続々々・メガネのつぶやき

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07−08 その39 プレミアリーグ マンチェスター・C−エバートン

 CL圏内の4位を目指ししのぎを削るチーム同士の直接対決。リバプールのここ数試合の勝ち方が良く、この後勢いに乗っていく気配が感じられるだけに、両チームの「勝ち点を離されてたまるか!」という気合のぶつかる好ゲームを期待して、朝5時から見てました。
マンチェスター・C 0−2 エバートン
スコア 30分 ヤクブ(エバートン
     38分 J・レスコットエバートン

 エバートンの守り勝ち、という言葉がピッタリの試合だったかと思います。試合を通してのポゼッションやチャンスの回数はマン・Cの方が多かったように思いますが、結局は「攻めさせながら上手く守っている」(by 倉敷さん)状態のまま90分が終った印象です。4バックはリスクを背負わずにやや低めのライン設定にして、最後のところは何もさせないという守り方を見せていましたし、時にはそこにカーズリーとF・ネビルまでしっかりと戻って6枚でガチッと守るシーンもありました。さすがにこれだけ引かれてしまっては、毎試合得点こそあげているものの、今一つ迫力に欠くマン・Cの攻撃陣では厳しかったかもしれませんね。さらにいえば、マン・Cの攻撃のキープレイヤーであるベンジャニにはヨボが、ペロトフにはヒバートが、マンマークとまでいかないもののしつこくしつこく張り付いていて、最後までほとんど仕事をさせなかったことも勝利の大きな要因かと思います。これでリーグ戦だけを見れば5試合連続のクリーンシート(完封勝ち)。この安定感をキープできれば、久々のCL出場も夢ではないですね。そのためには、どんな形であれ先制点を奪うことが大事になってくるでしょう。
 一方のマン・Cは攻めても攻めても結果にならず、そのうちだんだんと焦りと苛立ちが出てきてミスが増え、最後はペトロフが我慢しきれず非紳士的行為(報復といってもいいか)で退場する(全くありがたくない)おまけ付きでの敗戦。この冬の補強で攻撃陣に思ったほどテコ入れが出来ず、毎試合点は取れているんだけど攻めきれていないという人づての評価通りの試合となってしまった印象です。