続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

クイーンS

 ここでの好走を機にクラシックでも活躍した馬が出ている3歳牝馬限定重賞。過去の傾向を探ると…

1:外枠も気にならない
2:米国×サンデー系の組み合わせ

 年初からどちらかと言えば内枠有利な傾向が出ているレースが多かったですが、このレースは毎年2ケタ馬番の馬が1頭は馬券になっており、9番より外という目線に変えれば過去5年の3着内15頭中11頭が該当。決してこの時期は内が伸びない馬場ではないんですが、この時期の牝馬限定だけに揉まれずにレースを進められることがプラスに働いているのではないかと。そして、血統的には「米国×サンデー系」の組み合わせが目立ち、12年には6人気3着エクセラントカーヴ、11年には4人気3着デルマドゥルガー、10年には10人気2着プリンセスメモリーと穴もバシバシ。東京に求められるサンデー系のキレ+この時期にアドバンテージになる米国系の体力という組み合わせが奏功するんでしょう。これらを踏まえて、最終決断は以下のとおり。

◎ 04.スイートサルサ
○ 05.コレクターアイテム
▲ 14.オーキッドレイ
△ 08.トロワボヌール
× 02.イリュミナンス
× 12.ジーニマジック
× 01.サトノフェアリー

 本命はスイートサルサ。前走フェアリーSは5着に敗れましたが、未勝利勝ちから即重賞挑戦で、先着を許したのはいずれも4コーナーで自分より前にいた馬。きっちりメンバー最速の上りは使っているので展開に泣いた敗戦という理解で問題ないでしょう。オープン2戦目で慣れが見込めますし、未勝利勝ちの東京マイルに舞台が替わりますが、父デュランダルは東京マイルに限れば絶大な信頼を置ける種牡馬なので絶好の舞台替わり。母父はダンチヒ系のGrand Rodgeで体力も補えていますし、人気3頭の中ならこの馬を1番に取りたいなと。対抗コレクターアイテムはフラットに見れば実績上位は明らかで、アルテミスSで輸送と東京コースは克服済み。父ハーツクライ×母父Storm Birdで血統的にも問題ないとくれば、対抗以下には落とせないかなと。3番手オーキッドレイは外枠で父ディープインパクト×母父クロフネ、ここ3走いずれも上がり3位以内と走れる条件は揃っています。2走前にはエピファネイアからコンマ5秒差ですから、ここで頭を取っても驚かないかなと。
 穴で面白いのはトロワボヌール。過去5年の3着内15頭中5頭が母父サンデーでしたが、このレース母父サンデーは3頭出走。で、過去の母父サンデーの父を見るとタニノギムレットファルブラヴジャングルポケットテレグノシスと欧州系が圧倒していて、今レースの母父サンデー3頭のうち父が欧州系なのは、バゴ産駒のこの馬だけ。バゴ産駒といえばもっさりしたイメージがありますが、今世代は芝でも走っている馬を複数出しており、明日の共同通信杯にもマンボネフューが出走するなど今までとは明らかに違います。母チューニーなので東京はあっているでしょうし、前走牡馬混合の2000mを使っていて体力的にはここでも最上位ですし、3着にこっそり来ていそうな雰囲気を感じます。あとは明らかに広いコース向きなイリュミナンスディープインパクトの近親で、先行させたらしぶといダイワメジャー産駒のジーニマジック、揉まれて嫌気を出さなければイン差しがありそうなサトノフェアリーまで。馬券は以下のとおり。

馬連 04−05 600円  05−14 300円  04−14 100円
ワイド 08−04,14 各500円
3連複 04,14→05→01,02,04,08,12,14 各100円(計10点)