続々々・メガネのつぶやき

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スポーツナビ|アルベルダ、バレンシアとの交渉決裂で裁判がスタート

 この間発売されたワールドサッカーダイジェストにてこの問題が取り上げられた中で、

アルベルダカニサレス、アングーロの3人は、昨年に揃って契約更改を行っているのだが、その際、いずれも条件提示を巡ってフロントと激しく衝突していたのだ。(中略)当時からソレールは、既に30歳を過ぎた彼らとの契約延長には否定的だった。にもかかわらず、このベテラン3人の要求を呑んだのは、キケ・フローレス前監督の存在があったからだ。(中略)ところが、今シーズンの成績不振によってサポーターから圧力がかかり、当初は想定もしていなかったキケの解任に踏み切らざるを得ない状況になる。慌てたソレールだが、しかし保身の塊である男はただでは転ばない。新監督に迎えたクーマンがチームの若返りを望んだこともあり、ここぞとばかりに厄介モノである古参3選手のクビを切ったのだ。つまり、クーマンの構想に彼ら3人が入っていなかったのは事実だが、シーズン途中での戦力外通告を決断したのは、ソレール会長だったというわけだ。
(ワールドサッカーダイジェスト No.261より)

 という事実があったり、今回裁判に突入してしまった最後の出来事として、

ただ、20日深夜に行われた会談では、ラファエル・サロム副会長が世論からの批判を受けてその移籍条件(レアル・マドリーバルセロナ、セビージャ、ビジャレアルアトレティコ・マドリーへの移籍は認めないとする内容)を撤回し、金銭面、移籍の条件面で合意間近となっていた。その交渉を21日に入り突然ストップしたのが、バレンシアソレール会長。サロム副会長からの報告を受けたソレール会長は、アルベルダ側にビジャレアルに移籍する場合は移籍金300万ユーロ(約4億8000万円)を支払うよう要求。その会長からの一言を受けて交渉は決裂した。

 というものがあったり、つまりは、「ソレール会長が元凶」という結論は動かしようがない事実。クーマン監督については、ネガティブなイメージがついてしまったのはある意味正当なことであり、ある意味不当なことなんだろうなぁというのが私の考えです。まあ、例え不当なものであっても、クーマン監督のキャリアは先が見えなくなりましたし、これ以上話が大きくなると、この強硬な改革が結果的にバレンシアの復活に結びついたとしても、バレンシアに関わる全ての人に失望をもたらすことになるのは避けられないとは思います。しかし、ここにきてキャプテンに指名されたバラハ、マルチェナカネイラが数少ないクラブ側(自身の意思かどうかは不明)としての立場を作らなければならないのはかわいそうで仕方ない。在籍年数で考えれば選ばれるはずだったビセンテじゃ無くカネイラが選ばれたのも、ソレール会長の「鶴の一声」との噂らしいし。
 ちなみに、WSDの記事によると、アングーロはアルベルダほど田クラブの引きが強くなく、移籍金も見込めないため比較的穏便に話が進んでいる(1月の移籍は叶わず)、カニサレスは戦力外の立場を受け入れて来年6月までの契約を全うするか、違約金を支払って契約解除するかの2択とのことです。