続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

日本ダービー

◎ 13.マイネルホウオウ
○ 01.キズナ
▲ 07.ヒラボクディープ 
△ 02.コディーノ
△ 05.メイケイペガスター
△ 10.タマモベストプレイ
× 12.サムソンズプライド
× 03.アポロソニック
× 08.ロゴタイプ
× 09.エピファネイア


 オークスの予想時にも書きましたが、今の東京芝コースは「時計は出るけど、血統的にはスタミナ・パワー(ダート)寄りが向く」バイアス。昨日も、例えば1000万下のマイル戦で1分32秒8という早めの勝ちタイムが出ながら、1着馬からシンボリクリスエス×サンデーサイレンスアグネスタキオン×Storm Catタニノギムレット×トニービンと、2000m戦と言われても納得できる血統の馬が馬券に絡んでいました。また、その他のレースでもディープインパクトキングカメハメハグラスワンダーメイショウサムソンといった2400m以上のG1勝ち馬や、ニューイングランドブラックタイドサムライハートトーセンダンスといった非主流のサンデーサイレンス系など、明らかにスタミナ、パワー寄りの結果が出ていました。また、今日の4R(マイル戦)も、1着馬からステイゴールド×Tabasco Catゼンノロブロイ×ヘクタープロテクターアドマイヤドン×マーベラスサンデーとその傾向は揺るがない印象です(ちなみに4着もステイゴールド×ニホンピロウイナー)。ただ、1人気のタカラプリンス(シンボリクリスエス×サンデーサイレンス)が5着に飛んでしまった点をどう見るか?が悩みどころ。先週とは違い、外からもきっちり差しが届いている印象もあって、そうなるとロベルト系の粘り強さというものがやや薄れて、サンデー系やキングマンボ系のキレが勝つのが東京芝の特徴の1つでもあるので、そこは一応頭に入れておきたいかなと。
 続いて、ダービーの過去の傾向ですが、馬場改修後は本質がマイラーの馬でも来れてしまえる結果が出ていて、「内枠」と「先行馬」が圧倒的に有利。血統的には去年が5着以内全てがディープインパクトディープブリランテトーセンホマレボシワールドエース)かステイゴールドフェノーメノゴールドシップ)産駒で、過去3年の3着内9頭すべてが父サンデー系orキングマンボ系。人気にせよ、穴を開けるにせよ、この2系統は強く意識せざるを得ません。先週のオークスメイショウマンボは父スズカマンボでキングマンボ持ち、2〜4着は父ディープインパクトでしたしね。
 さらに、いろんなところで言われていますが、皐月賞の勝ちタイムが1分58秒台だった年が近10年で3回ありましたが、その時の皐月賞で3着以内に好走した馬でダービーも3着内に好走したのはタニノギムレットただ1頭。ただでさえまったく求められる予想が異なる中山と東京というコース替わりに加えて、小回り特有の流れで早い時計が出た皐月賞の結果は、ダービーに全くリンクしない点は否定できないでしょう。


 もろもろ踏まえて、本命はマイネルホウオウ。父スズカフェニックス高松宮記念勝利やマイルCS3着など短距離で活躍した印象がありますが、未勝利勝ちはダート戦で、500万下と1000万下の勝ち上がりは函館2000mと、3歳時にはスタミナ、パワーもそこそこ見せていました。それはスズカフェニックス自身が父サンデーサイレンス×母父Fairy Kingという堂々のクラシック血統という面があるのかなと。また、母父はフレンチデピュティですが、母母父リアルシャダイ、母母母父シルバーシャークで在来牝系と母系にスタミナの要素もあるので、言われているほど距離延長に不安はないかと。臨戦過程はご存じのとおり、スプリングS皐月賞を諦め、ニュージーランドTからNHKマイルCと進んで見事戴冠。マイルの流れが向くことは一目瞭然ですし、前走は後方3番手からの競馬になりましたが、自身のテン−上がりの3ハロンが36秒1−33秒8。また、新潟マイルだったきんもくせい特別(ゴッドフリートの2着)が36秒8−32秒8。まあ、これがそのまま今回に当てはまるとは言いませんが、去年のフェノーメノと重ねれば、このぐらいのテンの入りで10番手前後につけられると思いますし、そこから34秒台前半の脚を出せれば勝ち負けまである計算は成り立ちます。柴田大Jは初のダービーになります。どんなポジションからでも思い切って、この馬を信じて乗ってほしいなと。
 対抗キズナ、3番手ヒラボクディープも別路線組から。両馬とも父ディープインパクト×母父Storm Catと血統的には今回一番推せる構成。脚質は全く別ですが、キズナの末脚の確かさはここで言うまでもないでしょうし、ヒラボクディープも前走は後ろのレッドレイヴンを気にしすぎて仕掛けが遅れただけで、もっと早めに動いても粘り強く脚を伸ばせるタイプ。2頭まとめてくる可能性は高いと見ています。もし、ヒラボクが早めに止まってしまう、あるいはキズナが差し届かずとなった場合に食い込んできそうなのは、父キングカメハメハで東京替わりがプラスに働くコディーノ、先週とにかく穴馬を出しまくっていて、サラッとした馬場に替わるのはプラスと見るフジキセキ産駒のメイケイペガスタータマモベストプレイの3頭。3連系の押さえとして、仮に大逃げなどして残ってしまう目を警戒してのアポロソニックサムソンズプライド皐月賞好走組で、血統的には合わないながらも単純な実力の高さに敬意を表してのロゴタイプエピファネイアまで。

ワイド 13−01,07,02
馬連 13−01,07,02,05,10
3連複 13−01,07−01,02,03,05,07,08,09,10,12
3連単 13→01,07→01,02,03,05,07,08,09,10,12
     01,07→13⇔01,02,03,05,07,08,09,10,12