めちゃくちゃ久しぶりのこのカテゴリですが、試合自体はちょこちょこ見てるんですよ。ただ90分フルで見れなかったりで書いてこなかったということで。で、今週(昨日の深夜か?)は好カード目白押しで、しかも今日が祝日ということも相まって、眠気を気にすることなく3試合一気に見ました。ネタバレのため畳みます。
その32 プレミアリーグ マンチェスター・U 1−2 マンチェスター・C
スコア 23分 D・ヴァッセル(マン・C)
45分 ベンジャニ(マン・C)
90分 M・キャリック(マン・U)
「ミュンヘンの悲劇」から50年を迎えたユナイテッドの初戦がダービー。非常に独特な空気が画面を通して伝わってくる試合でしたが、勝ったのはシティでした。ユナイテッドはルーニーとエブラ、シティはエラーノとコルルカという攻守の主力をサスペンションなどで欠いた中の試合でしたが、影響が大きかったのはユナイテッド。やはりルーニーの代わりはどこにもいませんでしたし、またロナウドも代表戦の影響があったのかキレを欠きましたし、リオ、ギグスなどにもいつもは見られない凡ミスが目立ちました。ただでさえダービーでダブルを食らうわけにはいかないというプレッシャーの中、そこに大きな悲劇を乗り越えるための勝利を求められてしまい、どこかで固くなったということなんでしょうかね?
かたやシティはほぼ完璧な試合。誰もが期待を裏切ることのないプレーを見せてくれましたね。なかでもリチャーズとオヌオハの2人はパーフェクトなパフォーマンスでした。年が明けてからは一時の勢いがなくなり、目標のヨーロッパが少し遠のいたのかな?という感じでしたが、およそ半世紀ぶりのシーズンダブルでなんとか踏みとどまりましたね。冬の移籍で得点力不足を解消するまでに至る補強は出来ませんでしたが、守備陣が今後も耐えれるようだとまだまだ目が離せませんね。
その33 プレミアリーグ チェルシー 0−0 リバプール
スコア No GOAL
中盤の潰し合いが激しすぎて、何だかボールの行方が落ち着かない、局地戦が多いという印象の試合でした。それがダメと言うわけではないんですが、ジェラード、ランパード、バラックとボールを散らせる選手がいながらもこういう展開になってしまったのは、いささか残念というか期待はずれの試合でした。ただ、逆の見方をすれば、両チームの中盤のフィルタリングは素晴らしいの一言。マケレレ、マスチェラーノはもはやこれくらいは当たり前と言うところですが、ルーカスがここまでファイトできる選手だったとは思いませんでした。リバプールはシソコをユベントスに放出し、シャビ・アロンソが怪我がちでこのポジションが手薄になった印象でしたが、ルーカスが今後もこのようなプレーを見せられるならば、ベニテス監督は心強いんじゃないでしょうか?
その34 ブンデスリーガ バイエルン 1−1 ブレーメン
スコア 6分 ジエゴ(ブレーメン)
32分 ゼ・ロベルト(バイエルン)
最初は高原・稲本がいる(いた)フランクフルトがらみしか放映していなかったフジCSのブンデスリーガですが、現在はその他の注目カードやハイライト(ただし全編英語)もいつのまにか放送していました。これは嬉しい限りです。まあ、このカードは倉敷さん・金子さんコンビで見たかったけどなぁ。
それは置いといて、注目の首位攻防戦は1−1の痛み分けで終了。ブレーメンはCLで数回見たのでともかく、動くバイエルンは今季これが初見。大型補強を敢行したバイエルンがどんなサッカーをしているのか非常に興味深く見ていたんですが、正直言えば期待はずれ。すでに攻撃の中心となったリベリがサスペンションでいなかったせいもあるんでしょうが、何かボールの回りがスムーズではなく、重たいサッカーをしているなぁという印象でした。たまたまこの日がそうであったということかもしれませんが(他の試合は一切知らないので何とも)、こんな試合を続けているようでは、当初期待された「ぶっちぎり」は望めませんね。ただ、デミチェリスがすっかりCBとして貫禄を漂わせていたのにはいい驚きを受けました。このパフォーマンスなら(個人的にお気に入りの)ヴァン・ブイテンが出てこれないのも仕方ない。