続々々・メガネのつぶやき

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中山記念

 春の中山開催の号砲となる中山記念です。過去の傾向を探ると…

1:欧州型ノーザンダンサー系やトニービンなどのスタミナ血統や母父サンデー
2:内枠有利。脚質的には前付け、マクリができる馬
3:中山巧者。特に前走東京や京都で負けている中山巧者

 1は春開催ということで野芝よりエクイターフが強い馬場となり、マイルで切れ味を活かすような馬やサンデー系はそれほど期待値が高くありません。過去5年、唯一父サンデー系で勝利したヴィクトワールピサも父はパワー型サンデー系のネオユニヴァースで、そもそも地力が違った形の勝利でしたし、父サンデー系で3着内に入った馬も母父はノーザンテーストメジロマックイーントニービンなどスタミナ、パワーを持った馬ばかりです。逆にホワイトマズル産駒のシルポート、(不良馬場とは言え)オペラハウス産駒のテイエムアンコールトーセンクラウンと欧州型ノーザンダンサー系は穴で狙い目となる血統です。それ以外では、昨年母父サンデーがワンツー。昨冬の朝日杯FSでも母父サンデーがワンツースリーを決めており、「父スタミナ・パワー×母父サンデー」が中山での新たなトレンドになるかも?
 2は開幕週ということもあって、とにかく内枠有利。特に12頭以下の少頭数となった09,11,12年はヴィクトワールピサ以外の3着内8頭すべてが6番より内。また、外枠から馬券になったショウワモダンエイシンドーバーも2コーナー10番手以下→4コーナー4番手以内とマクリを決めており、後ろから構えて直線だけで…という馬はかなり厳しいでしょう。3は言うまでもない条件ですが、特に前走京都や東京でキレ負け、スピード負けした馬が人気を落として巻き返すパターンが狙い目でしょう。これらを踏まえて、最終決断は以下のとおり。

◎ 04.トーセンレーヴ
○ 10.ダイワファルコン
▲ 09.シルポート
△ 02.リアルインパクト
△ 12.ダノンバラード
× 08.アンコイルド
× 03.カリバーン

 本命はトーセンレーヴ。父ディープインパクトは(まあ、どこもそうですけど)このコース首位の種牡馬で、母父は欧州型ノーザンダンサー系のカーリアンと血統バッチリ。ダービー以降×○のリズムをきれいに続けていて今回は○の番ですし、4走前のエプソムカップは良馬場発表が嘘とも言える重たい馬場を最後まで長く脚を使って押し切っている点からパワー負けすることはないでしょう。また、ここ3走は全て外枠で内の馬に負けているだけで、特に前走の京都金杯は内しかどうしようもなかった馬場だったことを考えれば度外視可能。今回は内を引き、前走のように5、6番手から積極的に競馬をすれば巻き返しは十分できると踏みました。
 対抗ダイワファルコンは父がトニービン産駒のジャングルポケットで母父サンデーとこちらも血統バッチリ。2走前の福島記念は早め先頭から押し切る小回りの巧さを見せていて、昨年のような完敗はありえないかと。北村宏Jが土曜日に若干負傷したようで、そこだけが心配ですが。3番手シルポートは昨年2着で適性があるのは言うまでもなく。よほどのことがなければ逃げるでしょうし、昨日の馬場を見ればそのまま残る目も十分にあって、ここまで人気を落としなら逃げ切りという馬券も買いたいですね。リアルインパクトは昨年3着で今回も内枠。リピーターが走りやすいレースの中、条件再現で今年も勝ちきる画は浮かびませんが、2、3着なら。ダノンバラードは上手く好位が取れればしっかりと馬券に絡む、たとえば折り合いを欠くとか、外々を回らされたらダメ、とにかくこの枠がどうなるかだけでしょう。あとは連勝中の勢い+欧州×欧州というパワー血統のアンコイルドコイントスの近親でオールカマー3着がありながら全然人気のないカリバーンまで。8枠2頭は外枠がはっきりと苦戦傾向が出ていて、それでいて1、2番人気なら消しの手でしょう。こられたらごめんなさい。馬券は以下のとおり。馬連3連複はトーセン、ダイワ重視、3連単シルポート逃げ切りの目を。

馬連 04−09,10,12 各300円  04−02 200円
3連複F 04−09,10−02,03,08,09,10,12 各100円(9点)
3連単F 09→04,10→02,03,04,08,10,12 各100円(10点)