続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

打ち止め?それとも…

羽生直剛選手 完全移籍加入決定のお知らせ
http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/fctokyo/news/200801/CK2008011502079586.html
伊野波雅彦選手 鹿島アントラーズへ完全移籍決定のお知らせ
エバウド選手 サントス(ブラジル)へ期限付移籍決定のお知らせ
http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/fctokyo/news/200801/CK2008011602079842.html

 連休明け、また一気に移籍の話が飛び込んできました。長いので畳みます。
 まずはINから。羽生はオフィシャル内のコメントで、

イビチャ・オシム監督に育てられた自分にとって、城福新監督が理想とする「人もボールも動くサッカー」はとても魅力的なものであり、もしその理想のサッカーの実現のために自分ができることがあるのならば挑戦してみようと決意するに至りました。

 と、短い中に今回の決断に至るまでの経緯をしっかりと述べてくれています。「イビチャ・オシム監督に育てられた自分にとって」という一文は千葉への恨み節*1、というのは穿った見方かもしれませんが、イビチャがありえない形で川淵に引きずり出され、アマルが残念な形で千葉を去った事で沸き起こったフロントへの不信感が大きな原因の一つなのかなぁ、と感じる部分があります(本人はそんなことを公に言うことは絶対にないでしょうけど)。そして、城福さんのサッカー観の確かさ、今シーズン以降自分がやりたいことを伝える際の説得力の強さに希望を感じ、ようやくそれを体現できる核となる選手が来てくれた事に、限りない喜び・嬉しさを覚える次第です。さらに言えば、しばらく東京に欠けていた「(年齢的に)中堅のキャプテンシーを持った」選手という意味でもとても大きな補強。その点ではすでに

東京は若くていい選手がそろっているが、チームで一つになって戦う部分が足りないと感じていた。僕がそういう部分を示したい。
トーチュウwebより)

 と、非常に殊勝な言葉も示してくれました。その言葉を素直に信頼して応援していきたいと思います。
そして大森。これは全くもって想定外な話ですが、最終ラインならどこでも出来る大森がいることにこしたことはなく、向こうさんのゴタゴタに乗じてという形ではありますが、獲得できるのであれば諸手を挙げてウェルカムです。


 続いてOUT。噂のあった伊野波・エバウドが正式発表となりました。伊野波については先日書いたとおり頑張って欲しいです。もちろん対戦の際には最大限のブーイングを飛ばすことになると思いますが*2、何とかポジションを奪えるよう頑張って欲しいです。エバウドはレンタル。何の事情でレンタルになったかは分かりませんが、ササ同様「レンタル→そのうちどこかへ完全移籍」という流れになる気がしますね。もう少しプレーを見たかったですが、今となっては夢か幻か、という感じでしょうか。頑張ってください。
 そして、ノリオはついにトーチュウに出てしまいましたね…。これは決定事項として受け止めるしかありません。ただ、正直言って、心の底から新天地での活躍を祈ってあげられる気持ちにはなれません。それはやっぱり…ノリオが大好きだから。いや、正確に言うと「青赤のユニフォームを着て、味スタの左サイドをノープランで突っ走るノリオ」が大好きだから。「良くも悪くも『ド天然』なプレーを味スタで見せてくれる」ノリオが大好きだから。神戸のクリムゾンレッドのユニフォームを着て躍動するノリオなんて、今は想像できないし、したくもありません。ただ、環境が変わって何か得るものがあるかもしれませんし、この移籍を機に、日本を代表するレフティーになる可能性だって秘めてるはずです。そういう意味では、周りはがやがや言うでしょうけど、ノリオ自身は前だけを見て突っ走って欲しいと思います。


P.S 開幕戦の相手は神戸なんだね。いきなりかよ(苦笑)

*1:水野、山岸、水本、羽生、佐藤勇人が軒並み移籍する(まだ未決の選手もいますが)のは、そういうことなんでしょうよ。よそ者が下衆の勘繰りをするのは申し訳ないけれど。

*2:鹿島HPの加入のコメントに「小さい頃からの憧れだったアントラーズに、移籍という形ですが、入ることができてうれしく思っています。」と、さも東京に入ったのは何かの間違い的なコメントを発したからには、それ相応のことを受ける覚悟があるということでOKですよね?