続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

安田記念

◎ 12.ダークシャドウ
○ 07.グランプリボス
▲ 10.ロードカナロア
☆ 08.マイネイサベル
△ 02.ショウナンマイティ
× 01.カレンブラックヒル
× 15.ヴィルシーナ
× 11.ヘレンスピリット


 数少ない父サンデー系が劣勢である安田記念。ここ3年はスマイルジャックが2年連続3着、ストロングリターンが2着→1着、母父サンデーが4年連続で毎年1頭3着内など、リピーターレースの傾向が見て取れます。また、前走34秒5以内で上がり2位以内だった脚を見せた馬の好走が目立ち、昨日の東京芝を見ても十分差しが届く馬場になっている点も考慮しなければいけないですし、今開催の東京が「距離短縮>同距離>距離延長」という傾向がはっきり出ていて、血統面でも昨日の9Rマイル戦での1、2着馬が父ジャングルポケットハーツクライ、12R1400m戦に至っては1着から順に父スズカマンボロージズインメイマヤノトップガン。非常にスタミナ、パワーに寄っている点も、きっちり頭に入れておかないといけないと見ています。
 それらを踏まえて、本命はダークシャドウ。ここが初のマイル戦となりますが、層が分厚い中距離戦ではやや頭打ちの感もあって、層が薄いここに矛先を向けるのは至極当然なことだと思います。脚質的には昨秋の天皇賞・秋やジャパンCで見せた中団差しというイメージがあり、ジャパンCの推定上がりは32秒8と確かな脚を使えることは言わずもがな証明済みですし、前走3コーナー3番手という先行レースを見せながら、推定上がり33秒9の脚を使えたのは、マイル戦に必要な前向きさを見せたという点で大いに収穫だったかと。血統的には父ダンスインザダーク×母父Private Accountという構成で、先ほど父サンデー系が劣勢と書きましたが、ダンスインザダークに限れば04年1着ツルマルボーイ、07年3着ジョリーダンス(9人気)、12年4着ダノンヨーヨー(17人気)と非常に相性が良く、例外扱いしていいでしょう。母父ダート血統なのも安田記念の傾向の1つで、5人気ならここから狙ってみていいかなと判断しました。
 対抗グランプリボスは昨年が13人気2着と大激走。もちろん、もともと東京マイルG1ウィナーなわけで、これぐらい走っても全く不思議なかったわけですが、その後も成績落ちは全く見られませんし、今年リピーターの資格があるのはこの馬だけ(昨年1着ストロングリターン、3着コスモセンサーは出走せず)。勝ちまであるかは何とも言えませんが、凡走もないのかなと。そして、このレース最も注目を集めているロードカナロアは単穴評価。まずは、スプリント・マイル路線が完全に区分けされて、ここを横断的に挑戦する馬がほぼいなくなった時代にあって、この挑戦をした陣営には賞賛の声を届けたいと思います。で、もちろん焦点は「マイル、いけるの?」なわけですが、私は「問題なし」と答えます。ただ、「今の東京マイル」となると、冒頭にも書いた通り距離延長組はかなり苦しい結果が事実として出ていて、しかも400m以上の距離延長となると、さらに厳しい数値となっています。なので、「実は適距離がマイルで、みんなが思っている以上の強さを見せて完勝」という想定の馬券は買いますが、「今の東京芝に求められる中距離以上のスタミナは持っておらず、最後一伸びを欠いて善戦止まり」が可能性としては大きいと思っているので、単穴止まりとしました。
 大穴として面白いのがマイネイサベル。前走ヴィクトリアマイルは、あの乗り方で正解だったと思います。まだ内・前目が有利な馬場で1枠1番だったので、あそこで引いて内詰まって…とか外ぶん回して届かず…をやるよりは、あの積極策は素晴らしい判断でした。が、本質的には昨秋の府中牝馬Sのように中団で脚を溜めて、上がり33秒台の脚を使えるタイプで、マイルよりはやや中距離寄りの戦績は今の馬場に向いているはず。もちろん、目イチは前走だったと思いますが、無欲で溜めて、例えば内がポッカリ空いてというシーンがあれば、あれよあれよと差してきても全く驚きません。ショウナンマイティの末脚のキレはこのメンバーなら間違いなくナンバーワン。ただ、それを阪神でしか見せておらず、東京にきて不発の恐れがかなりあると思うので、印はここが精一杯かなと。あとは、先行して残り目のありそうなカレンブラックヒルヴィルシーナヘレンスピリットを押さえておしまい。8枠は…すべて父サンデー系ですし、使える脚に限りがありそうなので思い切って全消しで。

馬連 07−12
馬単 10→07,12,08,02
3連単 12→02,07,08→01,02,07,08,10,11,15