続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

中断明けに向けて

 FUJI XEROX SUPER CUPから始まった怒涛の3ヶ月が、ようやく終わりました。改めて振り返ると、3月3日の柏戦から5月30日の広州恒大戦まで89日間で20試合、つまり、4.5日に(中3.5日で)1試合というペースで試合をしていたことになります。欧州トップクラブチームのカレンダーなどを見ていると、「これぐらい当たり前や!」と言われる方がいるかもしれません。私も、そういう考えがゼロではありませんでした。しかし、いざ自分の応援するチームがこのスケジュールをこなしながら戦う姿を追いかけてみると、如何にそれが厳しいことであるかを、まざまざと見せ付けられた感があります。(多くの方がツイッターなどでもつぶやいていましたが)選手たちの頬のこけ具合はなかなかに強烈でしたし、怪我で倒れていく選手も多く、Jでは「迎え撃たれる」ことの厳しさを痛感しました。しかし、就任1年目であること、J1復帰1年目であること、そして、ACL初挑戦だったことを踏まえてトータルで見れば、この20試合を10勝3分7敗、28得点22失点といずれもプラス収支で終えることができたことは、素直に素晴らしいことだと思っています。ちなみに、同じくACLに参戦してタイトなスケジュールをこなした柏は9勝3分8敗、32得点27失点、名古屋は7勝6分6敗、25得点22失点、G大阪は3勝3分12敗、20得点38失点。試合数がバラバラなので一概には言えませんが、貯金数と得失点差が一番良いのも胸を張ってのいいかなと。


 トップチームについての1つ前のエントリにおいて、「やろうとすることに対して理解はするけど…」というニュアンスを締めのセンテンスとして書きました。目指す先にあるサッカーの魅力と、そこへ歩を進めるチームのブレなさに共感は持ちつつも、ポポヴィッチ監督の頭の中にも多少の「現実的選択」は備わっていて、それが上手くチームにまぶされることを期待する面もあって、全肯定はしませんでした。ただ、そのエントリを書いて以降の5/12新潟戦、5/20鳥栖戦、5/26浦和戦、そして5/30広州恒大戦の4試合を見た今は、この「プロパガンダ」に乗せられて、この「スタイル」に魅せられて、選手たちの「やっていて楽しい」という言葉とともに成長する姿にほだされて、もう変な迷いは消え失せました。このスタイルがさらに極まり、選手たちのスキルに更なる向上が見られるのなら、新潟戦のように支配して、あるいは鳥栖戦のように貫き通して、はたまた浦和戦のように相手と真っ向ぶつかって勝っていける試合は絶対に増えるし、広州の地で味わった悔しさを喜びに変えることだって絶対にできる、そう信じさせてくれるだけの説得力が十分にあったと感じましたし、そう感じたのであれば、チームの歩みに対して迷いを持って寄り添うことは失礼なことなのかなと思いますし。
 もちろん盲目的に、とは言いません。このままでいいとは思わない戦術的な部分が依然としてありますし、交代の遅さや膠着した場面で意外と動けないといった采配の部分など、大なり小なり不満はあります。また、このスタイルがほぼ普遍である以上、見る側からすれば良かった点と悪かった点を定点観測できるというか、判断基準を定めやすいわけですが、(別に私に見る目があるとは思いませんが)私なりに3ヶ月間試合を見てきて、このスタイルに対しての基準はできました(それが何であるか書くと長くなるので割愛)。なので、シーズン立ち上げからここまでは概ね好意的に書いてきたつもりですが(恣意的にではなく、素直にそう思ったから書いたものですけど)、中断明けは良い悪いをハッキリと書いていけたらなと思っています。言葉はあれですけど「イエスマン」になってしまうことほどつまらないことはないですし、アマチュアブロガーは良くも悪くも「妄想」と「言いっ放し」が出来るわけですしね。


 そんなわけで、これからも他チームと比べればポポヴィッチスタイルにはより一長一短がつきまとい、一進一退を繰り返す日々が続くことになるでしょう。目指すべき高みに辿り着くことが一朝一夕に叶うはずもなく、試合結果やその内容に一喜一憂する日々が続くことになるでしょう。それでも、私にできることは選手の一挙手一投足から目をそらさず、感じたことを文字にするだけかなと。ACLとの出会いを一期一会になんか絶対したくないから、中断明けはこれまで以上に集中して、剋目して、Jリーグの戦いを追いかけていけたらと思っています。バモストーキョー!