と私は感じました。

 なので、別に戦術面に明るいわけではありませんが、誰も取り上げてくれないんだったら独断と私見で自分でやるよ!というエントリになります。興味のない方は、ここで戻るボタンかホームボタンを押してくださいませ。

 

 

 皆さんがどう感じていたか分かりませんが、私は立ち上がりから「今日の東京U-18、ロングボール多いな」と感じていました。今季ほとんど試合を見ていないので比較はしづらいですが、開幕節・清水ユース戦を思い出してみると、それは明らかだったかと。

 それを確認すべく、昨日試合の録画を見直し、開始から15分間の「自陣でのビルドアップから攻撃のスイッチを入れるプレーはなんだったか?」をカウントすると、ショートパス4、ドリブル1、ロングパス5とロングボールが最も多くなりました。

 手集計な上に主観が混じったものなので正確なものとは言えませんが、5分に10小林から14原にフィードが渡り、落としたボールを13吉田がシュートを放ったシーン然り、冒頭に書いた14原が抜け出したシーン然り、東京側のロングボールは明確な「意図」と青森山田への確実な「脅威」として、試合を支配しにかかります。

 ただ、ロングボール一辺倒になってしまっては、攻撃が単調になってしまいかねません。また、青森山田も徐々に対応してきたはず。しかし、佐藤監督はしっかりとした手を、チームに施していました。

 

f:id:re-donald:20171212214828j:plain

 青森山田が守備時には4-1-4-1となることは、恐らくここ数試合のスカウティングで想定していた。そして、11中村から始まるプレッシングにはまってしまい、無為なボールを蹴らされてしまうことは絶対に避けたかったのではないか?ここが戦術の発進点。では、11中村のプレスをどう回避するか?その答えが、10小林、18品田の両CHが最終ラインに下りる選択を極力選ばず、3篠原、4長谷川も含めて四角形を保つことでした。

 例えば、11小林が3篠原にプレスをかける。けれど、CB+CHの4人でしっかり四角形を作れてさえいれば、3篠原とすれば前(10小林) 後(16高瀬) 左(4長谷川) 右(9吹野)と4つのパスコースがあり、よほどコントロールを誤らなければここでボールを奪われることはなくなります。

 また、青森山田の10郷家、9佐々木の両IHが11中村に追随してプレスをかけようとしても、上図大きな方の四角形内で東京側が4人対3人の数的優位を確保できていて、9吹野、6荒川をクッション役にしながら、奪われれずにビルドアップできる局面を確保することもできていました。それでもショート、ショートにこだわりすぎてしまうと、いつかはプレスの餌食になってしまうケースも出てくる。そこで必要となったのが、話戻りますがロングボールでした。

 11中村のファーストプレスは東京の狙い通り空転させられるケースが多く、10郷家、9佐々木も11中村に追随して行けばショートパスで繋がれ、自身の後ろのスペースを10小林や18品田、あるいは下りてきた14原や13吉田に使われる。

 ならばと、プレスには行かずにブロック気味に守ろうとしたシーンもありました。が、プレッシャーがなくボールを持てた東京の選手たちは余裕を持って前の状況を確認でき、青森山田の最終ラインの高さが中途半端だった(プレスに行かないのであればやや高い(裏のスペースを与えている))状況も味方して、ロングボールをどんどん入れられ、裏も取られる。

 黒田監督は試合後、「ミーティングで言ったこともトレーニングしたことも(会場の雰囲気に飲み込まれて)真っ白になってしまったら何の意味もない」とコメントしました。冒頭に書いたシーンを含め、黒田監督は盛んに選手たちへ指示を送っていましたが、前半はついぞ修正が効かず。青森山田の選手たちは、私が想像している以上に「どうしたらよいの!?」とパニックに陥っていたと推測します。

 

 やや冗長になってしまいましたが、何を強調したいかというと、この状況を生み出したのは佐藤監督の采配だったということ。

 1つ前のエントリで、「この試合で選ばれる11人は、佐藤監督が示してくれる今季の『総決算』となる」と書きました。3篠原、4長谷川のコンビは鉄板として、センターハーフにU-15深川、むさしでそれぞれ10番を背負った18品田、10小林を並べ、みんながショートパスもロングボールも繰り出せる四角形を作ってゲームを序盤から自分のものにしてみせたのは、見事の一言でした。

 また、そんなロングボールアタックを単なる選択肢ではなく武器とすることができたのは、14原のおかげ。189cmの長身と、身長がグッと伸びる前に培ってきた裏への抜け出しは、ロングボールへの反応に限らず、青森山田の最終ラインを苦しめていました。また、パートナーの13吉田も14原と適切な距離感を保ちながら、積極的なプレーで相手に脅威を与えていました。

 その両脇を固める11横山、7杉山は異なる役割でチームに貢献。11横山はそのスピードを生かしてサイドでの1対1を仕掛けつつも、外から中へ斜めに走り抜けてロングボールのターゲットとなる場面もありました。これが監督・コーチからの指示だったのか、11横山自らの判断だったかは分かりませんが、対峙した青森山田左SBの3佐藤はかなり厳しい対応を余儀なくされました。

 対する7杉山は攻撃では複数人と関わる中でのサイド突破やセカンドボールを拾う点にフォーカス。37分のシュートは決めて欲しかったが、周りといい関わり方ができていたからこそのシーンでしたし、攻→守の切り替えでも貢献度は高かった印象。

 6荒川、9吹野の両SB。立ち上がりはロングボール多用の戦術も相まってオーバーラップを自重し、守備から入ろうという意識が見て取れました。ともに本来はSHの選手で、特長は攻撃にありますが、この日は自陣での「デュエル」でも奮闘。青森山田の7壇崎、9佐々木はほとんど攻撃に絡めずじまいでした。また、徐々に攻撃でも持ち味を出し、特に9吹野は勢いのあるオーバーラップからチャンスを何度か演出。怪我で失った2坂口、5岡庭の不在を嘆かせない、見事なパフォーマンスでした。

 そうはいっても、青森山田のカウンターやセットプレーは脅威になっていてましたが、最後の砦として16高瀬が君臨。ゴールキックが当たり損ないになることしばしば、はご愛嬌で、2失点は喫しましたが、それ以上の好セーブでゴールに鍵を掛けていました。

 

 さて、得点シーンのことを書いていませんでした(苦笑)。

 東京先制。これはもう、18品田のキック精度の高さに尽きます。東京追加点。後半早い時間に青森山田が9佐々木→25瀬尾の交代を行い、8堀をより高い位置に出した5分後のシーンで、中盤でボールを拾った18品田が8堀を振り切ってからのスルーパス。受けた11横山は開始から圧倒していた3佐藤をこの場面も振り切り、見慣れない左足でネットを揺らしました。

 青森山田反撃。これは逆に、それでも高い位置に顔を出していた8堀が見事なドリブルからのシュートを決めました。3篠原に当たってコースが変わって、でしたが、あそこでしっかりと振り切ったことが良かったかなと。

 東京突き離し。決めたのは途中出場の15久保。試合中のピッチレポートで、15久保自らが佐藤監督に練習参加を直訴し、その姿を見た佐藤監督がベンチ入りに足ると判断してこの日はサブに入っていたようですが、まあ見事なシュートでした。皆さん頑張っては以来とシーンなど探して、見てみてください。

 折れない青森山田。60分に怪我でもないのに12飯田→1坪とGK同士の交代を行い、それを合図にはっきりとロングボールメインで攻めるようになっていましたが、この場面もロングボールを10郷家がヘディングでフリックし、裏へ抜けた7壇崎が冷静に決めたもの。青森山田とすれば、この得点(85分)がもう少し早ければ…と悔やまれるところはあったかもしれません。その後もお互いチャンスを作るもネットは揺れず、試合終了。東京が3-2で勝利を収めました。

 

 繰り返しになりますが、高校生年代のゲームにかかる戦術的側面・切り口からの記事は、少なくとも私はほぼ目にすることがありません。

 本来はいつの時代も、ことさら近現代は、サッカー選手にとって「スキル(テクニック)」「フィジカル」「メンタル」「タクティクス(インテリジェンス)」の4要素は欠かせないものだと感じています。日本語に置き換えても、スポーツ選手を賞賛する言葉として「心技体(が揃っている)」がありますが、現代はそこに「頭(頭脳)」を加えなければ、正確な評価はできないとも考えています。

 この4要素(俗っぽく書くとひし形の四角形)は、果たしてプロだけに求めるものでしょうか?私はそう思いません。高校生年代から、特にプロを目指してやっていきたいのであれば、この四角形のどれもおろそかにしてはいけないと思います。

 その目線で言えば、相手のプレスをしっかりと外しながら、長いボールの精度も落とさなかったスキルで、攻守両面での1対1や90分を通したフィジカルで、何が何でも強化って、俺たちが優勝するんだ!たくさんの応援に応えるんだ!J3との並行も何のその、全員でやってきたんだ!というメンタルで、そして、佐藤監督がチームに与えたタクティクスで。昨季とほぼ同じ道のりを経てたどり着いた最終節、この日の東京は納得感のあるゲームで持って、エンディングを昨季とは異なるものに塗り替えて見せました。

 この勝利により得た、もう1試合。皆さんはどう思われているか分かりませんが、私はただただエンジョイしてほしいなと。その先にタイトルがまっていれば、これ以上言うことはありません。

 

塗り替えよう、エンディングを

 

 

 今年の男子サッカー界は、クラブワールドカップ天皇杯を残すのみ。Jリーグは、最終節&プレーオフに多くの悲喜交々を伴って、全日程を終了しました。

 しかし、高校生年代はこれからがクライマックス。かたや、冬の高校サッカー選手権。組み合わせも決まり、「さて、どこを見に行こうか?応援しようか?」と思いを巡らせている方も多いはず。

 かたや、JFAプレミアリーグ。WESTはヴィッセル神戸U-18とサンフレッチェ広島ユースが同じ勝ち点で並んで最終節を迎え、EASTは清水エスパルスユース、FC東京U-18、青森山田高校の3チームに優勝の可能性が残されています。

 そんなFC東京U-18。まあ、今年はほとんど試合を見ることができませんでした。上半期は「見に行かなかった」、下半期は「見に行けなかった」と個人的事情は異なっていますが、ユースカテゴリーを追いかけるようになってから、おそらく一番試合を見ていない年だった気がします。

 そんな私だから、旺盛なことは書けません。けれど、明日迎える最終節に向けて、思うところはあります。そんな思いをダラダラ書き連ねてもいいんですけど、あえてテーマを一つに絞るならば…「選ばれし、11人は?」となります。

 

 2017年当初。今季のプレミアリーグEASTの日程が発表された時、U-18を追いかけている方ならすぐに「ラスト3、昨季と全く同じやん!」となったでしょう。それもそのはず、全18節のうち、第16節がホームで横浜・Fマリノスユース戦、第17節がアウェイで鹿島アントラーズユース戦、そして、第18節がホームで青森山田高校戦。この3節は昨季も今季も、ホーム・アウェイまで含めて全く同じ日程になりましたから。

 よくよく調べると、プレミアリーグは少なくともここ3年、前期の試合の並びを後期もそのままあてる(ホームとアウェイだけひっくり返す)マッチメイクをしているので、試合順が前年と変わらないこと自体は、それほど驚くべきことではないのかもしれません(それより前は面倒なので調べていない)。

 しかし、昨季も今季も第16節の横浜・Fマリノスユース戦は3得点を奪っての勝利。第17節の鹿島アントラーズユース戦は厳しいドロー。そして、第18節の青森山田戦を前にしての順位は2位で、優勝の可能性を残している――足取りまで2年連続でほぼ一緒になろうとは、想像だにしていませんでした。

 

 これは、もっと大きな目線-シーズン全体の流れ-で見ても、同じことが言えることに気がつきました。

f:id:re-donald:20171209083838j:plain

 開幕の清水ユース戦(場所も同じ、味の素スタジアム西競技場)でガツンとかまされ出鼻をくじかれるも、そこから巻き返して勝ち点を積み重ねていく。しかし、青森山田、横浜・Fマリノスユース(ともにアウェイ)に往復ビンタを張られ、前期のうちに3つの黒星を喫する。

 それでも、ネジを巻きなおして迎えた夏のクラブユース選手権で見事優勝を果たし、後期は最終節まで負けなしで突っ走る。秋のJユースカップこそ、昨年は優勝、今年はベスト8と明暗が分かれたが、ちょっとにわかには信じがたい、それこそ冒頭で書いた通り「デジャヴかよ!」と言いたくなるほど、似通った道のりをこの2年間歩んできました。

 

 ここでふと、「2年連続で前期に勝ち点を伸ばしきれず、後期になってエンジンがかかる原因とは、何ぞや?」と考えてみました。が、結構な時間考えたけれど、結局明確な自答を得るには至らず。恐らく「今季、試合を見てないから」に尽きるわけですが、1つ推測できることがあるとすれば、「セカンドチームとの兼ね合い」が挙げられるでしょうか。

 来季どうなるかは分かりません。けれど、今季は昨季以上にU-18組にJ3での出場機会が与え「られてしまった」感は否めず。その是非はちょっと横において、現実として「毎試合メンバーが変わること」を強いられました。

 何を持ってベストメンバーとするかは判断が分かれますが、J3開催がなく、是が非でも勝利が欲しい第1節のメンバーを基準にして、「前節から何人スタメンが変わったか?」を調べてみると、以下のような結果に。

f:id:re-donald:20171209093149j:plain

 前期は、明らかな乱高下状態。こっちからスタートしてあっちに行って、また次の試合はこっちに戻ってきたのにその次はまたあっち。いくらこうなることを想定してやっていると言っても、やはり厳しい部分は生じてしまうと容易に想像できます。

 後期もスタメンが動いていないわけではありません。しかし、例えば9~11節はほぼ同じスタメンだったし、ここ3試合もJ3との兼ね合いがありながら、ほぼ同じメンバーが中核を担うにまで「固定」が進みました。それだけで勝ち点が伸びるほど簡単な世界ではありませんが、やはり前の試合で学んだこと、経験したこと、手ごたえ、反省点、それらをすぐ次の試合に活かせるのとそうでないとでは、選手たちにとっては小さくない差があるとは思います。

 

 そんな中で迎える最終節。昨季のラスト3は、16節・17節と全く同じスタメンで臨んだのち、18節で少しメンバーをいじってきました。結果こそ出ませんでしたが、私は戦術的な理由だったと思っていて、そこに納得感はありました。

 今季。先ほども書いたとおり、ここ3試合(15~17節)はほぼ同じスタメンで臨んでいます。2勝1分と結果も残しています。その一方で、何人かスタメンの変更を示唆するような記事も目にしました。

 ここまで全員で、本当に全員でシーズンを戦ってきました。期待通りにプレーできた選手もいれば、怪我などもあって満足にプレーできなかった選手もいて、周りの期待以上に伸びてきた選手もいるなか、J3も終了し、この1試合に集中できる環境が整った明日の試合。佐藤監督がどんな11人をピッチに送り出すのか、私には予想がつきません。

 逆に言えば、昨季の悔しさをU-18に携わる全ての人が脳裏に、胸に、感情に残した中でスタートし、1年間遮二無二戦ってきた末に選ばれる11人は、佐藤監督が示してくれる今季の「総決算」となるわけで。まずは試合前、スタメンを知るところに1つ注目を置いておきたいと思っています。

 

 そんな11人が、ベンチメンバーを含めた18人が、そして、FC東京U-18が超えるべき、いや、超えなければいけない相手が青森山田。今季が昨季に酷似していることはこれまで書いてきたとおりで、昨季は青森山田の意地にほんのわずか屈し、ハッピーエンドを迎えることはできませんでした。

 けれど今季、エンディングまで同じである必要性は、どこにもありません。昨季とは違い、勝てば優勝…ではありませんが、やっぱり、勝って終わりたい。開幕節の清水ユース戦後、「ついに始まった、真の『掛け持ち』との戦い」というタイトルでエントリをあげました。「終わりよければ全てよし」という言葉は正直好きじゃないし、大人の事情を高校生に繋げることは絶対に良くないこととは知りながらも、掛け持ちを一手に担ってきたFC東京U-18の今季が敗戦で終わってしまうのは、引き分けで終わってしまうのは、やっぱり見たくない。

 舞台は小平グランド。13時キックオフ。勝って、笑って、喜んで。今季こそはハッピーエンドであってほしいと強く願っています。

「始まり」な「終わり」に

 8月2日に届いた、石川直宏、現役引退。ナオの近況を踏まえれば、誰しもが確信めいた覚悟を大なり小なり持ってこの知らせを受け止めたと推測します。

 かく言う私も、「あぁ、ナオはきっと今季でやめちゃうんだな」と感じた出来事がありました。篠田前体制下、なにやら雲行きが怪しくなってきて、チームに対する目がかなり厳しくなっていた中で迎えた7月8日、対鹿島戦。試合前から珍しくテンションを上げていたゴール裏にナオは歩みを進め、ゴール裏に集ったファン・サポーターを煽りました。

 

www.youtube.com

 

 ナオは引退発表会見の中で、「プレーできない分、言葉で」という類の発言を残しました。ブログ、ツイッター、ファンミーティングなど、元来からプレーに限らず自らの言動で自らを表現し、ファン・サポーターとも積極的に触れ合ってきたナオ。しかし、試合後ならともかく、試合前にこうしてゴール裏に出てきて、短いながらありったけの言葉を伝える機会が生まれるとは、想像だにしていませんでした。

 この機会でなければいけなかったわけではない。けれど、もしこの時すでに引退する決断をほぼ固めていたとすれば、この機会しかなかったのでは?そう思った瞬間私は、横で見ていた妻に「ナオ、今季でやめちゃうかもね。」とつぶやいた記憶が残っています。

 営業部の大奮闘もあり、この試合は42,000人超を集めました。そして、近年ではちょっと記憶にないくらい、味の素スタジアムが「ホーム」になっていました。試合は残念ながら引き分けに終わりましたが、選手は最後まで戦い、ファン・サポーターは最後まで純粋に勝利を信じて声を出し続けました。その端緒となったナオの行動からは、今思い返しても相当な思いを感じ取ることが出来ます。

 

 11月23日に届いた、徳永悠平、V・ファーレン長崎への完全移籍。長崎のJ1昇格は、よそ者ながら我がことのように嬉しく思いながら見ていましたが、その数週間後、スポーツ新聞でこの報が出ました。

 ナオは、その時が来る覚悟を持っていました。けれど、トクはいわゆる「ワン・クラブマン」として、その歩みを止めるまで青赤の一員でいてくれると、心のどこかで勝手に思っていたので、驚き以上に呆然としてしまいました。

 今季はやや出番を減らしていたとはいえ、(11/23時点で)23試合に出場。さかのぼれば、J1で358試合、J2で37試合、FC東京の一員として全ての公式戦を合計すると510試合出場。なんと言いますか、ベタですけど「いて、当たり前」とここまで当たり前に言える選手は、かつてのJでも20指いたかどうか。それぐらい、私にとっては偉大な存在でした。

 

 そんなナオ、トクとのラストマッチ。二人が見せたプロフェッショナルぶりは、さすがの一言でした。

 試合後、安間監督は「ナオもしっかりと最終戦にコンディションを合わせてきて、戦力としてグランドに立っているし、トクも全てを出し切ってくれたと思う。それに対しては満足している」と語りました。トクはともかく、ナオの起用はともすれば試合全体を「花試合」にさせかねないリスキーな選択だったと思いますが、開始5分、10分でその選択を、ナオ自身がありあまる説得力でねじ伏せてみせたのを見て、笑われるかもしれませんが、笑いが止まりませんでした。「おい、マジかよ。こんなことあるのかよ!」って。

 かたやトクも、これまでなんとなくぎこちなくやっていた3バックの1角で、これまでにないくらいイキイキとしたプレーを見せていました。攻めては室屋を高い位置に押し上げさせながら、相手がそこに食いつけば自らが空いたスペースに上がっていく。守ってはチャン・ヒョンス、橋本と協力しながら中を固め、室屋と協力しながら外を消し、空中戦もガッチリかます。ナオとはちょっとニュアンスが違う、「いやいや~、それもうちょっと早くからやってよ~」という笑いが止まりませんでした。そうして15分が過ぎ、30分が過ぎ、45分が過ぎ。試合は花試合どころか塩試合の様相でしたが(苦笑)、ナオとトクの躍動感に他の選手たちも乗って、前向きにプレーしていたことには、素直に満足感を覚えたところです。

 そして迎えた57分、交替ボードに18が灯り、J1でのナオのプレーに終止符が打たれます。試合前に「何分まで」という話があったのか、それとも「行けるまで」だったのかは分かりません。ただ、どちらにしても、最後のJ1のピッチをもっと噛み締めて、万感の思いを込めてピッチを後にしても良かったはず。なのにナオは、時間を費やすのを惜しむかのように、走ってピッチを後にしました。

 試合後ナオは、「本当に勝ちたかった……。今はその気持が一番です。チャンスを与えてもらって、プレーしているうちにいろいろと欲も出て、『シュートを打ちたい、ゴールしたい、勝ちたい』という気持ちがどんどん強くなりました。」と語りました。恐らく、久々の、多くの観衆の前で、たくさんのお世話になった人たちの前でプレーしているうちにテンションが上がっちゃって、チームの勝利のために時間を惜しんだんでしょう。あまりにスッと替わってしまったので、私の周りでは「交替…って、ナオじゃん!おい、しかも走って行っちゃうよ!」と慌てて拍手をし始めた方もいましたが、それもまたナオらしい終わり方だったなと、2日たった今では思います。

 15時55分、試合終了。トクはいつも通り淡々と、しかしやりきった感を大いに感じさせる立ち居振る舞いに見えました。試合ごとに善し悪しはあって、達成感と不完全燃焼感を行ったり来たりしながら、試合を重ねていく。それを、プレーヤーとして500回以上繰り返してきたこと自体、尊敬以外の何物でもないですが、この日もまた、背伸びせずに自らが出来ることを実直にやり続けて90分を終えた姿を見て、私は得も言われぬ感情を覚えました。

 

 試合後のセレモニー。トクは、手紙をしっかりと読むという、これまた実直なスタイルで言葉を連ねました。そしてナオは、溢れる思いを止めることなく、けれどクチャクチャになることなくしっかりと言葉を紡ぎました。

 個人的な話になりますけど、私が年間チケットホルダー(現SOCIO)になったのが2003年。その年のFC東京のプレーヤーだった中でいまだにチームに残っているのは、ついに梶山陽平ただ一人になりました。まあ、14年も前の話ですから当然と言えば当然でしょうけど、それでも寂しさは募ります。もっと大げさに言えば、「一時代が終わった」となるでしょうか。

 ここ5、6年、あっちに行ったりこっちに行ったり、進んでみたり戻ってみたり、上がってみたり落ちてみたり、攻めてみたり守ってみたり。その結果、果たしてFC東京はどこに進んでいくのか、誰にも分からない状況になってしまいました。

 しかし、酸いも甘いも噛み分けた、東京で喜びも悲しみも味わったナオとトクの最後の姿を見て、残された者たちが何も感じなかったとは思いたくありません。残された者たちは二人に、これまでFC東京を作り上げてきた人たちに、来年こそ結果で報いなければいけません。

 言い換えれば、二人の「終わり」を次の時代への「始まり」にしてほしい、今はそう強く感じています。必ずしも、(古株が思う)古き良きトーキョーを引き継ぐ必要はないですけど、見失ってしまった「東京とは?」の解を、全員が力を合わせて見つける。その端緒が2017年12月2日だった。いつかそう言える日が来ることを信じつつ、改めてナオとトクに、万感の思いを込めて。

 

・・・ありがとうございました!

チャンピオンズC(G1)

◎ 04.ノンコノユメ

○ 02.ケイティブレイブ

▲ 08.グレンツェント

☆ 15.アポロケンタッキー

△ 14.サウンドトゥルー

△ 13.テイエムジンソク

△ 11.アウォーディー

△ 12.カフジテイク

 

 このレースが中京に来てから3年、馬券圏内9頭中8頭が1ケタ馬番でさらに6頭が4番より内。昨日のダ1800mを見ても2レース6頭中5頭が1ケタ馬番で、3頭が1・2枠。やはり本命は内枠からとりたいところ。

 かつ、地方ダートとは異なり480kgを切るような小柄な馬や牝馬も好走できる舞台。それこそ、この条件を全て満たしたサンビスタ(内枠・小柄・牝馬)が穴を開けたわけで。

 で、今回条件を満たすのが本命ノンコノユメ。2年前に1枠2番で2着と好走していて、今回は2枠4番。450kgという小柄な馬。5走前から去勢してセン馬として走っていますが、前走を見るとようやく体調が戻ってきた印象を受けますし、ここも見据えたC・デムーロJ継続騎乗。内が空かなかったらこりゃどうしようもなく、内にこだわって終いにかければ勝ち負けだと見ました。

 ○ケイティブレイブ、▲グレンツェントも1ケタ馬番。このレース、血統面では芝G1馬が父か母父にいて、かつ米国型がセットになっているとベスト。ケイティブレイブアドマイヤマックス×サクラローレルと芝芝すぎる印象もありますが、なんと言っても枠がベスト。スタートさえ決まれば逃げなくとも番手は確定で、ふわっとしたペースになれば残り目あるかと。

 グレンツェントネオユニヴァース×キングマンボでドンピシャ。ここ3走揮いませんが、480kgを切る小柄な馬にとってはありがたい舞台替わりですし、アンタレスS、平安Sは控えすぎたのが敗因だと思っていて、4走前に同舞台の東海Sを勝った時のような3角8番手前後につけられれれば、全く見限れないかと。

 さらに穴でアポロケンタッキー。血統的には米国×米国で、大型馬の外枠とここまで触れてきた条件的には真逆になりますが、ややムラッ気があるこの馬にとっては外枠はむしろプラス材料。また、本質的にはもっと前にいける馬で、このメンバーなら7、8番手にはつけられるはず。そうなれば、とぼけてしまった前走よりは確実に走ってくれるでしょうし、東京大賞典でまとめて負かしているメンバーが相手。激走があって不思議ないかと。

 あとは4頭を△で押さえておしまい。コパノリッキーは逃げたらかなり怖いですけど、1枠1番だとリカバリーが効かず、ちょっと逃げの確率が下がった気もするので思い切って消しで。馬券は3連複2頭軸×3本で。

3連複2頭軸 ◎ー○ー▲☆△

        ◎ー▲ー○☆△

       ◎ー☆ー○▲△